今日の絵ハガキ、
高峰秀子の「カルメン故郷に帰る」
こんな夢を見た。
スペインの空港にいる。
この空港で乗り換えて北欧に行く。
先に出発している仕事仲間たちと合流するのだ。
海外での慰安旅行は、初めてだから、私だけ手続きが遅れていたのだ。
すると、その空港にランちゃんの姿が。
あれっ?
そういえば、ランちゃんは、スペイン旅行をすると聞いていた。
ランちゃんの横に、西洋人が立っている。
ランちゃんは、スペイン旅行のツアーガイド兼通訳をしていたスペイン男性と親しくなり、これからツアーでは回らなかったスペインの観光地を、二人で巡るらしい。
私は、そのスペイン男に対抗心を燃やし、ワタシも一緒にその観光に参加させてくれと頼むと、ランちゃんは、仕方ないという表情で承知する。
空港にいたはずなのに、いつの間にか、私達はスペインの片田舎の駅にいる。
自動券売機でクレジットカードを使って、急行列車の切符を買わなければならないが、暗証番号を打ち間違えたのか切符が、買えない。
何度か打ち間違えて、ようやく暗証番号を間違えていたのに気づいたが、今度はパスワードを思い出せない。
ぐずぐずしているうちに、列車の出発時間が迫って来た。
焦る私を置いて、2人は改札を通り、列車に向かう。
「乗り遅れると嫌だから、私達は列車に乗って待ってますから。
まだ時間があるから、慌てないで切符を買ってから、来てくださいね。」
スペイン男の手は、ランちゃんの肩に置かれ、二人は見つめあっていて幸せそうだ。
ようやくパスワードを思い出したが、今度は私のクレジットカードは無効になっていると表示された。
あ~っ。
発車のベルが鳴り響き、私はスペインの片田舎の駅に一人取り残された。
仕方ない。
二人の恋の邪魔をしようとした俺がいけないのだ。
ところが今度は、北欧行きの航空券と行先の書かれたメモ書きが見当たらない。
あわてて駅に向かったから、それらの入ったカバンを空港に置き忘れたようだ。
そこら辺で、夢は終わったようだ。
最初は空港にいたのに、いつの間にか駅に変わったり、ランちゃんを誘惑する男の顔の印象が西洋人だったり日本人だったり、また西洋人に戻ったり、夢はいつも整合性が取れないが、夢とはそういうものだ。
しかし、ヤキモチを焼くのと、切符が買えずに焦る心の動きはリアルだったようで、夢から覚めてからグッタリしていた。
絵はがき、もう一枚。
吉高の大櫻。
しかし、ランちゃんは高峰秀子に似ているな。