2019年2月16日(土)~2月23日(土) イタリア北西部 ヴァッレ・ダオスタ州 PILA(ピーラ)スキーリゾート旅行記

 

PILA6日目 Ristrante Yetiの続きです。

 

今回は逆流性食道炎も治まっているし、薬のおかげか喘息発作もコントロールできて、真夜中の起坐呼吸はせずにすんでいました。

お正月のセストリエーレの時とは違って外も静かです。ぐっすり眠れる静かな夜が続いていましたが・・・・

 

2月21日(木) 6日目の深夜、そろそろ日付も22日(金)になるころ。

 

 

 

 

ゴーン!!

 

 

衝撃音に飛び起きました。

枕もとの明かりをつけると、ガルが床に落ちていました><。

ギャー! いつもなら旅先では夜の間ずっと、ガルがいつもベッドの中央にいるよう気を付けていたのに。

安眠しちゃうのも、それはそれで危険なんだ><。

慌てて駆け寄って抱き起しました。

 

ガルは泣き出しました。でも、眠ったまま泣いている?

 

ガル 「イタイよお(>_<)...。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!...(-_\)ゴシゴシ...💤💤...。」

 

ソニック 「眠いほうが優先なの?大物だ。」

 

しばらく様子を見ていましたが、病院に行くほど緊急性があるような気はしませんでした。

 

もしも坂の上の診療所が開いているとしても、ロットをたたき起こしてあの狭い駐車場から車を出し、雪が凍り付いた坂道を上るの?

ダメなら、アオスタの町を目指して真っ暗な山道を降りなければなりません。

それもけっこうなリスクなのです。

焦っているだけに、車を無事に外に出せるかどうか。途中で事故に遭わないか。

 

ソニック 「大丈夫な気がする。今夜はこのまま静かに寝かせておこうっと。ただし、また落ちないように気を付けて。それに、もしベッドから落ちても大丈夫なように、ベッドの周りにクッションになるものを積んで。」

 

朝になりました。

ガルは元気に目を覚ましました。

 

ソニック 「ガルちゃん、夜中にベッドから落ちたの、覚えてる?大丈夫?」

 

ガル 「だいじょうぶ。きょうもスキーにいくよ♪」

 

ロット 「夜中のあの音、ガルがベッドから落ちてたのか...。」

 

翌日の朝にはチェックアウトしてジュネーブに帰るので、この日が最終日です。一週間、好天に恵まれました。この日もとても良いお天気。

ロットとガルは浮き浮きとスキーに出かけました。

 

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私は荷造りをしながら洗濯。冷蔵庫の中身も整理していきます。

 

ベランダで洗濯物を干していると、バラバラと音がしました。ヘリコプターです。

救急診療所のそばのヘリポートに着陸しています。

 

 

しばらくするとヘリコプターは飛び立ち、山の下に向かって飛び去って行きました。患者さんを町に緊急搬送していたのかもしれません。

 

 

さて、この夜はガルのリクエストで再び、ヘリポート近くのレストランでフォンデュシノワーズ。

今回は絶品のピザは諦めて、お肉をちゃんと3皿取りました。お肉が好きなガルは大喜び。

 

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デザートもしっかりいただきまーす。

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お店を出るときになって、初めて気付きました。

 

いや、以前から不思議には思っていたのです。

イタリアのレストランはたいてい禁煙だから、お食事が美味しいなあ。

お料理の味が煙で台無しになったりしないし、とても過ごしやすいって。

 

なるほど!イタリアには、レストランを禁煙にする法規制があったんですね。

お会計を待っている間、店内の掲示を見ていて初めて気付きました。

これは、公共の施設やオフィス、レストランなどの屋内を原則として禁煙にする法律(2003年制定。2005年以降施行)だそうです。

レストランでも屋外なら喫煙可能みたいですが、真冬のスキーリゾートで、しかも夜に、屋外でお食事したい人は、多分いません。

 

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もう何年も通っていたのに、気付くのが遅すぎ(笑)。

イタリアのレストランの美味しさは、禁煙のおかげもあったのね~。

 

最終日。リフトのAosta駅の場所を知るに続く。