慟哭のプリンス/咆哮の油姫 -126ページ目

新ママの誕生~余談

おまけの話として、エステ嬢の転身はママだけでは無い。

 

人気店のエース格だった小姐が辞めて始めたのは、

 

なんと中華料理屋だったw

 

本格的なものでは無く、家庭料理の延長だった。

 

開店にはエステ時代の馴染み客も大挙して押し寄せていた。

 

が、その後の経営は素人の悲しさで徐々に客足は遠のき、

 

知らないうちに閉店していた。

 

同じように、韓国エステの人気嬢だったアガシの中にも

 

飲食店に手を出した者がいたが上手くいったという話は聞かない。

 

変わり種では日本人エステの嬢の中で設計事務所を開設した者もいたにひひ

 

まあ、彼女の場合は元々が建築学部の学生でもあったがw

 

いずれにしても将来の目標がある嬢にとっては

 

格好の資金作りの場所がエステだった、という時代の話べーっだ!

 

ハコ型が全盛期だった頃にゴロゴロあった話だw

 

 

(笑)

 

新ママの誕生~その後

半年後、担当嬢は独立して店を持った。

 

店は当初予定していた居抜きのハコ型ではなく、

 

マンション型エステだった。

 

場所は新宿、駅からは歩いて10分程度。

 

連絡が来たので早速出掛けてみたw

 

確かにマンションの一室なら看板を作る必要も無いし、

 

内装を手掛ける必要も無かった。

 

施術部屋に使っていたのは3つほど。

 

私は新ママとなった彼女を指名して店を訪れていた。

 

新人は2人入れていたようだ。

 

彼女の施術を受けていると別室から2人の談笑が聞こえていた。

 

途中、何度か電話が鳴り、新ママはその度に電話口に呼び出された。

 

前の店で彼女を指名していた客が予約を入れているようだった。

 

結局、人を使って楽をしようと考えていた嬢の目論見は見事外れたにひひ

 

施術や接客の未熟な新人嬢よりも慣れ親しんだ新ママに予約が集中するのは当然の流れ。

 

これに対して稼げると言われて入店した新人嬢たちの不満は募り、

 

その後、2人はやめてしまったようだ。

 

やっと一国一城の主となった彼女だったが、

 

営業中にひとりで電話の対応、お客の施術や会計、

 

その他の買い出しなどできるはずも無く、

 

やったとしても施術中に中座するエステ嬢に客の不満も爆発する。

 

そして、あえなく店を手放す羽目となってしまった。

 

 

元売れっ子のエースであったがゆえの悲劇とも言えよう。

 

むしろ施術に縁の無い経営者の方が上手くいったりもする。

 

新店を軌道に乗せるというのは、なかなか難しいものだ。

 

 

(苦笑)

 

 

新ママの誕生

行きつけの健全店での出来事。

 

俯せでマッサを受けている時、

担当嬢が意外な事を話し始めた。

「私、今お店探しているの。」

「ついに独立かw」

「はい、三軒ほど物件を見て来ました。」

「ふうん。で、場所は?」

「日暮里と新大久保と新小岩。」


「その辺でハコ型は今難しいかもよ。」

居抜き物件だと聞いたので、そう答えた。

エステ全盛期には確かに店も多くて繁盛していた地域だ。

現在では、健全店も抜き有り店も回春店も激減した。

むしろマンションエステやデリに新店は移っている。

更に詳しい場所を聞くと、

2軒は明らかに居抜きでは不利な物件だった。

オーナーが早く店を手放したがっている様子が目に浮かんだが、

それを担当嬢に説明しても納得していない様子。

「店のママさんは事情があって国へ帰る。だから店を譲りたいらしい。」

「確かなのか?」

「嘘ついてるように見えないし、お客さんも何人かいた。流行ってるって言ってた。」

「そうか。」


私は、それ以上は何も言わなかった。

本人が納得して店を決めるのならそれも良かろう。

だが、私は今まで人気店のナンバーワンが独立して失敗した例を

数え切れないほど見てきたから分かるのだが、同じ匂いを感じた。

要するに施術に疲れたのだろう。

人を使う立場で楽して稼ぎたいという気持ちは分かるが、

世の中、そんなに甘くは無いのだ。

まあ、ぬるま湯から一度外へ出て、

厳しい現実を知るのも良い人生勉強かもしれないな。
 

店のエースともなれば自信も出て来る。

 

お客さんの多くは私を目当てに通ってくる。

 

ならば私が店を持ってもみんな来てくれるに違いない。

 

そういう勘違いから店をオープンする嬢は少なくない。

 

まあ、成功するに越したことはないがw

 

 

(笑)