バブソンMBAのベンチャー日記 -142ページ目

クライスラーはどうなる?

クライスラーが、破産法の申請を行う予定であると報道されました。

GMも含めて、米国自動車産業の2強が破綻に追い込まれるという厳しい状況。

仮に、GMも、クライスラーも破産法適用となった場合、世界経済はどうなるのだろうか。

債務カットで、関連会社の連鎖破綻などにつながると、日本の自動車部品メーカーを含めて大きな影響が出るだろう。米国の失業率もぐっと上がり、景気低迷の長期化が深刻になる。

暗いニュースばかりだが、GMとクライスラーの販売力が弱体化する分、トヨタ、ホンダ、日産が米国市場で躍進するチャンスとも思うのだが、そのあたりは実際どうなるのだろう。。。

株式市場も5月いっぱいは不安定な状況がつづくことでしょう。

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ベンチャー企業には、相棒が必要!
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ベンチャーキャピタリストと会う

昨日、あるベンチャーキャピタルの投資担当者とお会いし、情報交換をしました。

その会社さんは、日本ではけっこうな規模で、180億くらいのファンドを運営し、年間80社くらいのベンチャー企業に投資するとのこと。

やはり100社、200社の社長さんに会って、実際に投資できるのは1社くらいで、なかなか将来的にエグジットを期待できるベンチャー企業を見つけるのは大変なんだとか。でも、ご本人は、とても楽しそうに仕事をしていました。

投資判断する際には、社長や経営陣がそもそも上場の意思が明確にあること、市場の中で何かしらの優位性があり、上場基準をみたすことを期待できることなどがあり、慎重に検討するそうです。

基本ハイリスクハイリターンの商売ですが、自分が汗かいて見つけた会社が、上場して、エグジットすると、感無量で、ものすごいやりがいを覚えるのでしょう。

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ベンチャーキャピタリストの付き合いは重要だなぁ
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サン・マイクロシステムズの買収価額は適当か?

ソフトウェア大手のオラクルが、74億ドル(約7,400億円)でコンピュータ大手サン・マイクロシステムズを買収すると発表しました。(買収の総額はSunの負債などを含めると約74億ドル、実質は56億ドル程度になる見込みと発表している。)

元は、IBMとの買収交渉をしていましたが、価格面で折り合わず決裂し、電撃的にオラクルに買われるという結論になりました。

さてはて74億ドルというととてつもない金額ですが、この買収価額は適正でしょうか?

まず、サンマイクロの純資産(株主資本の部)は、55.8億ドルです。借入金は、12.6億ドルです。

次にサンマイクロのNPV(正味現在価値)は、直近の純利益が430百万ドルで、20年継続し、WACC(割引率)を6%とすると、46億ドルになります。WACCを5%にすると、約50億ドルです。(DCF法で簡易計算)

また株価ですが、現在の株価は9.15ドル。2008年12月は4~5ドルの間、2008年1月が約12ドルという状況でした。ちなみに2007年は20ドル近辺で推移していたので、最近は世界同時不況の影響もあって、過去と比べると低い水準にありました。買収時の一株当たりの価格は、9.5ドルと若干のプレミアムを乗せています。

以上を総括すると、買収価額の算出は、純資産法(時価ベース)に準拠した方法を軸として行われたと思っていいのでしょう。実質的な買収額と直近の純資産額はほぼイコールです。加えて、NPVと比較して大きな差はないこと、株価下落トレンドを踏まえ直近株価に若干のプレミアムを乗せたことで納得感を醸成しているのがポイントかなと思います。結論としては、各ステークホルダーから文句をつけにくい妥当な買収価額で決したということだと思います。

おそらく、IBMは純資産価値を下回る価格を提示し、サンマイクロとしては「そりゃ、ないだろ~叫び」とつっぱねたのでしょう。

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身売りは、ベンチャー企業のエグジットの一つであることは事実です!
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