実録!あの人は今! 怪盗グルーのミニオン大脱走 | Mの国より愛を込めて

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悪党を取り逃した責任を取らされ組織をクビになったグルー

加えてミニオン達もグルーに見切りをつけて出て行ってしまう

そんな折、グルーの双子の兄弟と名乗る男が現れるが?

 

 

 

 

 

 

 

公式サイト

 

鑑賞日 H29.7.23

映画館 セントラル

 

今やUSJに欠かせないキャラクターであるミニオン。

黄色いボディにオーバーオールという姿ながら、その愛くるしい姿で日本はもちろん、世界中で大人気。

昨年公開されたミニオンズはイルミネーションスタジオの作品として大ヒットを記録しました。

(今年上映された「シング」はそれ以上にヒットになりましたが、これは別の話)

 

黄色でオーバーオールだったら、そうだよ!俺だよ!ワリオだよ!

あ、ワリオのオーバーオールは紫です、赤と緑の兄弟とは違うのよ

けど、ワリオさん、最近私服での登場も多いしなぁ。

 

ともあれ、そんなミニオン達のご主人といえば怪盗グルー。

そんな怪盗グルーの最新作が本作となります。

なお、ミニオンズは怪盗グルーのスピンオフ作です。

ヒットの度合いからしたら立場が逆転しそうですけど。

 

カムイ伝とカムイ外伝の知名度の差と似ているのかもしれません。

 

ともあれ、本作のポイントは家族。

悪党から足を洗い妻となったルーシーと共に反悪党同盟のエージェントとなったグルー。

ところが、悪党ブラッドを取り逃すという失態をしてしまい、夫婦ともどもクビになってしまう。

さらに、グルーの部下?だったミニオン達も不甲斐ないご主人に見切りをつけて出て行ってしまう始末。

娘たちからも生活を心配されてしまうグルー、そんな折、生き別れの双子の兄弟を名乗る男から連絡を受けたグルーは家族総出で会いに行くことに。

そして双子のドルーは自身の父親と同じような怪盗に憧れており、グルーは協力を依頼されてしまう。

強力を渋るグルーだったが、とある名案を思い付き、ドルーの道楽に付き合う事となる。

一方、すったもんだで刑務所に入ってしまったミニオン達もグルーが恋しくなっていた。

 

果たしてグルーとドルーは見事作戦を成功させることが出来るのか?

 

さて、本作で新登場したのがグルーの双子の兄弟であるドルーと敵役のブラッド。

ドルーは父親の資産を受け継ぎ不自由ない贅沢な暮らし、だけれども裏稼業として怪盗をやっていた父親に憧れるも、当の本人は才能が無い様で・・

そんなドルー以上にぶっ飛んだキャラがブラッド。

80年代にいたずら小僧の役で一世を風靡した子役ながら、成長期をきっかけに転落人生まっしぐら。

結果、役のように悪党となった彼は自分を捨てたハリウッドに復讐をもくろむというキャラとなっています。

が、人気小役時代のイメージを引きずっており、衣装も当時のまま(しかし、後頭部は・・)。

キメ台詞の「僕ちゃん、悪い子ちゃん」は苦笑すること必至です。

なお、日本語吹き替えを担当しているのは松山ケンイチさん、中々のやってくれています。

 

見どころはグルーとドルーの潜入作戦。

ドルーの道楽に付き合うことになったグルー。

しかしドルーのヘッポコさはグルーの予想をはるかに超えていた!

とはいえ出来るグルーの姿も色々新鮮です。

ああ、本当に大怪盗だったのね。

 

気になった点は反悪党同盟の局長の扱いが勿体ない事。

結局グルーとルーシーをクビにする役割しかありません。

見た目が傲慢っぽいのでブラッドと繋がっていても良かったのに。

 

三姉妹とルーシーの関係など、エピソードを盛り込みすぎているものの、ギリギリの線でまとめきった本作。

故に人気キャラであるミニオンの扱いも予想以上に小さいのですが、前作に比べるとマシです。

ブラッドが80年代の曲をこよなく愛しており、当時のヒットナンバーが流れるたびにお父さん世代の人にとっては懐かしいの一言。

その点からしても子供から大人まで楽しめる作品に仕上がっているので、夏休みに家族で見るにはもってこいです。

 

 

 

前作、なのですがミニオン危機一髪というよりは自由気ままにさらわれていたりします。