イベントの最中突然現れたコンラートら先代魔法帝たち
国を滅ぼそうとする彼らに魔法騎士団は敗走
逃げ延びたアスタたちは対抗手段を探すが?
鑑賞日 2023年6月25日
映画館 ワンダーアティック
長らくジャンプの鬼門とされていたファンタジーもの。
ドラクエの大ヒット以来漫画でも多くの作品が生み出されましたが、当のジャンプでは中々ヒット作品恵まれませんでした。
そんな折珍しくヒットしたのが「ブラッククローバー」。
魔法が全ての世界で魔法が使えない代わりに魔法を無効化する力を使い敵と戦っていく作品となります。
作者の前作(ハングリージョーカー)が短期打ち切りだったこともありあまり期待はしていなかったのですが、中々ヒット。
そして、アニメも長期化となっています。
本作はその劇場版、TVアニメが放送してから随分立っていますが初の劇場版です。
さて本作のポイントは封印されていた魔法帝。
クローバー王国で祭りの日、ユノとアスタの試合が始まったところ謎の男たちが乱入。
それは前魔法帝であるコンラートはじめ歴代魔法帝。
コンラートは魔法帝の剣を使いクローバー王国を崩壊させようとしていたところ現魔法帝であるユリウスらにより封印されていたが、ユリウスの力が弱くなったことにより復活、歴代魔法帝をも従え襲い掛かり圧倒的な力で魔法騎士団の多くは捕らわれの身となってしまう。
何とか脱出できたアスタとフィンラル、そして魔法が奪われたノエルは魔法帝の剣の力を封じる兵器の受け取りに向かうも、コンラートの追撃を受けてしまう。
果たしてアスタたちはコンラートを止めることが出来るのか?
舞台としてはエルフとの闘いが終わった頃でユリウスの力が弱くなったころ。
そのためまだアスタもユナイトがちゃんと出来ていない状態となっています。
(まあ、筋肉の量はすごいけどさ)
また、ノエルがちゃんとヒロインらしい活躍をしてくれているのもポイントが高いです。
ツンデレお嬢様は最高ですわ。
見どころは後半メレオレオナとプリンシアとの闘い。
原作中随一の戦闘狂であるメレオレオナの姉御、そんな姉御の相手となるのは歴代魔法帝随一の殲滅能力を誇ったというプリンシア。
そんな強い敵相手だと姉御は良く燃える!
中盤姉御の登場してから頼りがいが半端ないです。
気になった点は歴代魔法帝のうちジェスターだけ後悔が見えない事。
コンラートを始め他の魔法帝はその地位から後悔や失望にさいなまれているのですが、唯一ジェスターだけそのようなシーンが無かったりします。
やっぱりヤミ団長が捕らわれの身になったり、ブラッククローバーのお約束に加え劇場版らしい展開となっている本作。
ジャンプアニメの劇場アニメとしておなじみの流れなので、その点は安定しているとも言えます。
原作はそろそろクライマックスですが、劇場版ももう1作くらい制作してほしいところです。