心の準備など出来るはずがない | 雨の日も風の日も IN アメリカ

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在米25年。 アメリカ人旦那との間にティーンのハーフの男の子がいます。 アメリカの企業で企業管理者として勤続22年、フルタイムで働いているワーキングマザーです。 そんな私のごくふつ~の日常日記です。

会社のジャネスのお母様の体調がここ最近またかなり悪いようです。

 

まだ最終的な診断は出ていないけど、ドクター曰く、多分大腸がんで間違いないだろうと。

 

それも結構進んでいる様子。

 

お母様は80歳なのですが、医者嫌いで、数年前からずっと大腸がん検査を受けるようにと医者から勧められていたけど、絶対に受けないと頑なに断ってきたらしいです。

 

なんの知識もない私の個人的意見ですが、きっと当時から医者はある程度体調や血液検査から予想しての大腸がん検査の勧めだったような気がします。

 

ジャネスはお母さん思いの子で、自分の幸せは二の次で、いつも母親を優先してきたタイプ。

 

今も一緒に住んでいて、絶対に自分が看取ると言っています。

 

彼女はかなり強い女性ですが、自分の母親の事になるとビックリするほど精神的にもろくなります。

 

なので今回も、結構精神的にダメージを受けていて(もちろん誰もがそうだと思いますが)

 

かなり精神的に不安定で、私も見ていて心配しましたが、今は少し気持ち的に落ち着いたように見えます。

 

「多分、こうやって少しづつその時を迎える心の準備が出来ているような気がする」と言う彼女。

 

会社のシェリーも父親(社長)と一緒に暮らして看病をしてきたので、ジャネスの気持ちがよくわかるようです。

 

「どんな事したって、心の準備なんて出来るもんじゃないわよ。そしてどんなに精一杯やったと思っても後悔は残る。」と言っていました。

 

もちろん、事務的な手続き(遺産など)は、こんな状況でもしなければならないのですが、

 

それ以外の心の準備なんてやろうと思って出来るものではない。

 

今まで生きて来て経験したことの中で、こんなに苦しい経験をしたことはないと言うジャネス。

 

そんな彼女の姿を見ながら、私自身もいろいろ考えさせられます。

 

I will not stress over things I can't control.