『 METAL HEALTH 』 QUIET RIOT | かつぼうさんのブログ

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お騒がせレッズサポーター・かつぼうさんのブログです
レッズの事はもちろん、最近ハマっている音楽や我が家の飼い猫、
大好きな歴史の事等を「軽い暴言」を含めて(笑)書いていこうと
思っています。なにとぞ生暖かい目で見て下さい。

オフ会前記念(笑)のMUSIC WEEKの第三弾は、「 QUIET RIOT 」の通算3枚目のアルバム『 METAL HEALTH 』(1983年作品。以下「本作」と記載)です。


かつぼうのブログ-qr02

本作のアルバムジャケット。顔にマスクを付けている人が着ているのは、皮ジャンではなく拘束衣です。


つい最近、彼らの通算5枚目のアルバムである「QRⅢ」を紹介した時に同バンドを紹介しましたので、今回は省きます。「QRⅢ」と本作との違いは、音楽性以外だったらベーシストです。HM/HR界屈指のリード・ベーシストであるルディ・サーゾが務めています。


本作は同バンドの代表作と言える作品です。「QRⅢ」アルバムと違って、キーボードが前面に出ていません。名手カルロス・カヴァーゾのギターを存分に楽しめます。それに本作を聴くと、ケヴィン・ダブロウの歌の上手さがわかります。シャウトドンッを多用する歌い方には好きラブラブ/嫌いハートブレイクがあるでしょう。ですが兎に角、どんなタイプの歌でも歌えるのです。



以下、全曲紹介です。



① METAL HEALTH ・・・ ギターとドラムのヘヴィーなイントロで始まる力強いオープニングナンバーは、スローですがヘヴィーなロックナンバーです。カルロスのギターが楽しめます。


② CUM ON FEEL THE NOIZE ・・・ ①とは一転、爽やかなケヴィンのヴォーカルが心地よいノリノリのロックンロールナンバーです。浦和レッズのサポにとっては、田中達也の応援歌の原曲として知られて・・・・・いないだろうな(笑)。キャッチーなサビは、一度聴いたら一緒に歌えます。この曲はSLADEというバンドのカバー曲です。


http://www.youtube.com/watch?v=FSUXdWCq5kk


③ DON'T WANNA LET YOU GO ・・・ またまた曲調は一転、今度は哀愁漂うスロー目の曲です。同バンドの魅力の一つは、この曲の様なメロウな曲です。ただ、これもケヴィンの類稀なる歌唱力があればこそです。好きな曲の一つです。


http://www.youtube.com/watch?v=etOopjcBynY


④ SLICK BLACK CADILLAC ・・・ 意味は「艶やかな黒いキャデラック」。同じ様な語呂の単語3つを重ねたタイトルは、センスが良いです。②と同じ爽やか系で、カルロスはギター弾きまくりでフランキーはドラムを叩きまくり。バラバラな様で一つに纏まっているのはさすがです。


⑤ LOVE'S A BITCH ・・・ 雰囲気一転、今度はアルペジオのギターで始まるパワーバラード曲です。段々盛り上がる展開は良いです。


⑥ BREATHLESS ・・・ 後半一発目は、お待たせしました!疾走系ロックンロール曲です。速い曲なのに哀愁が漂っており、本曲を好きなQRファンは多いでしょう。この曲のグルーヴ感を出しているのは、ルディのベースです。見事なテクニックです。


⑦ RUN FOR COVER ・・・ この曲も速い曲です。フランキーのドラムが凄い。叩きまくりです。⑥より少し爽やか系。


⑧ BATTLE AXE ・・・ カルロスのギターテクニックが楽しめる、1:30程のインスト曲です。


⑨ LET'S GET CRAZY ・・・ ハードなギターイントロで始まる、ミドルテンポのロックナンバーです。弾きまくっているギターソロが良い。


⑩ THNDERBIRD ・・・ 本作のハイライトにして〆の曲は、故ランディ・ローズに捧げられたバラード曲です。美しいピアノのイントロとケヴィンの限りなく優しい声、切ない歌詞が泣かせてくれます。同バンド最高のバラードだと思います。


http://www.youtube.com/watch?v=7OUV78aVCXo



「QRⅢ」も良いですが、やはり本作も良いですね。穴が全然ありません。この時代の他のアーティストのアルバムにはいわゆる「捨て曲」がありますが、本作にはありません。そういった忌でも、とても良いアルバムです。