ネタバレ記事ですのでぜひ映画を観てから読んでください!
もう1ヵ月くらい前にnikoと、I氏と観てからずっと
もぐもぐと咀嚼していた映画「おおかみこどもの雨と雪」。
ブログやツイッターでのレビューをみながら
自分の感じたことをまとめていました。
いろいろと優れたブログが書かれているので
検索すると面白いと思います!
信田さよ子さんが「隣る人」のトークでおっしゃっていたように
「いろんな見方ができるのはよい映画の条件」
この映画は良い映画なのだと思う。
私の語りたい焦点はふたつ。
ひとつには、花の母性の描かれ方について。
ふたつめには、雪の成長と母娘関係について。
ひとつめの花の母性。
映画をみながらずっと気持ち悪かったのは
花の個人としての人間性の描かれ方が淡いままで、そして映画が終わったこと。
母性だけ描かれて
個人の人生がないことが
美談になってほしくない!
き~!
と歯ぎしりしたのでした。
バイト掛け持ちしながら、大学の授業も真面目に聴いて
同じように真面目に授業を聴いてる男に惹かれる
そこまではすごくわかる。
いいかげんな、やる気なさげな大学生たちの中で
学ぶ意欲のある同士をみつけた、
その人はもぐりの学生で、じゃあもっと便宜を図ろうと
教科書を見せたり、図書館に一緒に入ったりする。
わかるわかる。
ふたりが、秘密を共有し(彼はおおかみおとこ!)
惹かれあい、ともに暮らし、
子をなすところもわかる。
(ブログではここがわからない!という意見もいくつか見ましたが)
でも!
産後からつれあいの死、子どもたちの自立に至るまで
花の人生が、母性からしか語られていない、
それが気持ち悪い!!!!
花の生い立ち、悲しみ、とまどい、葛藤、夢
なにも描かれていなくて
ひたすら
献身的な試行錯誤の体当たり育児、
生活の開拓、
環境への適応、
子どもたちへの無償の愛
だけが描かれている。
そもそも大学で
奨学金もらってバイト掛け持ちして、
花は何を学びたかったのか?
「いつも笑っていろ」と刷りこんだ両親との関係は
今どうなのか?
若くして息子がおおかみに、娘が寮のある学校へ進学して
その先に何をみているのか?
母目線で観ると
ある意味共感はできても
一女性目線で観ると
希望がないように感じてしまった。
息子おおかみの遠吠えを聴きながらお茶を飲む、
それも絶大な幸福と祝福と達成を与えてくれるだろうけど
花ちゃん、あんたの人生はどこにあるのだ???
とおせっかいながら叫びたくなる。
書きながら思うことは
そこに達成も祝福もありえるということ。
だけど、それを
男性の監督脚本で描かれると
抵抗したい私がいる、ということだな。
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