2019年2月16日(土)~2月23日(土) イタリア北西部 ヴァッレ・ダオスタ州 PILA(ピーラ)スキーリゾート旅行記

最終日。リフトのAosta駅の場所を知るの続きです。

 

2月23日(土) ジュネーブに帰る日になりました。

朝10時にチェックアウトしたので、まっすぐ帰ればお昼過ぎにはジュネーブに着きますが、できたら昨年立ち寄った、アオスタの町のレストランでランチにしたいなあ。アオスタに向けて、山を下りました。

ところが、曲がりくねった山道を下りている間に7歳の長女ガルが酔ってしまいました。車を降りて休みたいと大騒ぎ。

そこで、看板が見えた大型ショッピングセンターに立ち寄ることにしました。

 

あれ?隣にあるのはスキーリフトのアオスタ駅?

リフトの駅はアオスタ市街の南側の工業地帯、周囲には何も無いってロットからは聞かされていたのに、全然話が違うじゃない。

リフト駅のすぐ隣にこんなに立派なショッピングセンターがあったなんて!

テンションが上がります♪

というのも、3年前、2016年の2月にイタリア北東部のスキーリゾート「マドンナ・ディ・カンピーリョ」からの帰り道に立ち寄ったガルダ湖西岸の町Salòの大型ショッピングセンター「Itarmark」が素晴らしかったから。

 

スキーリゾートはたいてい山の中の小さな集落ですから、スーパーもたいていは個人商店に毛が生えたような小規模なものがほとんど。確かに品ぞろえは工夫されていますが、全体に選択肢が少ないし、価格も高めです。

でも、平地の大型ショッピングセンターなら生鮮食料品の種類も豊富ですし、質も高い。ワインだってびっくりするほど安い普段使いのものから超高級品まで、選び放題です。普段は行けないイタリアのスーパーを思いっきりエンジョイするチャンス!

 

ロットも私も浮き浮き♪ 私たちの様子から「何かいいことありそう」と感じたのか、7歳の長女ガルも浮き浮き。

 

 
店内に入るとまず目に入ったのが、特売品コーナーに積み上げられたパスタの箱の山。
1箱1ユーロくらい。安い!
ロット 「この値段を見たら、ジュネーブじゃ買えない・・・・」
 
ガル 「あ、おいしそうなケーキがある!」
 
右手の保冷コーナーにはずらりと並んだケーキ類。うわあ、どれも美味しそうだけど、種類も量も多すぎて、目がちかちかしちゃう。
ラズベリーのケーキを一つ買ってみようかな?
 
更に、ラビオリなどの生パスタもいろいろ。なんてたくさんあるのかしら。
 
ソニック 「さすがイタリア。お洒落だわ。フィリングにキノコを使ったラビオリが、キノコ型に作ってある。」
 
フランス語ではcharcuterie(シャルキュトリー 加工肉全般)のコーナーも広い。
イタリアの美味しいハムや、お惣菜が選び放題だわ。どれにしょうかしら。
定番のパルマハムやサンダニエル(生ハム)を確保して、イタリアは加熱したハムも美味しいのよね。
(我が家はハムはイタリア産のものが好きです。生ハムだけはスペイン産がもっと好きですが)
 
あら、これは牛タンの燻製?
 
グラム単価はスイスのMigrosで見かけるものの半額くらい。おまけに、なんだか瑞々しくて美味しそう。
牛タン燻製が大好きな長女ガルも大喜びです。
 
野菜売り場も広い!スイスやフランスでは見たことの無い野菜もあります。
スキーリゾートのスーパーとは量も質も、種類も全然違う!
 
ロット 「この青梗菜、美味しそうだなあ。」
 
ソニック 「ホントね。買って行こう。あ!あれ何?初めて見るけど・・・。」
 
Cavoli Neri と書かれた大きな青菜が積み重ねられていました。
黒みを帯びた濃い緑の葉っぱはいかにも美味しそう。
料理法は全く分からないけれど・・・・。
 
 
ソニック 「これ買って食べてみたいわ。買わずに帰ったらずっと気になると思うから。料理法は、帰ってからネットで調べてみればなんとかなるわよ。」
 
 
大きさの参考のために、ワインボトル(750mlのフルボトルです)と並べて写真を撮ってみました。
 
そうそう、ワインコーナーもすごかったんです。もちろん、地元のヴァッレ・ダオスタ産のワインもずらりと並んでいたのですが、それ以外のイタリアワインの品揃えも充実。
 
ロット 「うおお!バローロが10種類も並んでる!こんなに選択肢があるなんて。全部一本ずつ買って帰ろうかなあ。」
 
ソニック 「うわ!さすがに鍵がかかってるけど・・・・見てよ、ロット。サッシカイアがあるわよ!」
 

 

20年以上前、恋人時代にはレストランで一緒に飲んだこともあったわねえ。

今では値段が上がってしまって、とてもレストランでは頼めないワインになってしまいましたが。


いつのまにかショッピングカートには商品がいっぱいになっていました。

 

ソニック 「これ、車のどこに詰め込むの?」

ロット 「・・・・どうしょう・・・・。」

トランクにはもう隙間がありません。座席に無理やり詰め込むしか無さそうです。

少しでも空間を効率的に使うため、ソニックはガルの隣の後部座席から助手席に移動することにしました。

 

ところで、スキーリフトのアオスタ駅と、国鉄アオスタ駅が近いことも判明。確かに、スキーブーツを履いて板を背負って歩くとしたらちょっと厳しいけれど、装備を持たない私なら問題無く歩ける距離。国鉄駅を通り抜けて駅の北側に出たら、もうそこはローマが2000年前に築いた古都アオスタの旧市街が広がっているんですよ。遺跡や博物館はもちろん、イタリアらしいお洒落なお店もいっぱい。

 

 

 

ああ失敗。

一週間分のスキーチケットを私も買って、Pilaからアオスタの町の観光に通えばよかったのよ~!

 

スーパーで買い物を楽しんでいた間に、おやおや、もう正午近くになってしまいましたよ。

 

ロット 「お昼ご飯はアオスタで食べよう。ソニックの希望通り、去年行ったUlisseに行こう。」