母性は人生ではない・映画「おおかみこどもの雨と雪」
異邦人の私、母娘の物語・「おおかみこども雨と雪」2
の続きです。
ネタバレ記事ですので、映画を観てからお読みください~
記事2で、花のことを
「主体性がないのとは違うな」と書いたのですが
花はせっせっと献身的な体当たり育児をする。
学校もやめて引っ越しもして
慣れない畑を耕して。
でも、献身はするけど
子どもたちの力を育てていない、ように私にはみえる。
ひたすら世話をしている。
まるで、おおかみを飼っているみたい。。。。
ここがとても気持ち悪い。
生活者としての知恵でなく
ただ子どもたちに言い聞かせたのは「人前でおおかみにならない」こと。
雪は自分の内側のおおかみを隠すべきものとして捨て
雨は人間を捨てた。
それぞれが自分自身の半分を捨てることで大人になる。
そんな自立は嫌だ。
統合してくれ~
一緒に観た夫I氏と意見が一致したのは
「あの壮絶なきょうだい喧嘩の後始末を
なんで子どもたちにやらせないんだ!」
母である花がひとり割れ物を片付ける。
先生亡き後の山の主になろうとする雨に
「あなたはまだ、10歳の子どもなのよ!」
「私、まだ何もしてあげてない・・・」
子の成長をみようとせず、否定し、
自分のためにそばにいてくれと
懇願する母。
あんなに育児書を積み上げていた花は
「おおかみの育て方」ではなく
「おおかみの飼い方」を学んでいたのか。
死んでしまった連れ合いの忘れ形見として
ずっとそばに置いておきたいのか。
最初に映画を観た時には
母性の一面的な描き方が、男の理想を盛り込んでるのか?
という感想を持ったけど
日が経つにつれて、違うと思い始めた。
「母性のリアリティ」を感じて
空恐ろしくなっています。
実はこれ、すごくリアルな
子育てに熱中しすぎる母の落とし穴(毒親化)の話?
雨は家を捨てざるを得ない、というか
スポイルされずに健全に自立できてよかった。
雪も、母の視界の真ん中にはいつも弟がいることや
隠し持ったおおかみのアイデンティティを統合して
まるごと自己受容、肯定できますように。
花という未熟な母に育てられたことも
悲しみと慈しみを持って、受容できますように。
花が、自分自身に献身できますように。
I氏の感想。
「納得いかない」
「あの、おおかみおとこも、雨も、いやなやつだよな」
(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・次の新月はさいたまです!9/15
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