けものみち

けものみち

漫画家・高岩ヨシヒロのブログです。
規制だらけのfbに嫌気がさしてpiggに避難中。
劇画『一つの戦史』國の防人【展転社】にて連載中です。
代表作は『松田優作物語』【秋田書店】

Amebaでブログを始めよう!

 

『日本(nippon)なにわ国』漫画新連載のお知らせです~

タイトルの読み方"にほん”“にっぽん”です。なんでニッポンなのかは描いた私にも分かりません単なるノリです、内容もノリで描いてます、
気軽に読んで頂けたら嬉しいです。
※タイトルロゴはDr・コパさんに書いて頂きました。読んだら運気も上がりますよ ハイ(high)。

↓以下のリンクにて配信中ですよろしくお願いします!

FOD
https://manga.fod.fujitv.co.jp/books/1674478/BT000167447800100101/

ソルマーレ(シーモア)
https://cmoa.jp/title/302859/


youtubeにてボイスコミックも配信中です。
よろしかったらこちらも併せてご覧ください!ありがとう『アクセルワン』様

【キャスト】
中島凡人 要涼太
中島かなこ 野々宮彩恵
木田 邦秋 峰晃弘
馬場 茂 廣瀬武央
安藤久美子 三瓶 由布子
豊玉彦之命の子孫 山口明日実
移民 村山胡桃
運転手 中嶋優貴
警察官 福原かつみ
ニュースキャスター 村山胡桃
https://youtu.be/sCwQZoft9m4?si=1q1Y_E64wIdes1qJ

 

彼女はずっと自分の国籍を笑いのネタにされていた。

テレビタレントをしている時代はそれがずっと嫌で仕方が無かった。

大御所のお笑いタレントに国籍を弄られても上手い切り返しをすることも出来ず、只々ヒステリックに反発するしか無かったが、むきになった彼女を見て回りは笑っていた。
そんな毎日が続き彼女は自分の出自をからかう芸人や日本人に嫌気がさし、そして徐々に日本への怒りを溜めて行った。

ある日政界への誘いがあった。

この先タレントとしての限界を感じていたのですぐその話に乗った。
そして、日本に対する恨みや、出自を馬鹿にされた鬱憤をここぞとばかりに選挙演説にぶつけた。

すると、やはり普段の生活に不満を持った若者や、サヨクと呼ばれる人たちから熱狂的な支持を受けた。
彼女の不満や怒りはそのまま彼らの不平不満をを代弁する形になった。
タレント時代は何をやってもウケなかったが、生まれて初めて大衆が自分の言葉で熱狂する姿を観た。


「これが私の探していたモノだ!」


政治家を天職だと思い彼女はその道にのめり込んでいった。

そして外国人やサヨク系市民の圧倒的支持を得て当選する。

国会議院になってからは水を得た魚のように、憎き日本人を相手に罵声を浴びせ続ける毎日。
日本を良くする事など一切考えなくていい、ただひたすら日本憎しで政権与党に罵声を浴びせ続けた。
その姿に市民もマスコミも喝采を送った。

と言うキャラを思いついたのでメモメモ。

漫画家・高岩ヨシヒロのblogです。
代表作『松田優作物語』(秋田書店)『NBA STORY』(集英社刊) 
劇画コミック『一つの戦史』(展転社刊)発売中!
A.L.E.N. アニメーションアカデミー漫画科教授。
---------------------------------

 

昔、クリスマスケーキを売っている店はうちの田舎に1軒しかなかった。

 

クリスマス近くになるとそのパン屋に2000個くらいの、町中の注文が殺到した。

 

そこのデコレーションケーキは店主がたった一人で作っていた。

 

ケーキの台を焼き、掌の上でくるくる回しながら器用に下地を塗り、クリームで薔薇の花びらや模様を描いて出来上がるクリスマスケーキはまるで芸術家の作る絵画や彫刻のように見事だった。

 

パン屋の家族は総出でケーキの箱を組み立てたりしていたが、箱を折るだけでも結構な手間なのにそれにも勝るスピードでオヤジの手からクリスマスケーキがガンガン量産されてゆく。

 

普段は応接間の、がらんと何もない部屋がクリスマスケーキで埋まって行く。

子供たちの身長よりも遥かに高く積まれたケーキの壁をワクワクしながら、そして

崩れたら大変だと不安になりながら眺めていた。

 

そしてケーキで部屋が埋め尽くされた頃に親戚の男たちがパン屋に集まってくる。

 

クリスマス当日になると配達はオヤジの兄弟たちが自家用車に分散して積んで客に届けた。

一年で最後の大仕事。そして配達が終わると皆帰って行き、またいつもの静かなパン屋の日常に戻る。

 

店売りのケーキが残った時はそれを食べ、それが無い場合は冷凍庫で凍らせてあった生クリームを食べて、パン屋一家は慌ただしいクリスマスの時期を終える。

部屋いっぱいに埋め尽くされたケーキが無くなり、がらんとした部屋を眺めながら寂しいと感じると同時に

 

「今年も無事終わった」

 

と安堵する。

そんなクリスマスと父の思い出でした。

 

漫画家・高岩ヨシヒロのblogです。
代表作『松田優作物語』(秋田書店)『NBA STORY』(集英社刊) 
劇画コミック『一つの戦史』(展転社刊)発売中!
A.L.E.N. アニメーションアカデミー漫画科教授。

----------------------------------

 

昨日は展転社前社長『藤本隆之さんを偲ぶ会』に参列してきました。


初めて出会ったのは新宿の飲み屋でお互いかなりベロベロに酔っぱらい劇画の話をしたと思います。

※過去記事参照

藤本さんとの縁で展転社のイベントのお手伝いなどさせて頂くようになり、また劇画『一つの戦史』を書く切欠も貰いました。

藤本さんの『酒好き』は関係者皆さん既にご存知かともいますが、自分も嫌いな方じゃないので、こっちも酔っている時など非常に楽しく語らい、そして別れ際は固くハグして帰るという可愛い感じの人でした。

(あ、一応自分の方が2歳年上なので失礼かもしれないけど”かわいい”と言わせて頂きます。

もうあの笑顔が見れないのがまだ実感できないんですが、何となく昨日も近くで呑んでるような気がして。

たぶん慰霊祭の降霊の儀の時に会場でボクらと一緒に呑んだんだと思う。散々呑んで食べて楽しい偲ぶ会でした。

 

これでいいんですよね藤本さん。