日付の変わるころにゴーン!PILA7日目?の続きです。
ついに2月23日(土) ジュネーブに帰る日になりました。
前日からロットと打ち合わせていました。
ロット 「チェックアウトは10時。そのころに大家さんがカギを取りに来てくれることになっているんだが、早めに車を外の公共駐車場に出してしまった方がいいと思うんだ。もしガルがFunparkで遊びたいって言いだしたときにも対応できるように。」
チェックアウトしてしまったら現在使っている屋内駐車場は使えません。鍵を返した後では車を外に出せなくなります。
しかし、午前10時になってしまったら公共駐車場だって満杯です。
ロット 「リフトが動き出す午前9時より前、そうだな。8時くらいにはだいたいの荷物を積み込んで、車を出してしまおう。手伝ってくれる?」
ソニック 「そうね。私もそのほうがいいと思う。それに、朝早いうちなら、建物に近い位置だって空いてるものね。最後に貴重品を運ぶのだって簡単。」
朝7時半。まだガルは寝ていましたが、ロットと協力してせっせと荷物を車に運びました。
とにかく通路が狭く、ギリギリなので車を出すにしても誘導係が必要です。イタリアの駐車場事情、厳しい><。
何度も切り返しを繰り返して、やっと公道への出口を通れる態勢になりました。
ソニック 「じゃ、出口を開けるね。」
キーを突っ込んで回すとドアが開きましたが・・・・・
ロット&ソニック 「げげげっ!! うっそー!」
車庫の出入口のすぐ脇に大きな車が停めてあり、通路に車体がはみ出しています。
もともと車庫の出入口がとても狭いので、その車をよけようとすると、出入口を通れません。
初日に車を入れようとしたときも車庫の前に駐車しているドライバーにやきもきさせられましたが、最終日、出すときにも似たような目に遭うなんて!
ロット 「いかん、ドアが閉まって車が挟まれちゃう」
ロットはあわてて車をバックさせました。
困ったなあ。この車、いつになったらどいてくれるの?警察に電話してレッカー移動をお願いするべき?
ロットも私もイタリア語はサッパリです・・・。
困り果てて、車の持ち主がこの近辺にいないかと、キョロキョロしていると・・・・・
隣のビルから出てきたおじさんが、私を見て、「あれ?車を出したいの?」という素振り。
助かった。車の持ち主登場です。
おじさんは車をバックさせて公道へ。
ようやくロットも車を出すことができました。😥
ロット 「最後まで、さすがイタリアだった><。とにかく車を出せて良かった。ガルが起きていたら面倒だから、早く部屋に戻ろう。」
ガルを起こして身支度をさせて、朝食を食べて、冷蔵庫の中など、最後に忘れ物チェックもしていると、大家さん登場。
鍵を返して、チェックアウトです。
ソニック 「ガルちゃん、Funparkで遊びたい?それとも、もうおうちに帰る?」
ガル 「ガルちゃん、スキーもファンパークもいっぱいあそんだから、おうちにかえる。でも、おひるごはんはイタリアのレストランがいい。」
ロット 「分かった。すぐに出発しよう。」
ソニック 「お昼ご飯は去年アオスタの町の、去年行ったレストランで食べる?それとも来るときに来たクールマイユールにする?」
ロット 「うーん。まだ10時過ぎだしなあ。アオスタで食べるには、ちょっと早すぎるかな?12時にならないと、レストランは開かないからなあ。」
山を下りてていきます。
リフトなら一直線(地図では細い赤い線)に下りられるので17分ですが、車のルートは九十九折りの坂道です。
ガル 「ガルちゃん、きもちわるい・・・・。おりてやすみたい><。」
ぐねぐねの山道で酔ってしまったようです。
ロット 「大変だ。どこかお茶を飲んで休めるようなところを探さなくちゃ。」
あれれ?グーグルマップで見ていた時にはドーラ・バルテア川より南にあるように見えていた、リフトのアオスタ駅は、実際には川より北側にあるみたい? リフトは川を越えていきます。私たちも川を渡りました。