管理トップ画面に5年前の記事が出てきたので

 

今からではもう間に合わないかもしれないけれど、今年、高校を卒業して帰国生入試にチャレンジされるお子様のいらっしゃる方向けに過去記事をまとめてみます。(「受験勉強」の部分とはまったく無関係です)

 

長男ザーは2009年の秋からジュネーブのインターナショナルスクールのプライマリーに転入し、2017年夏にハイスクールを卒業して日本に帰国。日本の大学を受験しました。

 

↓ その当時を振り返って、まず、親として反省したこと。

 

 

↑ 卒業式用(そして、帰国生入試の面接用に)スーツを用意するべきだったということ。

学校指定の制服が無いのですから、スーツを自分で用意しなくちゃいけなかったのに、忘れて大失敗しました。

 

 

次に、息子1人だけで日本に送りだすことに伴う「住まいはどうするの?」問題。

この当時、長女ガルはまだ5歳。ジュネーブの義務教育第2学年(年長相当)で、秋からは第3学年(小1相当)への進級を控えていました。

定年までジュネーブを離れられない夫は単身赴任を拒否したので帰国するのはザー1人だけ。

 

 

1人で自分の身の回りのこともこなしながら大学受験って、ザーには事実上無理でしょ。

かといって、高齢の祖父母を頼るのは、筋違いでしょう。

夫に甘い義父母ですら「受験生なんて預かれません!」とお断り。

そりゃそーでしょ。当然ですよねえ。

というわけで、予備校の寮に住む(= 寮のある予備校に入学する)と決定。

 

では、法律上の住所や健康保険はどうするの?

海外から日本への転入手続きに必要な書類は?

 

 
帰国日程を決めて、チケットを手配して・・・・
ちょっと待ったあ!
インターナショナルスクールを卒業したからといって、「日本の大学を受験する資格がある」とは限りません。
受験資格を証明する書類を準備しなくては。
特に、帰国子女入試の場合の資格要件は大学ごとに基準が違うのでとてもややこしいのです。
調べて、過去のパスポートを含めて全ページのコピーを取ったり、インターナショナルスクールに必要書類の作成をお願いしたり。
 

 

 
もちろん、「日本で生活するために必要なモノとコトの準備」も必要です。

 

 

 
そして、最後に「消費者教育」
2022年4月1日以降、成人年齢は20歳から18歳に引き下げられました。
多くの大学1年生を保護してくれていた「未成年を理由とする契約取り消し権」が使えなくなりました。
成人直後の大学生を狙い撃ちするマルチ商法がはびこっているから注意するように、と大学のHPでも警告されています。
「絶対お金が儲かる話」をわざわざ赤の他人に教えて回るのはなぜ?
それは、「教えられたあなたがこの話にのってくれたら、教えた私が儲かるから」ですよね?
さて、では、「教えた私」の「儲け」はどこの誰が支払うことになるのでしょう?
儲かった人の代わりに、「絶対に損をさせられる」のは、どこの誰?
 
日本語は、主語を省略できます。だから「主語」を自分で正しく補わないと、騙されてしまいます。
 
ご用心。