年が明けてしばらく経ちましたが、まだバイクの方は始動していません笑
寒いし…
そんな僕のような?寒くても自宅にいながらでも出来るHRC GROM簡単ツールのご紹介。
X(旧Twitter)フォロワーのほそかわ@KH26さんが作製した拙作ツール"A/F Mapper"です。
Mapper(以下、マッパー)を簡単に説明すると、ロガーで記録したCSVファイルからアクセル開度/回転数毎の空燃比の平均値と使用回数を生成してくれるツールです。
デフォルト画面ではHRC GROMのHRCセッティングツールのマップ作成画面と同じ割り振りになっています。
HRC GROMのマップに慣れていない方やマップツールを使用した経験が無い方は先ずはこちらから
マッパーを有効活用するに先ずは空燃比計とロガーの導入からになりますが、僕は空燃比計はPLX、ロガーはDroggerを使用しています。
マッパーを導入するまでは、ログデータを見ながらアクセル開度/回転数毎の空燃比の数値をピックアップする為にスマホを片手にパソコンと睨めっこ。
HRC GROMは縦(アクセル開度)8列、横(回転数)11列あるので全領域を調整していくのは結構大変な作業でした。
マッパーを使えばそれらの作業をかなり簡素化できて時間の短縮にもなります。
マッパーの使い方の説明をしていきます。
まず、ログデータをCSVファイルに変換。
変換したファイルをマッパーがインストールされたPCにBluetoothで転送。
マッパーを開いてから、受信したCSVファイルを展開。
ワンクリックです。
CSVファイルをマッパーで展開した空燃比一覧はコチラ
このようにHRCツールの枠毎に空燃比の平均値が数値化されている(画像の上)ので、この数値を基準に濃くしたり薄くしたりが簡単にできてしまいます。
燃料噴射量数値の変更はHRCツールの数値±1で空燃比0.1がだいたいの調整目安です。
画像の下は走行時の使用回数で、赤色が濃い程使用頻度が高い領域ですので、緊急時はその部分を重点に数値を微調整していきます。
実際使ってみるとマッパーを使う前のログと睨めっこして空燃比を微調整していくアナログ的な操作より、マッパー導入後の方が空燃比の平均値を微調整できるので調整後の空燃比数値は安定していました。
マッパー導入によって燃料噴射量の調整が簡素化され、マップの精度/完成度が高くなった事で部分的に増減した数値違いのマップを作成して簡単に比較できるようになりました。
マッパーのインストールはこちらから。
僕はHRC GROMのみの使用になりますが、他の車種でもCSVファイル形式のロガーであれば応用できるようですので是非導入してみてください。