- NL(Non-Linear)-SAS
SASと同様の信頼性をもちつつ、性能はSATA
- ADC 〔 アプリケーションデリバリコントローラ 〕 【 Application Delivery Controller 】
サーバの負荷分散装置の一種で、高度な制御機能やサーバ負荷の一部を肩代わりする機能を持ったもの。
接続された複数のWebサーバにアクセスを振り分ける単純なロードバランサとしての機能の他に、送受信されるコンテンツの圧縮や、静的な内容をキャッシュ領域に保存してサーバに代わって送信する機能、SSL/TLSによる暗号化などの定型的な処理を肩代わりしてサーバの負荷を軽減する機能、サーバへの攻撃アクセスを遮断するファイアウォール機能、地理的あるいはネットワーク的に離れた場所にあるサーバ群へのアクセスの振り分け、HTTPヘッダやコンテンツの内容などによる振り分け設定など、高度な機能を内蔵した製品を意味する。
- MIMD(Multiple Instruction stream, Multiple Data)
複数の命令とそれに対応するデータを、それぞれが独立している複数のプロセッサに振り分けて並列処理をする方式
- SIMD(Sinple Instruction Multiple Data)
一つの命令で複数のデータを処理する方式
- CISC(Complex Instruction Set Computer)
複雑で多機能な命令セットでコンピュータを構成する設計方法
- RISC(Reduced Instruction Set Computer)
CPUに与える命令を短く固定長化し、専用の論理回路で高速に実行できるようにした命令セットでコンピュータを構成する設計方法
- シリアルATA
ハードディスクや光ディスクを接続する為の規格。従来パラレル転送方式だったATAを、高速化の為シリアル化したもの。
- シンクライアント
利用者の端末には必要最小限の処理を行わせ、処理の殆どをサーバ側で集中的に行うシステム。データをサーバで集中管理する事で、情報の共有が容易に行えたり、端末の置き忘れによる情報漏えいを防ぐ事が可能。アプリケーションの面でも、バージョン管理が容易となり、危険なツールのインストールを防ぐ事が可能。
- RTC
RTC(Real-Time Clock)は、コンピュータや情報家電に組み込まれて、機器の電源が切れている状態でも現在時刻をカウントし続ける機能やそれを実現する回路です。OSはシステム起動の際にRTCから読み取った現在時刻をシステム時刻に設定します。
- タイマ割込み
カウンタ値とコンスタントレジスタの値が一致すると割込みを発生させる。
- ウォッチドッグタイマ
設定した時間内にタイマがリスタートせずタイムアウトになると,システムをリセットする。
- PLL(Phase Locked Loop,位相同期回路)
入力信号又は基準周波数と,出力信号との周波数を一致させる。
- DMA
DMA(Direct Memory Access)は、コンピュータと周辺機器とデータのやり取りを制御する伝送路のことで、Direct Memory Accessの名の通り、入出力装置がCPUを介さずにメモリとの間で直接データを転送する方式です。CPUが入出力装置の制御を行わなくてもよいため、データ転送中も別の処理を行うことが可能になります。
- アクセス透過性
分散システムにおけるアクセス透過性とは、地理的に離れた場所にあるシステムにアクセスするときに、そのシステムが遠隔地にあることを意識することなく同一の方法でアクセスできる性質です。
- 処理時間計算
50ミリ秒を要する書込み処理が並列処理のボトルネックとなっているため、1分間に処理できる書込み件数がそのまま最大データ処理件数に相当することになります。
- フェールセーフ
フェールセーフは、システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方です。例えば、工業用機械で進入禁止区域をセンサーで監視し、人や物の侵入を感知したときには機械を緊急停止するというような設計ががフェールセーフの実践例です。
システムに障害が発生したときでも,常に安全側にシステムを制御する。
- フェールソフト
システムの機能に異常が発生したときに,すぐにシステムを停止しないで機能を縮退させて運用を継続する。
- フォールトトレラント
システムを構成する要素のうち,信頼性に大きく影響するものを複数備えることによって,システムの信頼性を高める。
- フールプルーフ
不特定多数の人が操作しても,誤動作が起こりにくいように設計する。
- システムLSI
システムLSIは、1つのチップ上に複数の機能を集約した多機能LSIです。複数のLSIを用いて設計する場合と比較すると、LSIの占有面積を小さくできるので、機器の小型化,高性能化およびコスト削減などの利点があります。
■密結合マルチプロセッサシステム
密結合マルチプロセッサシステムは、複数のCPUが主記憶を共有し、単一のOSで制御されるマルチプロセッサシステムです。
- メモリ書き込み
・ライトスルー方式(write through)
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込む方式。データの整合性は得られるが処理速度は低下する。→常に主記憶とキャッシュの内容が一致するため一貫性の確保は容易だが、主記憶への書き込みが頻繁に行われるので遅い
・ライトバック方式(write back)
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込む方式。主記憶への書き込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときに行われる。→主記憶とキャッシュの内容が一致しないため一貫性を保つための制御が複雑になるが、主記憶への書き込み回数が少ないため速い
- パイプラインハザード
パイプラインハザードとは、パイプライン制御を行っていても、命令の依存関係などの理由で先読み処理がうまく機能せず、命令の並列処理が中断してしまう状態を指します。一般にハザードが発生する原因は、次の3種類に分類されます。
・データハザード
処理するデータの依存関係が原因で発生するハザード。後続の命令が直前の命令の実行結果を利用する場合に発生する。
・構造ハザード
複数の命令によるハードウェア資源の競合によって発生するハザード。主にメモリアクセスの競合が発生した場合に発生する。
・制御ハザード(分岐ハザード)
命令の先読みを行っている処理中の分岐命令や割込み処理が原因で発生するハザード。次に実行すべき命令が判明するまでパイプラインへの読込みを停止したり、先読みした処理が無駄になることで処理効率が悪くなってしまう状態。
- IP電話
インターネット通信で使われるIPの機能を利用した電話サービスの事。音声をIPで転送するのでVoIP(Voice over IP)と呼ばれる。
通話音声を短い時間に分割してデジタルデータに変換(音声符号化)し、IPパケットとして相手に送信する。
従来の電話と違い回線を専有しないので他の通信と同時に利用する事ができ、低コストの通信を実現できる。
ただし、緊急番号(110,119)への発信などの問題がある。
- 10BASE-T
最高10Mbpsで通信出来るEthernetの仕様の一つ。ケーブルにUTP(Unshielded Twist Pair:撚り対線)ケーブルを用いる。ネットワークトポロジはスター型。100mまで伝送可能で、中継装置(ハブ・リピータ)の多段接続は3段階まで可能。
- LANケーブル
構内ネットワークを繋ぐ通信ケーブル。光ファイバーや動線を樹脂やゴムで覆った線状の製品で、両端に機器に接続する為のコネクタが付いている。現在もっとも普及しているのは、EthernetLANなどで利用される、2対4線または4対8線の動線を使用したツイストペアケーブルで、ノイズを遮断するシールド被覆の有無からSTP(Shielded Twist Pair)ケーブルと、UTP(Unshielded Twist Pair)ケーブルに分かれる。それぞれについて伝送周波数の帯域幅などの違いにより、カテゴリと呼ばれる規格が定められている。よく使われるのはUTPケーブルで、100MHzまで対応するカテゴリ5(100Base-TX)や250Mhzまで対応するカテゴリ6(1000Base-TX,10GBase-T)が有名。
- UTM(Unified Threat Management)
ファイアウォールとVPN機能をベースに、アンチウイルス、不正侵入防御、Webコンテンツ・フィルタリングといった複数のセキュリティ機能を統合的に管理する事。また、それらが統合された機器の事。一大に複数のセキュリティ機能を詰め込む事により、設定や管理の手間の簡素化、導入の容易化、低運用コストを実現する。アップデート等のメンテナンスも効率的に行える利点がある。ただし、様々な機能を一台に集約している為、個別の機能・性能を比べると、UTMより単体製品の方が性能や拡張性が高かったり、最適な機能の選択肢が増えるケースが多い。また、UTMがダウンするとインターネット接続までダウンする可能性がある。
- 100BASE-T
最高100Mbpsで通信出来るFastEthernetの仕様の一つ。IEEE802.3uとして標準化されている。(100BASE-T2、100BASE-T4、100BASE-TX)ネットワークトポロジはスター型。ケーブルにカテゴリ5のUTP(Unshielded Twist Pair:撚り対線)ケーブルを用いる。100mまで伝送可能で、中継装置(ハブ・リピータ)の多段接続は2段階まで可能。
- 1000BASE-T
最高1Gbpsで通信出来るGigabitEthernetの仕様の一つ。IEEE802.3abとして標準化されている。ネットワークトポロジはスター型。ケーブルにカテゴリ5またはカテゴリ5eのUTP(Unshielded Twist Pair:撚り対線)ケーブルを用いる。4対8芯の信号線全てを使用する。100mまで伝送可能で、中継装置(ハブ・リピータ)の多段接続は3段階まで可能。
- 10GBASE-T
最高10Gbpsで通信出来る10GigabitEthernetの仕様の一つ。IEEE802.3anとして標準化されている。ケーブルに銅の撚り対線(UTP/STP)ケーブルを用いる。機器との接続には1000BASE-Tと同様にRJ-45規格のコネクタを用いる。カテゴリ6のケーブルなら55mまで、カテゴリ6Aのケーブルなら100mまでの距離を繋ぐことが出来る。