はい。HEARTの3部作の2作目、歴史的名作と呼び声高いアルバム『 BAD ANIMALS 』(1987年作品、以下「本作」と記載)の紹介です。
前作同様に外部のソングライターを積極的に起用した本作は、基本的には同じ音楽性を受け継いでいます。ですが、素晴らしい作品に仕上がりました。
ところで、本作でも最初はミュージックテープ(MT)を購入し大学時代にCDを購入しました。前作は前に書いた通り、LP・MT・CD全部購入しました(笑)。従って、この2作で5つのメディアを購入。ねぇ、ANN姐さん!私に何か賞をくれませんかね?「アンタは馬鹿で賞」とかでもいいんで?(笑)
本作は、私がこのショボいブログを始めた時から絶対に紹介しようと思った作品です。
以下、全曲紹介です。
① WHO WILL YOU RUN TO ・・・ アルバムのオープニングは、ANN姐さんの力強いヴォーカルが楽しめるミドルテンポのロック曲です。
② ALONE ・・・ 80年代を代表すると言っ切っても、決して過言ではない素晴らしいパワーバラード曲です。初めて聴いた時は、魂がマジで震えました。歴史的名曲です。この曲を聴く為だけに本作を購入したとしても、損はありません。全てが完璧なこの曲がカヴァー曲だと知ったのは、つい最近です。
http://www.youtube.com/watch?v=1Cw1ng75KP0
③ THERE'S A GIRL ・・・ NANCYがヴォーカルを取る、そこはかとない哀愁が漂うロック曲です。ナンシーとハワードの奏でるギターも良いですが、それに絡むキーボードも良い仕事をしています。
④ I WANT YOU SO BAD ・・・ 前作「HEART」アルバムの「THESE DREAMS」にも通じる、幻想的なバラード曲です。ANN姐さんが恋する女性の心を見事に歌い上げた、隠れた名作です。エモーショナルなギターソロが好きです。
⑤ WAIT FOR AN ANSWER ・・・ この曲もバラード。力強くも寂しげなANN姐さんのヴォーカル、あまりに切ない歌詞、段々盛り上がる展開.....。このアルバムを聴いて25年、今では②ALONE並みに良い曲だと思っています。ドラム経験者としては、序盤の裏打ちとかも聴き処です。
http://www.youtube.com/watch?v=ZH9khvoSk48
⑥ BAD ANIMALS ・・・ 後半一発目は、スローですが兎に角力強いロック曲です。ちなみに「BAD ANIMALS」とは、メンバーがお互いをそう呼び合っていたそうです。
⑦ YOU AIN'T SO TOUGH ・・・ 力強い⑥から一転、軽快なロック曲です。ANN姐さんの力強いヴォーカルが光ります。
⑧ STRANGERS OF THE HEART ・・・ 美しいキーボードのイントロで始まる、綺麗なバラード曲です。ツインリードのギターソロも美しいです。歌詞も泣かせます。
http://www.youtube.com/watch?v=aKfpH45z0O4
⑨ EASY TARGET ・・・ 妖しげなベース&キーボードから始まる、ミドルテンポのロック曲です。結構好きな曲です。
⑩ RSVP ・・・ 歴史的名作のラストを飾るのは、これまた切ない歌詞が泣かせるバラード曲です。語りかける様なANN姐さんのヴォーカルが優しいです。
若い頃は、④⑤⑧⑩を理解できずに飛ばして聴いていた事も多かったです。ですが年を重ねた今、それらの曲に味を感じます。本作が歴史的名作と言われるのはヒット曲とともに、そういった曲も名曲だからでしょうね。