昨日で東大京大のコースの授業が終わり、今年度のオフィシャルなコースの授業が終わりました。
このコースは遠隔授業でしたが、なかなか良かったのではないかと思っています。ここのメンバーもしっかり2次試験がんばって欲しいもんです。
そこで、今回はネット遠隔授業について書いてみようと思います。
ここ数年で一気にネット遠隔授業が増えたのはコロナ禍の影響も大きかったと思います。
0-0^もあっちこちでネット授業もネット個別指導も行ってきましたが、ここら辺で予備校講師のひとりとして、これから受験を目指す受験生とそのご両親に向けて、所感をここに残しておこうと思います。
特に現役生には大切なことだと思います。
結論
『ネット遠隔授業はタイムリーで対面でやらないとあまり効果はみられない』
『録画してあるのを観るだけではなかかなか成績を上げるのは難しい』
0-0^がやってみて上手くいったなぁって感じるのは
ネット遠隔授業なら、それ専用の授業にして、対面授業と同時にやらない。
目の前に生徒が居るのに、同時に多角配信の形では目の前で生授業を受けている生徒と遠隔で受けている生徒に同じ授業で満足いくものができない。
(ここでは一方的に流してるだけの授業のことではないからね)
専用配信型の授業ならせいぜい10人未満のクラスで受講生もスマホでなく、iPadの様な大きめの端末かTVモニターで、顔も出し、双方向やりとり(つまり質問したり、感想を聞いたり、つまり当てることが大切!)をタイムリーで出来るのが、受験生の実力を最大限に伸ばす最低条件だと思う。
だから
いつでも観れる録画DVDやVODの形ではなく、ある決まった時間から双方向ネット遠隔授業でないとダメだと感じたんです。
録画してあるものを観るだけだと、生徒のモチベーションを保つことは難しいし、観る(というより映像を流すって感じになり)義務だけを果たすことになりかねない。
いや、中には自分で必死に学ぼうとする姿勢がある受験生(東大や京大などを普通に受けれる受験生)のだったら、タダでYouTubeでも、なんでもたくさんあるわけだし、それがひとりでできるなら、このページを読むこともないでしょう。
今年度までの高校3年生をみてると定期テストとか部活の試合でネット遠隔授業をタイムリーで受けれなかった生徒に録画をしておいたりもした。
しかし
…結局後回しにになり次の授業に続く大切な繋がりがストップしてしまう。統計を取ってみても休んだ週末までみたひとは1割も居ないんだよ。
だからネットで録画してあるのを観るだけなら、
「生徒の勉強への気持ちの切り替えが上手くいかない」
「つい流し見になり、油断すると他の画像みたりSMSを開けたりする」
「講師に質問や相談ができない」
「いつでも観れる安心感から、油断し緊張感がなくなりノートも取らないことも多い」
「どこかの予備校みたいに授業の録画を撮り、復習だけの為に使うなら良いが、休んで録画みても本末転倒」
是非、ネット遠隔授業を考えてる受験生や親御さんは一度、真剣に考えてみてください。
ネット遠隔授業を受けるなら、