色々あったから復讐します 聖なる鹿殺し | Mの国より愛を込めて

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死なせてしまった患者の息子に色々面倒を見ていたスティーブン

しかし、要求が次第にエスカレートする共に奇妙な事を言い始める

そしてある日スティーブンの子供達が謎の体調不良を起こしてしまう

 

 

 

 

 

公式サイト

 

鑑賞日 2018/7/26

映画館 キネマ館

 

弱みを握られて、ずるずると悪い事に引き込まれていく。

まさに昼メロのような話ですが、これが現実だとそのうち犯罪にまっしぐらになってしまう?

 

本作はそんなずるずるを引き込まれ、どえらい事になってしまう話。

監督が「ロブスター」の人なのですが、前作と同様奇妙な作品となっています。

 

本作のポイントは狂った欲望。

外科医として働きながら美人の妻と優秀な二人の子供と恵まれた生活を送っていたスティーブン。

そんな彼は怪しげな少年マーティンに色々面倒を見ていた。

その事に気づいた妻のアナはスティーブンを問いただすも、煙に巻いていた。

しかし、マーティンの要求は次第にスティーブンを困らせる対応を行いだしていた。

自分の父親がマーティンの手術失敗で死んだことにより精神が歪んでしまっていたマーティンはスティーブンの子供達に呪いをかける。

すると程なくしてスティーブンの子供達が謎の奇病を発症、どんどん衰弱していってしまう。

 

果たしてマーティンの呪いの結末は?

 

まあ、平たく言うと

 

サイコパス野郎が散々おちょくった挙句、一家をどん底に陥れるというすさまじくク〇な展開の作品です。

 

いや、ク〇といっても決してつまらないという訳ではありませんのでご了承を。

ともあれ、その頭のネジのぶっ飛びっぷりは普通の映画では見られない程狂ったレベル。

間違いなく邦画やハリウッドではお目にかかれないサイコパスです。

 

見どころは後半、追い込まれたステーブン。

マーティンの呪いにより一家全員が妙な事になってしまったスティーブン一家。

追い込まれた彼はマーティンの呪いに屈してしまい・・

まさに狂気と絶望が渦巻くシーンとなっています。

 

が、グルグルロシアンルーレットというギャグみたいな事をしてやがりますが~

いや、これ笑うところだろ。

 

気になった点はマーティンの家族の存在感が無い事。

一応スティーブンの手術失敗が発端なのですが、実際はっきりしないうえ、マーティンの母親がスティーブンに色仕掛けをしたというのも・・

まあ、サイコパス野郎の発言なので、真に受けない事が大切か。

 

ツッコミどころは・・

 

銃で撃たれて傷口そのままだとマーティン死ぬんじゃね?

(弾を摘出しないと鉛中毒になる)

 

正直マーティンの狂いっぷりが最初はイライラさせられるのですが、どんどんそれが清々しく思えてしまう本作。

全く楽しくない作品なのですが、どこかずれている内容に気持ち悪さと快感が入り乱れる内容はハマる人はハマるかと。

こんな狂った闇がはびこっている映画は早々お目にかかれません。

 

 

 

 

サイコパス野郎が狂ったことをする映画としてチョイス。

前半はまだ大人しいのですが、中盤からの狂いっぷりは中々強烈です。

ゴア表現があるので、苦手な人は要注意です。