彼女はずっと自分の国籍を笑いのネタにされていた。
テレビタレントをしている時代はそれがずっと嫌で仕方が無かった。
大御所のお笑いタレントに国籍を弄られても上手い切り返しをすることも出来ず、只々ヒステリックに反発するしか無かったが、むきになった彼女を見て回りは笑っていた。
そんな毎日が続き彼女は自分の出自をからかう芸人や日本人に嫌気がさし、そして徐々に日本への怒りを溜めて行った。
ある日政界への誘いがあった。
この先タレントとしての限界を感じていたのですぐその話に乗った。
そして、日本に対する恨みや、出自を馬鹿にされた鬱憤をここぞとばかりに選挙演説にぶつけた。
すると、やはり普段の生活に不満を持った若者や、サヨクと呼ばれる人たちから熱狂的な支持を受けた。
彼女の不満や怒りはそのまま彼らの不平不満をを代弁する形になった。
タレント時代は何をやってもウケなかったが、生まれて初めて大衆が自分の言葉で熱狂する姿を観た。
「これが私の探していたモノだ!」
政治家を天職だと思い彼女はその道にのめり込んでいった。
そして外国人やサヨク系市民の圧倒的支持を得て当選する。
国会議院になってからは水を得た魚のように、憎き日本人を相手に罵声を浴びせ続ける毎日。
日本を良くする事など一切考えなくていい、ただひたすら日本憎しで政権与党に罵声を浴びせ続けた。
その姿に市民もマスコミも喝采を送った。
と言うキャラを思いついたのでメモメモ。