毎年同じ場所から出てくる、ベニテングタケ(の変種)です。
この写真は11月1日のものですが、
厚さ2cmくらいの地面をぐいっと押しのけてがんばってました。
傘の色がベニテングタケ(学名Amanita muscaria)のように真っ赤ではなく薄いオレンジなので、
おそらくAmanita muscaria の中でも変種のA. muscaria var. formosa (和名なし)と思います。
いわゆるマジックマッシュルームのひとつで、食べると幻覚が見えるらしいです。
(間違えば死ぬこともあるらしいのでくれぐれもお試しにはなられませんよう(笑))。
11月9日、
だいぶいい形の幼菌に育ってきていました。
そして11月30日、
出始めから1ヶ月経ち、その間に霜、雪、大嵐と続いたので
もうとっくに朽ちただろうと思っていましたが、
いまだに傘も開ききらず、色もやっと濃いめになって成菌になるところでした。
このキノコも今年はかなり出遅れたせいか、低くなってしまった気温の中、
じっくりゆっくり育っているようです。
きのこは、このような樫の木の下に育っています。
樫の木はきのこに好かれる広葉樹のようで、
この辺りに自生する針葉樹の下に出るきのことは違うものも生えてきて面白いです。
去年のこの樫の木は、この写真のように染まり始めが見事なオレンジ色でしたが、
今年はここまでの色にはなりませんでした。
数キロ離れた所では、今年も見事な色の樫の木もあったので、
どうやら同じような気象条件の元でも、場所場所とそれぞれの木のタイミングなどで
色付き加減が変わるようです。
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