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泥酔上等 ~酔っぱらいの思考回路~

学問やビジネスの外であっても、思索は決して欠かせぬもの。
けれどもそこは、スポットライトが当たらぬところ。
ここはかなしい・・・そんな思索の、供養の場。

二週間前、かの有名な「2001年宇宙の旅」をDVDで観たんです。
内容は、ここでは触れないんですが・・・一つだけ。

↓あれからこの画が、頭にこびりつきまして。

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右側にあるこの石版、名を「モノリス」といいますが・・・
起きたとき、このモノリスが視界を占めたら――本当に、頭が真っ白になると思うんです。

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アキバで3万、サムソン製27インチモニター。でかい。
次の日から、これが「モノリス」にしか見えなくなって。
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寝起きの度に、ギョッとします・・・。
こんなに大きなモニターは、必要なかったかもしれない。
圧倒されゆくヒトのさま、そんなものを映す気がして。

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起きるたび、ギョッとするのはもう嫌だ・・・これぞ宇宙がもたらした、確かな恐怖というわけで。
・・・そんな話だったでしょうか。

いやいや、全然違います。
自分の視界を、何かが勝手に占めることなど許せない。
LV79目を覚ませ、自分の視界を支配せよ――そんな話だったはず。

目を覚ませ、かあ・・・どっちにしても、もう仕事場じゃ眠れない。
うぐぅ

近所に、「千石自慢ラーメン」という有名店があります。

背脂系っていうんですかね、美味しいラーメン屋です。


席に着くと、二種のコショウが目に入ります。

それを見て、こんな会話が始まります。


泥酔上等 ~酔っぱらいの思考回路~

奥さん 「ヒトはいつまで、黒コショウと白コショウの使い分けに悩むつもり?

わたし 「その境界、はっきり聞いたことないね」

奥さん 「そんな苦悩は、もうこりごりよ」

わたし 「ホウレンソウの炒めなら?」

奥さん 「ひとくくりにはできないわ。味付けがしょうゆなら黒、塩なら白」

わたし 「うぐぅ」

奥さん 「ただ・・・一般的にしょうゆなら黒、塩なら白とは言えるのかもね」


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家に戻って、山と渓谷社「スパイス完全ガイド」を開きます。

こんな記述がありました・・・「毎日の料理用に、黒コショウと白コショウを混ぜて使うとよい


奥さん 「ヒトよ悩むな・・・そういうこと?」

わたし 「もはや一度悩んじまった。見て見ぬフリはできないさ」


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泥酔上等 ~酔っぱらいの思考回路~


わたし 「肉のソテーは、黒だよね。バターのニオイがそうさせるのか」

奥さん 「ホワイトソースに白ってのも、けっこうな定説よ」

わたし 「しょうゆも黒っぽいし、肉の焦げも黒っぽい。料理にどれだけ黒を感じるかで判断、てのは?」

奥さん 「チーズに合うのは、黒だわよ」

わたし 「うぐぅ」

奥さん 「やっぱり、香りかしらね。ホワイトソースとチーズだと、原料が同じ生乳でも扱いが違うわ

わたし 「しょうゆにバターにチーズねえ・・・酒と同じくどれも発酵してるから、香りがたつってことだよね」

奥さん 「ならば話は簡単ね。料理にどれだけ発酵の影感じるかそれで判断しなさいよ


奥さん 「どこまで影を感じるか――そこに個性が出るわよね」

わたし 「期待してるよ、その個性」

奥さん 「実はうちには、黒コショウしかないのよね」

わたし 「食卓に、いつでも発酵飲料あるからな


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昼から飲む酒、こりゃうまい。


ネットサーフィンしています。
いやあ、アニメやマンガのキャラクターが、次々視界に入ってきますねえ。
たとえば・・・オバケのQ太郎からドロンパ、ワンピースからルフィです。

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そんなとき、ふと思ったこと――「なんでみんな、クチビルないの?」

キャラクターがつくられるとき、当然デフォルメが施されます。
デフォルメのしかたは、キャラクターや作品の個性につながるはずだけど・・・
そのときクチビルは、省かれる運命にあるってこと?
何でなんだ・・・ちょっと、考えてみましょう。

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心を落ち着け思い出せば、少数派ですがクチビルありのキャラもいます。
浮かんだ順に、妖怪人間ベムからベラ、働きマンから松方弘子です。
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シックというか、大人な感じがしますよね~。

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あとは、のび太と向き合って議論します。
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わたし 「クチビルの色が、作品に落ち着きを与えすぎるか」
のび太 「松方弘子を見てみろよ。色だけって議論は強引だな」
わたし 「クチビルは個体差が出にくく、キャラの個性につなげにくい。だから省略されるのかね?」
のび太 「アヒル口におちょぼ口・・・クチビルの形状厚さに大きさ、立派に個性をつくれるさ」
わたし 「うぐぅ」
のび太 「見ろあのドロンパ」
わたし 「口が見事にへの字だな」
のび太 「顔の大半、口が占めてる」
わたし 「・・・なるほどね、口を用いたキャラの表情づけは、喜怒哀楽を盛り立てるのにとても有効。その一環で口のサイズは大きめに、その形状は複雑に。そういうことかね」
のび太 「そんなところに、クチビルをつけるとどうなるね」
わたし 「オバケだな」
のび太 「ヒトはもっと、口で喜怒哀楽を表したいんだ。そんな願いが、キャラからクチビル消したのさ

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わたしは、酔ってはおりません。