岩井宏★30才 | key's music navi

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明日も今日の夢のつづきを

外に出れば ”気の向くまま”なんて通じない
だからたまには気持ちを裸にしてみたい 
バンジョーにゆられて素朴な世界へ


30才/岩井宏
1. 小さな歯車に油をさそう
2. ほおずき市
3. 放浪者の子守唄
4. 路地
5. かみしばい
6. 道草
7. 赤ん坊さんよ負けるなよ
8. 屋根裏部屋
9. 春のつむぎ歌
10. 30才


岩井宏の1973年発表のたった一枚のアルバム「30才」です。と言ってもほとんどの人がぴんと来ないでしょうね(笑)この人は60年代後半から関西フォークシーンで活躍していたロングネックバンジョー弾きで、その腕前は日本一とも言われた存在でした。とりわけ高田渡のバッキングとしての活動が多く、加川良を加えた三人での活動も目立ちました。その後。URCやベルウッドの音楽プロデューサーとしても活躍しましたが、このアルバムを発表後、表舞台からは身を退きました。さてこのアルバムには、加川良と中川イサトがギターで参加していて、岩井作の叙情・懐古・郷愁などのナンバーが素朴なあったかい世界を展開しています。これほどまでにわざとらしさがないピュアな世界観を感じさせてくれる作品も滅多にありませんよ^^

今日こそは 降りてやろう
ここを通るたび いつもそう思う
郊外電車の 小さな駅
春がよく似合う 小さな駅

枕木が 寝返りうてば
小石のすきまから 花があくびをひとつ
レールに沿って 電線が
口笛吹いて 僕をさそう

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ガラス窓の陽ざしに
たたき起こされ
チビ助だいて動物園へ
青空 にらみながら

オリの中で息をつなぐ
動物達をみていると
反対に ぼくがみられてるようで
恥しくなってきます

目玉をすえて にらみなさい
じっくり とがめなさい

大手を振って歩いてると
思って すごしていても
歩いているうちに 歩く事だけに
歩く事だけの毎日です。

悲しいでしょう くやしいね
泣いていては いけませんよ
あせらず じっくりかまえて
カギを さがしましょうよ


路地

道草

30才


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