先々週 サマータイムが終わった


夕方5時前には 外は真っ暗

長くて暗い冬の始まり


「日本には四季がある」と

自慢するお年寄りがいるが(うちの母とか)


赤道にうんと近い国以外 

ほとんどの国に四季はあるし

六季ある国だってあるそうだ


日曜日の晩は 家から2分の公園で花火大会がありました


「数で勝負」的なイギリスの花火


DJと爆音ミュージックは 楽しくて好きだけど

下から照らすライトは要るかな?
花火がもったいない気がする




ICUにひと月も入院していた父が 家に戻って来たらしいから プレゼントを送った





杖!



ショップのサイトを見て

「杖は身長に合わせて選ぶ」という事を初めて知った


理由は何も言わずに

母にLINEで父の身長を訊ね

ドイツ製のイカした杖を注文し実家に送りつけた


それにしても 自分の親に杖をプレゼントする日が来るとは


娘としても なかなか実感が湧かない

(わたしが生まれた時、両親は19かハタチくらいだったし、ここ数年ずっと会っていないからまだまだ若いつもりでいた。)



今は亡き祖父母が 高齢で足元がおぼつかなくなった時


転倒防止や 腰の曲がりを軽減する為に 

杖を使って欲しいと

母とおば(母の妹)が何度も強く勧めたが 

全く言うことを聞かなかったそうだ


しまいには祖母が家で転倒し 顔を大怪我してから

やっと杖を使用し始めたらしい


あの姉妹(母とおば)の事だから

家族には ずけずけと言い方がキツいし

勧め方もしつこかったんだろうと推測する


怪我した祖母に「ほれ、見たことか!」(ほら見ろ、だから言ったのに!) 的な事も言ったはずだ


いくらそこに愛があったとしても 

いくら親しき仲であっても 

「言い方」って大切よね


一般的に お年寄りはなかなか頑固で

新しい事をすぐには受け入れないものだ


「まだまだ自分は大丈夫」と過信しているのかもしれないし 

「老い」による身体の不自由から起こり得る危険を予期できない 又はしたくないのかもしれない

ムダに忍耐強いところがあるのも 時に周囲を苛立たせる要因ではあるだろう


どちら側の気持ちも 分からなくはない


わたしの父の話に戻るが


「退院できたとはいえ、何日も意識不明で自発呼吸もままならず、三途の川を渡りかけたくらいなんだから、しばらくは歩くのも大変なんじゃない?気が向いたら使ってみれば?もし今、必要ないならば、もっとお爺さんになった時まで飾っておけばいいじゃん。」


くらいの気持ちで送ったのだけれど


父は素直に大喜びして 

人生初の「杖」を あっさり&さっそく 使用する事を受け入たようだ


そんな父の事を 母は

「娘には甘々で単純なオヤジだ。」

と呆れたそうだ


昔からプレゼントをあげると

欧米人のように大喜びして さっそく身につけタイプの人ではあるけれど



そういえば学生時代 ホテルのレストランでバイトしてた時

傘やバック 脱いだ上着を忘れて帰るお客様がたまにいたが 杖を忘れて帰る人もいた


まぁ誰でも 忘れ物くらいする事はあるだろうが

松葉杖の忘れ物があった時は さすがに不思議に思った



最近うちの冷蔵庫によく入っているのはこれ↓







キウイベリー(乙女おじの好物、弁当用。)

大きさがミニトマトくらいで、皮は緑色で毛がなくツルツル)

断面図はキウイそのもの 味もキウイ

洗ってそのまま丸ごと食べられる


普通のキウイ同様 わたしは喉がイガイガするので 好きじゃない

でも見た目はかわいい🥝



大好きな人に クールな贈り物をいただきました💚





日曜日の夕方から始まった地下鉄ストライキには困ったものだ


職場は地下鉄を利用すれば 

ドアtoドアで30〜40分で行ける距離


今週は地下鉄が使えない為 

バスで通勤するしかない


案の定 道はひどく混んでおり渋滞でバスが進まない


初日の朝はいつもより2時間早く出たけれど 道中 色々とトラブルが発生したので到着したのは始業時刻ギリギリだった


自宅近くのバス停で待つ事30分

ちゃんと10分おきにバスは来た


でも定員オーバーで乗せて貰えず 

2本見送った

3本目にしてやっと乗れたは良いが

やはり混んでいた


普段は避けている2階に上がると

席が一つだけ空いていたが

10代(多分)の男性が そこにバッグを置いたままスマホゲームに夢中になっていた


いつもなら座るのは諦めて

1階に移動するのだが

(2階席は走行中は立ってはいけない決まり)

長い道のりを 満員バスの中 立ったままではツライ


「ここ、座ってもいいですか?」

と聞いたら(顔も上げずに無言で)

素直にバッグをよけてくれたので 

その席に座った


香水が強すぎてむせそうだ

肺の中の色が変わるんじゃないかというくらいの強いニオイ


わたしがその子のママなら言うだろう


「これは’香り’ではなくて’ニオイ’だよ。バスや電車が混んでいる時は、荷物は膝の上に置きなさい。そんなんじゃモテないぜ!」と


なぜバスや電車 公共の建物内で

タバコやマリファ⚫️を吸うのは禁止されているのにドギツイ香水は認められているのか?


納得がいかない


なぜ イギリスのデパートではグランドフロアのエントランスに近い最も目立つ場所に 香水売り場が広い面積を占めているのか?


客が使用するテスターのニオイのせいで 入店した途端 眉間にシワが寄る


ちなみにスーパーの売り場面積で

最も広い面積を占めているのは 

バナナ売り場だそうだ


バナナ好きな人の多い事と言ったら


日本で暮らしていた時は バナナの歩き喰いをしている人なんて見た事がなかった

この国は地面や床にしょっちゅうバナナの皮が落ちている 


一度だけ踏んでしまって滑って転びそうになった


(その時初めて、幼い頃に見たトム&ジェリーのアニメで、トムがバナナの皮を踏まされてブザマに転ぶのは、決して大袈裟な描写ではないのだと知った。)


物価の高いイギリスでは 手頃な値段で 手軽に食べられるバナナが人気なのだろう


2〜3年に1本 (仕方なく)食べる程度で バナナの美味しさは分からない


いや 遡ることこの10年は食べていないはずだ


やっと座れて やれやれなのにヤングマンの香水のせいで前頭葉が痛いし


しばらくすると 今度はアタオカさんが乗って来た

おクスリ?アルコール?

又はその両方漬けなのか?


満席の2階に上がって来て 乗客にランダムにスペイン語訛りで悪態をついては バスの床そこいらじゅうにペッペッと唾を吐き 時おり奇声すらあげる


ロンドンではよく見る光景だが

厄介だ


毎度の事ながら

わたしをチラ見はしたが 絡む事なくササッと素通りして行った

 

そういう人は

わたしを見ると目をそらして何も言わずに ササッと避けていく


「倒錯していても 本能的に身の危険は感じるんだろうね」と乙女おじさんはいつも笑う


わたしは疎ましい事が起きると

三白眼になって口が半開きになるらしい

「素手でヒトをヤれそうだ」と以前言われた


もちろん そんな事はできないし

するはずがない

自分で言うのもおこがましいが 

これまでの人生 自分より温厚な人に未だ出会った事はないと思っている


ちなみにその日は そのイっちゃってるおじさんが 警告を無視してバス2階通路をわめきながらウロウロし続けたせいで 

ドライバーが走行継続を拒否し 

乗客全員バスから降ろされた


そのあとまた違うバスを何分も待って乗り換える羽目になったのだ


違う国なら あのおじさん袋叩きにあうんじゃないの




たまにダイバージョン(路線変更)等で バスドライバーが通常とは違う道を通り 橋桁の低さを認識できずこのような事故が起こる事がある

以前自宅近所でも同様の事故があったため 普段はバスの2階には乗らないようにしている