バブソンMBAのベンチャー日記 -45ページ目

級友(外国人)を連れて、京都を観光する

どこのビジネススクールにもあると思うのですが、バブソン大学にもJapan Tripというものがあります。これは、夏休みを利用して、日本の企業・文化に興味のある学生が団体で日本を訪れ、文化経験とともに、大手企業を訪問し、日本企業の特徴を学ぶというものです。

日本にくる多くの学生は、これまでに海外旅行をした経験がほとんどなく、ましてや、日本は初めてという人が大半です。なので、この際目一杯観光してやろうと思っている人もけっこういて、正式にプログラムが始まる前に来日し、東京・京都など有名所を巡る計画を立てているんですね。

丁度同じ時期に、ぼくも帰国し、京都にいるということで、バブソンの同級生たちをつれて一日京都を観光することになりました。その日京都に来たのは、ブラジル人のGabe、アメリカ人のJennifer、Aviva、Ruben、インド人のJayの5人。妻にも少し手伝ってもらい、彼らを連れての観光ガイドです。

彼らは朝発の新幹線で東京から来たので、11時に京都駅集合。
そこから、まず錦市場へ。
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ここでは手軽に、ローカルな食材をお試しできるので、めいめい気になるものをつまみ食い。佃煮、かまぼこ、グリーンティー、たこやき、せんべい、大福などいろいろ食べ歩きました。鰹節をみたことがないらしく「何だこれ?」と不思議がっていたのと、すっぽんを見て「日本人は亀を食うのか」と驚いていたのが新鮮でした。


その次は、清水寺へ。
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皆日本のお寺の荘厳さには驚いたみたいで、とても美しいと言っていました。また、丁度修学旅行シーズンでごった返していたので、日本各地から皆がこぞって清水を訪れることに関心をもったようです。「何故日本人にとって清水はそんなに特別なんだ?」と聞かれ、もう少し事前に勉強していけばよかったのですが、「四季ごとに景観が様変わりして、いつ来ても最高の風情を楽しむことが出来る」くらいしか説明できませんでした・・・あせる
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これは、中学生が英語の宿題でJenniferにインタビューする写真。

その後、清水寺のお茶屋さんで、軽くお昼ごはんを食べました。Rubenのそばの食べ方があまりに汚くて、「うまい!うまい!」と言って完食してましたが、その姿が滑稽で皆で爆笑でした。
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その足で今度は金閣寺に。

金閣寺は、見た目が派手なこともあって、外国人には人気なんですね。道中、「日本人はみな何故ルールを守るんだ? 皆同じ側を歩くし、そこには秩序がある。何故なんだ?」と聞かれ、この質問にもなんて答えるべきか悩みましたが、「文化的に、日本人は協調の精神を大切にする。だから、法律で定められてなくても、社会的に必要なことであれば皆守るんだ。そういうマインドセットがあるんだよ」と伝えました。そしたら、「なるほど、そういうことか。日本人が平和的で、争いを好まないことがよく分かった。じゃ、なんで戦争始めたの?」と聞かれ、これには悶絶・・・ んーん、正直わからん。。。ということで、適当に自説を述べましたが、多分間違っています・・・叫び

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金閣寺には、閉館ぎりぎりに到着し、ささぁっと見て周る程度でしたが、黄金に輝く神秘の寺には皆感激していました。ただ、全部が金で出来ているわけではなく、金箔を塗られているんだよと説明したら、夢を壊したみたいで、がっかりしてましたね(苦笑)

途中ぶったまげたのは、一日乗り放題のバスカードで移動していたのですが、バスを降りたらRubenだけ降りてこない。何しているのかと思い振り返ったら、運転手さんに向かって、手を差し伸べている。”おいおい、何してんねん・・・叫び”と慌てて、バスに戻ると、「バスカードなくしちゃったから、今もっている全額を受け取ってもらおうと思った」らしい。当然、運転手さんは目が点・・・目変わりにお金を払い、Rubenをバスから引きずりおろし、いくら渡そうとしていたのかみてみると、驚愕の24円!  ・・・まじで、開いた口が塞がらない瞬間でした・・・ショック! どうやら本人は、これが全財産だと言えばなんとかなると思ったらしいです。

そして、次は祇園に舞妓さんを見に行きました。丁度通りを歩く舞妓さんを2人ほど見つけられたので、Gabeは写真を御願いして2ショットをとっていました。Geishaのことはある程度知っているらしく、「日本で芸者は200人しかいないって聞いたけど、本当か?」と聞かれ、こちらの質問にも戸惑いっぱなし。観光ガイドとしては、完璧に失格です・・・

夕飯は京都駅でトンカツを食べて、彼らは夜行バスで東京に戻っていきました。
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超My PaceのRuben。

日本に帰国する

米国での1年目の生活が終わり、今住んでいるアパートは2年目更新しないことを決めていたので、帰ってくるタイミングに合わせて引き払ってきました。

大して荷物を増やしているつもりはなかったので、荷物のパッキングはそんなに大変じゃないと思ってたけど、けっこう時間もかかり、大変だった・・・DASH! 幸い荷物は友人宅に置かせてもらうことが出来たので、あとは車の臨時駐車場を借りて、そこにマイカーを止めてきました。

帰りの飛行機は、コンチネンタル空港。朝8:30ボストン国際空港発で、NYニューアーク空港で乗り換え、成田へ。成田に着いたのは、日本時間で昼14時でした。トータルで14時間ほどの移動になりました。ボストン空港で待っている間は、空港でwifiにつなげることができたので、快適でした。

飛行機の中で、元は端の席だったのですが、とある夫婦から席を替わってほしいと言われ、無下に断るのもあれかなぁと思い、しぶしぶ了承し、真ん中の席に・・・ダウン

その席で左隣に座っていたのは、日本人のおばさま。彼女は、ニューヨークに滞在していて日本に帰るところなのだという。景気の影響もあってか、ここ最近NYの待ちも、NY行きの飛行機便も日本人の数が少なくなってきたのだとか。

「何しているんですか?」と尋ねられたので、”ボストンでMBA生をやっている”と答えたところ、「メジャーは何?」ということだったので、”アントレプレナーシップなんです”と言ったところ、その方が「あら、そう! 実は私もアントレプレナーなんですよ。」と・・・(驚)

そこから、お互いにお互いのやっていることに興味があったので、2~3時間ほどその方とお話させていただきました。彼女の夫は物理学者で、30年前に米国で生活していたことがあって、その時に日本の文化を世界に発信したいと思ったのがきっかけで、日本で絵画や骨董品のギャラリーを始めたのだという。そして2年前にNYのチェルシーにもギャラリーをオープンさせ、いまでは全部で4店舗を経営し、従業員10名強の会社の社長をやっているとのこと。コンサルをやっていたということもあって、今度アッパーウェスト(?)にすごいいい物件があって借りたいんだけど、どうすべき?とか、資金調達の方法は?とかいろいろ聞かれました目

本人曰く自分は「走りながら考えるタイプ」ということで、とりあえずなんでも実行なんだという。金融危機の影響で、NYのアートギャラリーの80%は倒産したが、自分の店はなんとか生き延びていて、筋のよいお客さんもじょじょに広がってきていて、仕事が本当に楽しいとおっしゃる。ビジネスとしては、よい作品を買い付けて、もしくは、よいアーティストを発掘して育てながらいい作品を作って、世の中に売り出していくというのが基本的な流れだそうだ。アートビジネスがどのような仕組みで成立しているのかはほとんど知らなかったので、買い付けの仕組みや、値段のつけ方、アーティストとの付き合い方など非常に興味深くお話を聞かせていただきましたビックリマーク 彼女は、自分には他人にはない「目利き力」があり、だからこそいい作品だけをギャラリーに並べることが出来、お客さんに評価してもらえるということを仰っており、なるほどだから生き延びれるのだと合点がいきました。

お話の途中で名刺交換をし、今度銀座のお店にお邪魔することを約束し、別れました。

マクロ経済の授業で学んだこと

Module4では、改めて「マクロ経済」を勉強したことが、世界経済のつながりを理解する上で非常に役立ちました。今回は、マクロ経済の学びについて、上手く言葉にできるかどうか分かりませんが、自分なりにたな卸ししてみたいと思います。


マクロ経済のベースは、Real Goods Market(財・サービス市場)、 Real Loanable Funds Market(金融市場)、 Foreign Exchange Market(為替市場)の3市場から構成されており、それぞれの市場は相互に影響しあっている。

マクロ経済を考える上で重要なのは、Government(政府)とCentral Bank(中央銀行)の存在だ。政府も中央銀行も、一国家の最高権力機関として、その国の経済の持続的発展(=GDPの安定成長)を目指してEconomic Policy(経済政策)の舵取りを担っている。経済政策には、政府が担うFiscal Policy(財政政策)と、中央銀行が担うMonetary Policy(金融政策)の2つがあり、それぞれは別のものである。政府と中央銀行はそれぞれ独立した機関であり、お互いに影響しあうことはあっても、その意思決定は独自に行われるものである。

政府がとるFiscal Policy(財政政策)は、1)Tax(税率)を増減するか、2)Government Spending(政府支出)を増減するかの、2つに分けることが出来る。1)もしくは2)の調整を行うことで、経済成長のスピードの調整を図ろうとするのである。
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政府の財政政策は、財・サービス市場に直接の影響を与える。例えば、政府が政府支出を減少させる、もしくは、税率を上げる(⇒投資(I)と消費(C)が減少する)と、Aggregate Demand(総需要)が減少する。その結果、需要曲線は左にシフトし、GDPが減少するとともに、Price Index(物価指数)も減少する。言い換えると、経済成長が鈍化し、デフレ化圧力が強まる。


一方、中央銀行がとるMonetary Policy(金融政策)は、1)Interest(金利)の増減、2)Reserve Ratio(預金準備率)の増減、3)Open Market Operation(公開市場操作)(=国債など証券の取引)の3つがあり、1)2)3)を組み合わせることで、市場に流通する貨幣の総量(Money Supply)をコントロールし、経済成長のスピードの調整を図ろうとするのである。
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中央銀行の金融政策は、金融市場に直接の影響を与える。例えば、中央銀行が国債を購入し、Monetary Base(マネタリーベース)を増やすと、金利は減少する。また、預金準備率を上げると、Money Multiplier(貨幣乗数)が下がるので、マネーサプライは減少する。結果、金利は増加する。

最後に、為替市場であるが、これはその国の通貨が諸外国からどれほど必要とされているか、またその国の通貨の供給量がどれほどであるかで、為替の価値(為替相場)が決まる。
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例えば、諸外国からの円の需要が高まれば、円の価値が上がり、円高となる。別の見方をしてみると、アメリカが金融市場を安定させるためにマネーサプライを急激に増やしたとすると、米ドルの供給量が増えるので、結局日本円の需要増につながり、円高になる。為替市場は、当該国が変動相場制をとっているか、固定相場制をとっているかで、他市場に与える影響が異なってくる。固定相場制をとっている場合は、為替相場の変動圧力に対して、当該国は為替介入することで、為替相場を無理やりもとの水準に戻す行為を行う。なので、その際にマネタリーベースが変動する。
例えば、中国は固定相場制を維持しており、中国元は実際の通貨の力よりも安く設定されている。これは、中国が輸出に依存した経済体制をとっており、国内商品の価格競争力を維持したいためである。中国は低い中国元を活かして、輸出を増やし、外貨を稼いでいる。元が安いと買い圧力が強まるので、元高に動くが、中国政府はこれを嫌い、中央銀行を通してマネーサプライを増やして、元を安値に戻すのである。


上記の3つの市場は相互に影響を受けあう。

政府が財政政策を発動すると、金融市場・為替市場にも一定の影響を与えるし、中央銀行が金融政策を発動しても、財・サービス市場、為替市場にも一定の影響を与える。

2008年の金融危機で明らかになったように、世界経済の結びつきは次第にどんどん強くなっており、影響が伝播するスピードも加速している。

企業経営者の立場としては、自国はもちろん、各国の経済政策がどのように執行されているのかを見極めることで、短中期の経済動向を予測し、業界にとっての風を読むことに繋がるのである。