私が長年ファンである「STRATOVARIUS」(以下同バンドと記載)ですが、ラウドパークで来日するそうですね。イベントものが苦手な私は、ラウドパークには行かないと思います。単独ライブ開催に期待したいです。
先に彼らの出世作である「INFINITE」アルバムを紹介しましたが( http://ameblo.jp/m-katsubou/entry-11542440297.html )、今回はその前作である 『 VISIONS 』(1998年作品、以下本作と記載) を紹介します。音楽性はほとんど 「 INFINITE 」アルバム と同じで、メンバーも同じです。こちらもファンの間で人気がある作品です。同バンドを聴いた事が無い人は、本作を入門編として聴いて次いで「INFINITE」に流れるのが良いと思います。
本作は、かの「日本唯一のHM/HR専門誌」さんに酷評されたアルバムです。酷評の理由は、確か色々なバンドに似ているからだったと思います。確かにそう聴こえるっちゃ聴こえるんですが、個人的にはうまくそれらを消化して+アルファを加えて表現していると思います。
以下、全曲紹介です。
① BLACK DIAMOND ・・・ 先に同名の1,000円ハンバーガーが出た時にも紹介しました。イェンスが奏でる美しいキーボードから始まる、アップテンポのロック曲。本作の代表曲と言っても良いでしょう。歌メロが良く、ギターとキーボードのバトルを楽しめます。
② KISS OF JUDAS ・・・ 重いベースで始まる、ミドルテンポの正統派ハードロック曲です。ベースは曲を通して重いフレーズを弾いていて、いい感じです。2度目のサビの後の展開が良い。
http://www.youtube.com/watch?v=01mY-jwPJFI
③ FOREVER FREE ・・・ 「INFINITE」アルバムにもあったタイプの、爽やかに疾走する曲です。ツインリードのギターソロが聴きどころ。
④ BEFORE THE WINTER ・・・ 美しいイントロから始まる、ティモ・コティペルト入魂のヴォーカルが聴けるバラード曲です。小ティモの声がこの名曲を超名曲にしたって感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=ByD7RpT9bMw
⑤ LEGIONS ・・・ 切ないバラード曲の後は、アップテンポのロック曲。ドラマチックな展開も特徴のこの曲を、隠れた名曲と言っても良いでしょう。ギターとキーボードのバトル第二弾は、まさに圧巻です。
⑥ THE ABYSS OF YOUR EYES ・・・ 後半一発目は、スローテンポで重い雰囲気が特徴のロック曲。ブンブンうなっているベースが良い仕事しています。
⑦ HOLY LIGHT ・・・ アップテンポのインスト曲。ギターとキーボードはバトルではなく、高速でユニゾンをしておりそれが圧巻です。動と静の使い分けも非常に良いです。途中でインギーの曲っぽくなる部分があり、イェンスがインギーの曲作りにかなり関与していたのがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=KHVP2anxbH8
⑧ PARADIDE ・・・ 恐らく専門誌さんは、この曲を聴いて難癖をつけたのでしょうね。確かにハロウィンの「I WANT OUT」に似ています。こんな曲こそ、イェンスのキーボードが出しゃばり違いをつけるべきでした。
http://www.youtube.com/watch?v=sGcvtyH8eCI
⑨ COMING HOME ・・・ ④と遜色ない出来のバラード曲です。小ティモの声は④ほど入魂という訳ではありませんが、その分楽器陣が頑張っておりスケール感があります。
⑩ VISIONS (SOUTHERN CROSS) ・・・ アルバムラスト&タイトル曲は、10分以上ある大作です。展開の良さもあり、あまり長さを感じない曲です。正統派HRの序盤~預言者が語りかける中盤~アコギだけになる部分を挟んで~明るくなる終盤。穴がありません。
そろそろ、彼らの最新作 『 NEMESIS 』 も紹介しようと思います。もうヘヴィロテで聴きまくっていますからね。今年一番聴いている作品です。