初の試みの読書会をやってみました。
「虐待・親にもケアを 生きる力を取り戻すMY TREEプログラム」
森田ゆり 編著
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虐待・親にもケアを
2,592円
アマゾン |
虐待のニュースを見るたびに、
何かできなかったのかと思う人は少なくないと思う。
でも、親や制度や所轄の人を責める意外に、自分に何ができるのかをつかんでいる人はどのくらいいるだろう。
虐待された経験のある人、
自分のやっていることは虐待なのだろうか、
自分もいつ虐待に至るかわからない
あれは虐待だったといってもいいと思う
わたし自身もおなじグラデーションの中にいる当事者として
この世界からできる限り暴力をなくしたいと願う市民として、右往左往している。
右往左往の一環として、この本を買ってみたが
一向に読めずに積んでおいた。けれど読書会なら読めるかも?と思い立ち、仲間を呼び掛けてみた。
そうしたらSNSで、手分けして読んで、担当した章の要約を発表して話し合う。という方式を教えてもらった。
ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という手法、こちらが公式サイトです。
これを参考にしつつ、時間や発表スタイルは自由に、
担当したい箇所は手挙げ式で、2,3,4章の担当者が決まり、
私はなんとか「はじめに」と「1章」を読んで要約してみた。
4名のメンバーで、ゆっくりと、時間制限にあまりこだわらずに進めていったら
3章まででタイムアウトになった。
でも、十分、一度に消化できる量はこれが限界、くらいに濃い対話ができた。
学びのシェア会でも実感していることだけれど
他人のフィルターを通った理解をシェアしてもらうのは、なかなかよいのですよ。
例えはあれだけど、
噛んでもらった離乳食・・・?
いったん、他者による要約を聴いたあとで
きっと自分が読むときも、初見よりもっと楽だろう。
そして、各章にまつわる感想、気づき、経験などがシェアされたことで
それが、紙に印刷された活字でなく
生き生きとした物語として本の中に感じられる。
自分以外にもおおきなことを考えては胸が苦しくなったり、
右往左往したりしてる仲間のいることの、希望よ。
おなじ本での読書会、12/8午前にもやります。
4章以降の読書会は、12月後半か、1月に開催予定。
タイトルにしたように、虐待された子どもの保護&ケアや親のケアには
専門の方の力は不可欠だけど
なんとかしたいと思う一般市民(さらにできれば関心のない人まで)がどれだけ、
虐待、暴力のメカニズムと
支援のベースになる考え方を知ることができるか、は
専門家の人員増と同じくらい重要だと私は考えています。
読書会、いっしょにやりませんか?
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