ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道 -5ページ目

ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。

こんにちは。


今年に入って遺言を作成される方も多い印象ですが、

そんな中で、私の事務所で遺言書の作成をされた方が

何名か亡くなられており、遺言執行手続きをする機会が

このところ多くなってきました。


遺言書がある場合の手続き、ない場合の相続手続きをしてみると、

その大変さの違いには、専門家の私ですらびっくりするほどです。


それを皆さんにも体感していただければ、

遺言書の重要性が伝わるだろうなと思いますが、

普通そんなに体験できる機会がないので、

それをいかに伝えるかが私の使命だとあらためて思います。


先日偶々、午前中は3年かかった相続手続きをほぼ完了させるために

とある銀行へ。

一方午後は、最近亡くなられた方で遺言書を作成していた方の

相続手続きで銀行へ。


こちらは、2か月ぐらいで終わりそうな感じです。


当然これだけスピードが違えば、

それは「資産の違い、相続人の人数や関係性の違いでしょ」と

思われるかもしれませんが、

偶然にもかなり似たケースです。


資産の金額、持っている種類(銀行・証券会社など)、子どもがいなくて

兄弟やおい・めいが相続人であり、相続人の関係性も結構似ています。


なのに、かたや3年。かたや2カ月です。


これは、遺言書があるかないかがほとんど決め手です。


そこで、気付きました。


どのようにその体感したことを皆さんにお伝えすれば良いか。


例えて言うと、福岡から北海道まで、仕事で行く場合、

飛行機で行くか、歩いて行くか。


歩いて触れ合うのが目的なら、歩いていくのはもちろん楽しい面もあり、

否定するものではありません。


しかし、


明日の会議に出席するためであれば、飛行機で行くのが

当たり前だと思います。


相続も同じです。


皆さんが、相続手続きのプロセスをあえて楽しみたいのであれば、

別ですが、普通は明日にでも家の名義を変えたい。

お金を自分の手元に移動したい。書類を何度も書くのは嫌だ。

と思われると思います。


相続も旅行・移動手段と同じです。


きちんとした遺言書があれば、飛行機移動と同じように

ひとっ飛びで手続きが進みます。


ですが、遺言書がない場合は、

福岡から北海道への徒歩での移動に近い感じです。

(歩いたことありませんが・・・)


明日の会議など間に合うわけもありません。


まず歩いたら、山口県に着いたあたりでとりあえず1泊。

泊まるためには、宿も探さなければならず。


次の日、広島あたりで、足が痛くなり、マッサージの整体を探すことになるでしょう。


この辺で、会議はもう終わっています。


そのあとも、例えば岡山で台風で巻き込まれて、移動が中断するでしょう。


疲労で倒れることもあると思います。


山を越えられず、迂回して遠回りすることもあると思います。


野宿していて財布をとられるかもしれません。


最初に履いていた靴はすり減り、しかも足を痛めているので

履きやすい高めの靴の購入もしなければいけないかもしれません。


相続手続きもそれと同じで、

遺言書があればひとっ飛びのところ、

ないと、

まず疎遠の相続人と連絡がとれない。

非協力的な人がいる。

考えた内容に反対する相続人がいる。

手続きの書類もより複雑で何度も書き直し。

途中で、相続人の一人が亡くなる。

認知症で署名・押印できない。

そうこうしているうちに銀行の担当者が変わり、

一から説明。


歩きの旅の途中で、色々ハプニングが起きるのと同じように

相続手続きも色々なことが起きます。


上に書いたことも実際に起こったことばかりです。


相続手続きにおいて、

飛行機が良いか、歩きが良いのか。


少しでも遺言がない場合の相続手続きの大変さが

伝わればと思います。





こんにちは。


更新しないうちに2ヶ月も経ってしまいました。


この間の状況というと、

研修会の講師や、友人結婚式などでの

ハーモニカ余興など、特に2月は

日付も少ない中でイベントごとも多く、

あっという間の日々でした。


仕事的には、

終活ブームなのか、高齢者が多いからか、それとも開業して

5年以上たち宣伝の効果が一気に出始めたのか、

今までになくコンスタントに、遺言書作成や、遺産分割、遺言執行などの
受任が続いています。


正直、昨年あたりは、成年後見の仕事で
色々出来事があり、多忙ではありましたが、遺言・相続の分野は

コンスタントに受注できていたわけではないので

その点が今年は大きく違う印象ですし、ありがたいです。


成年後見の方は、ここのところ

比較的穏やかで、ご本人の様子などが良い方向に

動いている案件が多いです、


ですが、いつ何が起きるかは常にわからないので、

気を引き締めていきたいと思います。


そんな感じの新年2ヶ月でした。


ほんとにあっという間に日々が過ぎていきますが、

一つ一つの仕事をしっかりやっていきたいと思います。



こんにちは。


今日、

後見業務で障害者の施設を見学してきました。

その中の作業所見学で、何かを任され働いている人たちは

とても嬉しそうでしたし、生き生きとしていたのが印象的でした。


高齢者の方でも、

介護施設の中で何が辛いって、

仕事したりして活躍できる場がないことが

辛い。

という方が多いです。


(なので、人によっては、何か手伝いをされたりしています)


そういうことを見ていると、


人間って、本来的に働いて、人の役に立てることが

人としての喜びであり、幸せなんだろうなと思います。


決して、一年中リゾート地で遊ぶことではなく。


僕自身、20代の受験生時代は、

周りに迷惑や心配をかけている意識しかなく

非常につらかったです。



行政書士として開業した頃も、

そんなに仕事がなくて辛かったです。



経済的な面もそうですが、精神的に。



そう考えると、開業して5年半経ち、

盆も正月もないような仕事に追われる今の日々の方が、

過去の人生を振り返れば、

圧倒的に嬉しいです。



仕事そのもの以外でもいろんな会の

役割とかを任され、時には余興などを任され・・・。




そういうのが疲れて嫌になっちゃうことも、

燃え尽きちゃうこともありますが、


誰でも頼まれるわけじゃないし、

やりたくてもできない人もいるわけで、

それだけ信頼され、任されるのは貴重なことで

ありがたいことだなと最近ようやく思えるようになってきました。


ですので、与えられたことを精一杯頑張ろうと思います。


まあ、少しはゆっくりもしたいですどね(笑)。