真打ち登場! ペルトモレノ氷河 (Argentina⑨) | 100回行こう、ヨーロッパ 

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  100 回行こう! と勢いはよくても、実際の訪欧はまだ約40回。欧州その他への
  これまでの 100 回超の海外旅行で 体験したことや、思ったこと ・ 感じたことを
  つれづれに記してみる。  【タイトル背景はプラハ】


前日のピエドマ氷河に続き 今度はペルトモレノ氷河を見に行く。ペルトモレノ氷河はアクセスが容易で、巨大かつ美しいので ピエドマとは人気度が違う。パタゴニアのガイド本の表紙を飾るのは 大抵がこのペルトモレノ氷河である。

観光の基地となるカラファテから1時間半で行ける、氷河に土の混じりがなく、青い色が射して美しい、展望施設の整備が進んでいて 海から、陸から といろんな角度から観れる などの特長がある。そのため観光客は ピエドマとはケタ違いに多い。ピエドマ観光では 昼食が付いて、観光船ではコーヒーまでサービスされたが、ペルトモレノ観光では、現地に着いても 各自で周るように言われる。船に乗りたけりゃ別料金です と頭が高い。更にペルトモレノ氷河に向かう道路の途中に関所があって、国立公園入場料というのを バス内にまで徴収に来る。一人2000円くらい。

それ程までに ぬかづいて観るペルトモレノ氷河であるが、演出 (意図して仕掛けているわけではないけれど)も さすがである。510分おきに、氷河の崩落する音が一帯に響き渡る。ダイナマイトの発破をかけたような音だ。氷河の先端といえども その距離は5㌔位に及び、湾曲しているので、どこで氷河が落ちているのか分からない。それでも、目前で崩落するのを 3回、目にすることができた。780㍍の高さの氷が 部分的に剥がれて水面に落下していくのは スローモーションを見ているようで、その後に 大音響が響き渡る。

次にどこが落ちるかを見守る人々で、観覧通路は鈴なりである。気を持たせるので、長い時間 その場を動かない人が多い。


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海から臨む

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陸から臨む

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空から臨む(氷河の先端 Ⓒウィキペディア