“ふじ爺”さまと歩く村山古道 ① 村山六道坂から登る 六辻から登山道へ 林道富士裾野線で休憩 | 一人、"地下鉄の地上を歩く会"

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山や街を歩いて見聞したことや身の回りのことなどをお話しします。

5月11日土曜日。

村山ジャンボに泊まった翌日は、「ふじ爺さまと歩く村山古道Part2」に参加しました。

「Part1」は3月31日日曜日でした。ブログでは4月16日から27日まで載せましたのでよろしければ御覧ください。こちらです。

 

朝5時30分に村山の興法寺・浅間神社の駐車場に集合。各自境内を散策。

 

 

今回は村山古道の見回り・保全・修復も兼ねて、畠堀操八氏も参加。

 

 

 

畠堀操八著『富士山 村山古道を歩く』の本や地図を持参の方もいて、畠堀氏はサインをしていました。

 

 


早速、「富士山」と彫られた大きな石碑の前で説明です。

 

 

 

注連縄がかかった「富士山 村山口」の石碑の前で全員の記念撮影をしてから六道坂の木立の中を登り始めます。6時20分。標高約500m。

 

 

 

六道坂の切れ目で一旦降りた舗装路から富士山の眺め。くっきりと剣ヶ峰まで見える! 幸先良し!

 

 

 

村山古道としては最奥の民家の畑から見える富士山。いいですねえ。右のでっぱりは宝永山。ここから先は、ほとんど富士山は見えなくなります。

 

 

 

馬頭観世音と刻まれた石碑。山から炭や材木を運び出した馬の供養のために建てられたものでしょうか。昭和8年建立。

 

 

 

ちょっと外れたところにある「山の神」の祠へ。

ふじ爺様の登山は花の観察、石碑、石仏などの歴史的考察等、寄り道O.K. 時間もたっぷり。

 

 

 

夜露が降りたのでしょうか。野生の三つ葉に雫の縁どり。自然のなせる技ですねえ。

 

 

 

六辻まで来ました。8時15分。普通は3〜40分くらいの距離を2時間近く。

花の写真は後でまとめて載せますが、ここまでだけでも、花や植物の観察・撮影、富士山や風景等を眺めるための時間たっぷりです。

 

いよいよ登山道が始まります。左の砂利道ではなく、畠堀氏が立つ草むらの中を歩きます。

 

 

 

今シーズン初めて入る村山古道。時期的にまだ草茫々にはなっていませんが、枯れた枝払いなどをしながら歩を進めます。

ノコギリ、ナタ、カマは畠堀氏が村山古道に入る時の必需品。

 

 

 

本来ならこの溝の中が登山道。荒れているので脇に登って進みます。

 

 

 

畠堀氏の道案内の目印は晒しの布を細く割いたもの。傷んで落ちても自然に土に戻ります。

 

 

 

昨年付けた道案内のラミネートに水が溜まっていて、1ヶ所穴を開けると、水が飛び出します。

 

 

 

ほら!こんなに!!

 

 

 

林道富士裾野線に出たところで休憩。標高750m。9時50分。

六道坂を出たのが6時20分。標高差250mを3時間半。

畠堀氏の道普請もありますが、花観察、風景撮影等、かなりゆったりペースで、私としては大いに助かります。

 (つづく)