思い残しを無くすため 人生は、美しい | Mの国より愛を込めて

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余命宣告を受けたセヨンはやり残した事をすることに

初恋相手の探しだすため夫のジンボンを手伝わせることに

その道中、初恋とジンボンとの関係を思い出していた

 

 

 

鑑賞日 2024年1月14日

映画館 キネマ館

 

人間、できるだけ後悔の無いように生きていきたいもの。

とはいえ、突然残りの人生が僅かと知ると・・何が何でもやりたいことをやることになるかと。

 

本作はそんな残りの人生に初恋の相手を探しに行く話。

実はかなりミュージカルの要素が強い作品だったりします。

 

ポイント

 

本作のポイントは過去の振り返り。

主婦として家事や子育てに忙しい日々を送っていたセヨン。

そんな折、咳が長引くとして病院を受診したところ余命宣告を受ける(最も聞いたのは夫のジンボンだけど)。

そこでセヨンは学生時代に憧れた先輩を探す事に、そしてジンボンを連れて先輩の足跡をたどることに。

そして、その最中セヨンはジンボンとの出会いも思い出していた。

 

果たしてセヨンとジンボンの旅の行方は?

 

先に書いた通り、本作はミュージカルの要素が強く、至る所で歌と踊りのシーンが盛り込まれているのが特徴。

また、過去のシーンがちょうど韓国の民主化運動に重なっており、ミュージカルだけでは無かったりします。

 

見どころ

 

見どころは後半、先輩の今。

ようやく居場所を突き止めたセヨンとジンボン。

そして出会うその結末は?

意外なオチを見せてくれます。

 

気になるところ

 

気になった点はセヨンの子ども達があまり話に絡んでこない事。

どうしてもセヨンとジンボンの二人旅なので、別行動になる子ども達の出番が少なくなります。

一応子どもたちの自立といった要素もあるのですが。

 

ミュージカルの煌びやかな要素が展開される中盤までとは一転後半はかなりしんみりとした展開となる本作。

正直煌びやかな展開のまま終わると思っただけに意外な形になった感があります。

とはいえ、余韻は悪くありませんので、韓国映画が好きなら是非。

 

 

 

やはり、過去の思い残しを題材にした作品。

こちらも過去パートは民主化運動が行われていた時代です。

舞台を日本に移したリメイクがありますが・・