昨日に続きまして、「元気再生事業」について報告します。
これは、レモングラスの特産品化を核としての農業の再生、観光の活性化等に取り組むことにより雇用の創出を始めとした経済の発展を目指したものです。
「農」農事組合が生産
「工」地元メーカーが商品開発と販売
「商」商品は、地元物産館や道の駅などで販売
「学」東大や九大等と共同研究
「その他」タイや上勝町の企業から指導を受ける
「官」全体コーディネイト
このように、農商工連携と産学官連携体制が構築されています。
レモングラスを選択した理由は、害虫や猪害に強く、手入れが楽な(無農薬栽培が可能)ため高齢者や人手不足に悩む中山間地等の農業活性化に有効であるということです。
レモングラスの乾燥葉は、1㎏あたり7,000円で販売。昨年度の売り上げは、2,400万円です。年々増加傾向にあります。単当たりの収入は、2回刈りで約40万円。
成長の要因として、市場を通さずに百貨店等へ直接出荷することで、価格決定に直接関与できる。また、多様な商品への活用が容易であるということが上げられます。
本市も、キクラゲの生産に力を入れていますが、思うような成果は上がっていないと認識しています。キクラゲも狭いスペースで、量は、出来ますが、出荷までに相当手間がかかります。やはり、そこをどうにかしないと所得向上にはつながりません。また、キクラゲの生産は、各地で盛んに行われていますので、出荷価格の下落という心配もあります。