【Z-Score】あなたの会社が倒産する確率は?
前回のSFGRに続き、今回は、企業の倒産確率を測定するAltman Bankruptcy Predictor Model(=Z Score)を紹介したいと思います。
・1.8以下 ⇒ 倒産状態/倒産に向かう
・1.8~3.0 ⇒ グレイゾーン
・3.0以上 ⇒ 健全
と評価されます。
Altman氏は、66の企業をサンプルとして、上記の基準を策定したそうですが、実際に1.8以下になった企業の倒産確率は、95%とのことです。
では、実際に例題。
つい最近、会社更生法を申請した武富士(2010年6月30日時点(第一四半期末時点)のZ-Scoreを算出してみました。
(数値の単位はは百万円)
total assets: 559,217
working capital: 359,697
current asset: 514,812
current liabilities: 155,115
retained earnings: 109,941
EBIT: 25,856
Mkt value of equity: 38,960
total liabilities: 404,594
sales: 80,048
なので、各サブ指標は以下のようになります。
A = 0.6
B = 0.2
C = 0.0
D = 0.1
E = 0.1
そして、Z-Scoreはなんと、、
Z = 1.4
となります。
つまり、(結果論ではありますが)6月末時点で、武富士が倒産に向かうことは予想できたというわけです!
総資産への比重が大きいので、業界によって有利不利がかなりでそうなので、無論完璧視できる指標ではありませんが、株式投資には、けっこう使えそうです。
Z = 1.2*A + 1.4*B + 3.3*C + 0.6*D + 1.0*EZ Scoreは、Altmansi氏が1968年に開発した指標で、企業の健全度(=倒産するリスク)を定量化して表すものです。-5から+10までの範囲で数値はでるのですが、
Z = overall index of corporate health
A = working capital / total assets
B = retained earnings / total assets
C = earnings before interests and taxes / total assets
D = market value of equity / book value of total liabilities
E = sales / total assets
・1.8以下 ⇒ 倒産状態/倒産に向かう
・1.8~3.0 ⇒ グレイゾーン
・3.0以上 ⇒ 健全
と評価されます。
Altman氏は、66の企業をサンプルとして、上記の基準を策定したそうですが、実際に1.8以下になった企業の倒産確率は、95%とのことです。
では、実際に例題。
つい最近、会社更生法を申請した武富士(2010年6月30日時点(第一四半期末時点)のZ-Scoreを算出してみました。
(数値の単位はは百万円)
total assets: 559,217
working capital: 359,697
current asset: 514,812
current liabilities: 155,115
retained earnings: 109,941
EBIT: 25,856
Mkt value of equity: 38,960
total liabilities: 404,594
sales: 80,048
なので、各サブ指標は以下のようになります。
A = 0.6
B = 0.2
C = 0.0
D = 0.1
E = 0.1
そして、Z-Scoreはなんと、、
Z = 1.4
となります。
つまり、(結果論ではありますが)6月末時点で、武富士が倒産に向かうことは予想できたというわけです!
総資産への比重が大きいので、業界によって有利不利がかなりでそうなので、無論完璧視できる指標ではありませんが、株式投資には、けっこう使えそうです。
【SFGR】成長スピードをマネージする
Growing Managing Businessという授業で、企業が自社が生み出すキャッシュだけで成長可能なスピードを計測する手法を習いましたので、備忘録的にまとめておきたいと思います。
SFGR:Self Funded Growth Rate
ある会社の在庫回転期間を80日、売掛金回転期間を70日、買掛金回転期間を30日としましょう。
そうすると、OCCは150日。(Days of Account Payable / OCC)は、30日/150日で80%となります。
Cost of Salesは、売上を1ドル(=100セント)、NOPAT(税引き後営業利益)を5セントとすると、(100-5)/100=95セントとなります。
よって、(d)は、95×80%=76 です。
(c)は、5セント です。
(b)は、365/150=2.4回転になります。
(a)は、(c)/(d)なので、5/76=6.6%
よって、SFGR= (a)×(b) = 6.6% × 2.4 = 16% となります。つまり、この会社が、自社の内部運転資金だけで維持できる成長スピードは毎年売上高で16%の成長ということになります。
要は、自社の利益率、キャッシュサイクル(在庫・買掛金・売掛金の管理)によって、可能な成長スピードが変わるということなのですが、このSFGRを超える成長を求める場合は、基本的に銀行からの借入か増資を選ぶ必要がでてきます。
但し、あくまで内部資金だけで成長可能率を高めたい場合は、ビジネス・スキームを変える必要があります。
先の例で、OCCを140日に、買掛金回転期間を40日に、そしてcost of salesを92に下げられたとすると、SFGRは35%に増加します。
手元資金をどのように増やすかに注力することで、事業の成長スピードの柔軟性を高められるようになるわけです。ベンチャー企業を経営されている方は、一度SFGRを計算してみてはいかがでしょうか?
その他にも、面白いことをいろいろ学んでいるので、近いうちにアップしたいと思っています。
SFGR:Self Funded Growth Rate
SFGR = (a)Growth rate / OCC × (b)OCC / year例題:
*OCC:Operating Cash Flow
(a)Growth rate / OCC = (c)Cash generated / Sales dollar ÷ (d)Cash required for each OCC
(b)OCC / year = 365 ÷ OCC
OCC = Days holding Inventory + Days of Account Receiveble
(c)Cash generated / Sales dollar = NOPAT(net operating profit after tax) / Sales
(d)Cash required for each OCC = Cost of sales × (Days of Account Payable / OCC)
cost of sales = (Sales-NOPAT) / Sales
ある会社の在庫回転期間を80日、売掛金回転期間を70日、買掛金回転期間を30日としましょう。
そうすると、OCCは150日。(Days of Account Payable / OCC)は、30日/150日で80%となります。
Cost of Salesは、売上を1ドル(=100セント)、NOPAT(税引き後営業利益)を5セントとすると、(100-5)/100=95セントとなります。
よって、(d)は、95×80%=76 です。
(c)は、5セント です。
(b)は、365/150=2.4回転になります。
(a)は、(c)/(d)なので、5/76=6.6%
よって、SFGR= (a)×(b) = 6.6% × 2.4 = 16% となります。つまり、この会社が、自社の内部運転資金だけで維持できる成長スピードは毎年売上高で16%の成長ということになります。
要は、自社の利益率、キャッシュサイクル(在庫・買掛金・売掛金の管理)によって、可能な成長スピードが変わるということなのですが、このSFGRを超える成長を求める場合は、基本的に銀行からの借入か増資を選ぶ必要がでてきます。
但し、あくまで内部資金だけで成長可能率を高めたい場合は、ビジネス・スキームを変える必要があります。
先の例で、OCCを140日に、買掛金回転期間を40日に、そしてcost of salesを92に下げられたとすると、SFGRは35%に増加します。
手元資金をどのように増やすかに注力することで、事業の成長スピードの柔軟性を高められるようになるわけです。ベンチャー企業を経営されている方は、一度SFGRを計算してみてはいかがでしょうか?
その他にも、面白いことをいろいろ学んでいるので、近いうちにアップしたいと思っています。