記事を書き直した事で、かつぼうさんがますます好きになってしまったNBA選手 タイロン・ボーグス の紹介、その2です。
追記 この記事には、当然ですが「その1」があります。よかったら、↓のリンクからどうぞ~。
好きなNBA選手紹介 タイロン・ボーグス その1 | かつぼうさんのブログ (ameblo.jp)
今回は、タイロン・ボーグス(以降、「マグジー{ボーグスのニックネーム}と記載します)がNHKの番組で5年前に来日
し、台東区の中学校の弱小バスケ部
のコーチ
になった
「 奇跡のレッスン 」
についてです。時間があったら、↓のリンクから動画を見て下さい。前後半ともに、50分弱です。個人的には、凄い動画見ちゃったな!って思いました。↑の画像は、番組の一場面です。
台東区にある中学校のバスケ部に凄い選手が来て、一週間コーチをする。で、最終日に、地区の強豪と練習試合をする。中学生には、誰が来るのかは知らされていません。
「2mを越える大男が来て、凄いプレーを教えてくれるのでは?」
「マイケル・ジョーダンかな?」
と言っている子供達の前に、マグジーが現れます。自分と身長があまり変わらない(160cm足らず)マグジーの登場で、子供たちは戸惑います。「怖い」と言っていた子もいました。
そんな子達をマグジーが指導。プレーに自信が持てない子供達に、基礎の練習から始めていきます。シュートが上手くなかった子がマグジーの指導を受けると、シュートが百発百中になります。「僕の友達を紹介しよう」と子供たちにトレーニング用の煉瓦を渡すと、子供たちが笑います。キツいですが出来うる限り楽しくやっていくマグジーの練習法に、以前は無表情で声を出していなかった子たち
が、楽しそうに声を出していく様になる姿
は感動的です。後半の動画では、楽しさの中にも真剣さが出てきています。感情移入してしまっていたからか、それだけで泣けて
きました。
「人生はスポーツの様だ。 」 「 自分の強さと弱さについて、しっかり考えなさい。 」 「 バスケは60%が技術で、40%はメンタル。メンタルは教えられないので、正しい情報を子供たちに与え、子供たちがそれを正しく使う事で鍛えられるのです。 」 「 全ては可能な事なんだというマインドセット ( =意識づけ ) が大事です。 」と奥が深い名言の数々を、番組中に子供たちに語ってくれました。
「イライラしてはダメ。イライラは子供たちに伝わります。子供たちはあなた自身を映し出します。」「いつもと違う事をやらせる事で、可能性を探りなさい。」等、指導者へのアドバイスもあります。バスケに限らず、あらゆるスポーツの指導者が見ても有益です。
番組終盤の、地区の強豪校との練習試合の場面は、もう涙をこらえる事が出来ません
でした。この動画に出てきた子の一人が、東京の国体選手にまで成長
したそうです。確かに動画の中でも上手いなとは思いましたが、いわば高校生の東京代表になった訳ですよね。素晴らしいと思います。
もしこの動画を見て 「 損をした 」 と思う人がいたとしたら、その人はもう何を見ても損だと感じるだろうな
とさえ思います。
この番組以外でも、マグジーは色々名言を言ってくれています。全てを書くときりがないので、あまりバスケに関係しない/バスケでなくても通じるものを
。
・周りの人の「無理だ」という言葉より、自分を信じたんだ。ただそれだけさ。
・運命を決定づけるもの、それは「選択」だ。「チャンス」ではないよ。
・少ししか知らない人間に限って、よくしゃべる。
・良い忠告は素直に受け入れなさい、それがあなたがしたい事を邪魔しない限りは。
・声は第二の顔だ。
数々の困難を乗り越えてきたマグジーの言葉だからこそ、どれも説得力があります。みな重みのある良い言葉です。
本当に調べていくにつれて、どんどん好きになっていってしまいました。