バブソンMBAのベンチャー日記 -47ページ目

Last Lecture

2年生(卒業を迎えるMBA生)に向けてのLast Lecture(最後の授業)がオープン講座でしたので、一昨日参加してきました。ぼくにとっても、1年目のLast Lectureですビックリマーク


授業を担当するのは、バブソン大学のBest Professorとしてノミネートされた3名の教授。それぞれの教授が45分間にわたり、卒業する未来のアントレプレナーにメッセージを贈ります。

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最初の教授は、Prof.Molligan。Operationを担当している教授で、実際に教わりましたが、かなりエナジェティックな人です。彼のメッセージは、

Define success by yourself.(何をもって成功とするかは自分で定義しなさい。他人に押し付けられた成功を追い求めても、空虚である)

Many person have a wrong ideal of what constitute true happiness. It is not attained through self gratification, but through fidelity to a worthy purpose.(多くの人間が、本当の幸せとは何かについて誤った理想を抱いている。本当の幸せとは、自己満足を通して得られるもではなく、意義ある目的に向かって突き進むことで得られるのだ。)

というもので、自分自身が何に価値を置くのかを大切にして、これから生きていって欲しいことでした。

次に現れたのは、Prof.Malvaney。彼は、バブソン大学の卒業生で、銀行畑を歩み、複数企業のCEOを歴任した後、バブソンでM&A周りを専門に教えています。
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彼のメッセージは、

Success = Opportunity + Skill + Luck (成功とは、機会とスキルと幸運によってもたらされる)


Don't be afraid of asking your customer. Asking customer is wonderful thing.(顧客に質問することを恐れてはならない。顧客に質問することは素晴らしいことなんだ)


Challenge above your pay grade.(もらっている給料以上の働きをせよ)

というものでした。ユーモアを交えつつ、ビジネスの本質について話していました。

最後は、Prof.Caspe。幾たびもの起業の経験があり、事業を起こす上で何が重要で、何が重要でないかを彼は語りました。
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When start-up your business, you have only one asset. Its YOU! (事業を起こした際に、君が持っている資産は一つしかない。それは、君自身だ!)

Writing is a wasting of your time. More action is appropriate.(スタートアップが事業計画を書くなんて、時間の無駄さ。行動あるのみだ。)

Treat other people as you wanna be treated.(他人に対しては、自分が扱われたいように扱いなさい)

Find a way to make a difference. Find a way to give back to society.(違いを生み出す方法を見つけなさい。そして、社会に還元する方法を見つけなさい)

If your CVP(Customer Value Proposition) is not strong enough,get your customer by doing what you don't wanna do it.(顧客に価値が伝わっていないようであれば、自分があまりやりたくないことをやってみることで、顧客を見つけなさい)

You need to learn how to hear customer.(顧客の本音が何なのか、読み取る力を身につけなければならない)


というのが彼の話のエッセンスで、どれも示唆深いものでした。


全体で2時間半の授業でしたが、どの教授も熱弁を奮っており、楽しいひと時でした。


その後同級生と一緒に、1年目のLast Lunchクラッカー 美味しい中華で締めくくりました。
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BCAPを終えて②

前回のエントリーの続き)

もう一つ痛切に感じたのは、言葉の壁。外国で企業コンサルをする上では、ネイティブ並みにしゃべれないと、最高のパフォーマンスを出せないということがよく分かりました。プロジェクトとしては成立させられることは分かったのですが、日本で行うのと同レベルのサービス提供は非常に難しいという意味です。


理由としては、以下の3つが挙げられます。


1.コンテキストを理解しきれない。
その国・地域の特性や社会・業界トレンドに対する肌感覚での理解も重要なのですが、それよりもクライアント企業の現状や、キーパーソンのニーズとパワーバランス、組織風土に対する理解にとても時間がかかります。いわゆる文脈で理解するというのが、なかなか出来ません。。。(泣) ぼくの英語力だと、相手によるのですが、おそらく70%~80%程度の理解だと思います。そうすると、表面的にはこう言っていても、真意は別のことみたいな話がなかなか租借できず、不完全な状態で走らざるを得ないんですね。なので、かゆいところに手が届くようなサービスはなかなかできない。


2.チームを自由自在に動かせない。
今回、ぼくは結構運がよくって、チームメイトに恵まれました。秋学期のプロジェクトで信頼関係を構築できたことも大きいのですが、それよりも皆相手の意見を尊重する姿勢をもってくれていたので、ぼくのつたない英語でも何をいわんとしているのか理解しようとしてくれて、実際に理解してくれましたニコニコ でも、実際はそういうことばかりでなくて、自分の意見に固執する人もいるし、相手が言葉を流暢に話せないと聞く耳を持たない人もいるでしょう。そうした時に、あの手この手でチームを動かし、向かわせたい方向に持っていくということが難しい! 片手を後ろで縛られて、戦いに挑んでいる感じです(笑) なので、結局全体のパフォーマンスが落ちるなぁと感じています。


3.クライアントとの議論で腹落ちさせられない。
これは、英語力がまだ低いといえばそれで終わってしまうのですが、「議論で勝つ」というのがまた難しい。議論で相手を納得させるためには、(勿論)論理的に話さないといけないわけで、相手が付いてくる疑問に対して、そのポイントを理解し、的確に回答しなければいけない。しかも、かなりのスピードで。相手の質問に対する理解度が80%として、こっちは頭での中で英語でなんていうか考えながら話すわけで、本来言えることの80%程度の内容しか言えないとしましょう。そうすると、結局相手には64%程度しか伝わらないということになり、クライアントとしては、まぁ大筋言っていることはわかるけど、本当にそうかなぁ・・・という状態になってしまうと思われます。


ということで、外資系ファームの海外支社でばりばり働く純ジャパ(非帰国子女)日本人コンサルタントの方々は、本当に果敢で、すごいなぁと思うわけです。。。


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ロバートと。彼はスイス人ですが、英語ペラペラです。

BCAPを終えて①

テストを終え、週が明けての5月3日(月)から2週間ひたすらBCAP(コンサルティングプロジェクト)に打ち込んでおり、忙しくブログがなかなか更新できませんでした。でも、昨日で最終報告を無事終え、BCAPも終了しました。

テーマは、ペット向け医薬品業界における某製薬ベンチャーのブランド戦略立案です。米国のベンチャー企業・ペット向け医薬品業界・ブランド戦略立案などぼくにとっては目新しいテーマのプロジェクトで、かつ自分以外ネイティブもしくは、英語ペラペラという状況だったので、刺激的で学びは大きかったです。


やっと一段落しましたので、ここで本プロジェクトを振り返ってみたいと思います。


1月からプロジェクトが始まり、我々のチームは通常のファームであるような誰がマネジャーで、誰がリーダーでという責任と役割の明確化を行わなかったので、みな同じポジションで同等に貢献するというスタイルをとりました。皆がオーナーシップを持ちやすいというメリットがある一方で、リーダーが明確でないので議論の方向性がぶれやすいというデメリットもありました。タスクとして何を行うかははっきり決めていたので、リサーチパートは粛々と進みましたが、戦略立案パートになって停滞し始めました。議論が拡散し、なかなか方向性を見出せない状況が続きました。そうこうしている内に、テスト期間に入り、BCAPは一時休止。

そして、テストが終わり、さてこれから本格的に・・・というタイミングで、実はロバート(ベイン&カンパニー)のご家族に不幸があり、しばらくコミットできないという状況になってしまいました。なので、いままではなあなあでやってきた部分があったのですが、ロバートに任せることもできなくなったので、タスク切りからファシリテーションまでイニシアティブをとることに決め、下手くそな英語で無理やり進めていきました(苦笑)

このころには、誰に何が出来て(何が得意で)、性格上の強み・弱み・特徴も理解していたので、アンディにはレポートの作成を、ウェンにはリサーチのまとめを、ローレンにはブランド戦略のまとめを、ライアンとキノには比較的楽な作業をという感じで振って、残ったやつは全て自分で片付けていくという形をとりました。なので、昼の打ち合わせが終わり、家に帰ってからの寝るまでの時間はひたすら資料作成に励んでました。皆主体性を持っていたので、タスクが終わるとお互いに助け合う形で、戦略立案の山を乗り越えてからは、順調に進んでいったなぁと感じています。

結果的には、(完璧ではないですが)戦略と施策のストーリーが通ったブランド戦略パッケージを作成でき、PPTでも60枚ほど、レポートも55ページほどの立派なアウトプットの作成に至り、クライアントにも喜んでいただきました。

この一連のプロセスで学んだことは、チームメンバーの国籍やバックグラウンドが違っても、結局プロジェクトマネジメント、チームビルディングの肝の部分は不変であるということ。皆、人間なので、それぞれ違いがあり、強み・弱みがある。そこを見極めて、適材適所で仕事を進め、メンバー相互に助けあうカルチャーがあれば、プロジェクトは勢いよく進んでいくということです。

ある時すっと腹に落ちた感じがあり、プロジェクトマネジメントに対する理解が深まった瞬間があったのでした。


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最終報告後、チームメイトと。真ん中はアドバイザーのThorp教授。