白龍奇譚
気がつけばもう今年も残り三週間を切っていたりして時間のたつのの速さにびっくり仰天しているのだけれど皆様いかがお過ごしでしょうか。前回の更新からもう4ヶ月も経過していてそれもびっくりなのだけど。まあなんとかぼちぼち生きております。文章を書かないとやはり勘が鈍るのだなあと最近つくづく実感することが続いていてこれはやはりなんか更新しておこうか。でも自分の日常を全世界に発信するような気もない、じゃあいっそのこありそうななさそうなフィクションを書いてみようか、なんて。どこまで本当でどこから嘘かは想像にお任せする、ということで。第一ネット上の情報が全部本当だなんて誰がそんなお花畑なことを考えているんだい?それでもころっと騙されるんだよね。結構みんな純真なんだ。私は昔から不本意ながら不思議な体質で、この世ならぬものが見える。それは竜族のお味噌で白龍の小さい鱗の一枚が背中にくっついているからなんだって。でもそれがあんまり役に立つようなことはなくて頭がおかしいと思われるのがオチだから本当に仲のいい人以外には黙っていることにしている。そのせいかうちには実体のない不思議な存在がうろうろしていて、最近大体そこにいるのが白い蛇くん。温泉卵と日本酒をこよなく愛する昭和の親父みたいな性質で酔っ払うと赤い舌をチロチロ出してしゅるるるととぐろ巻いて世の中のことを色々ぼやきだす。多分蛇は眷属だから護衛にいてくれるような気もする。今年は巳年だったから非常に眷属が忙しくて大変だったらしい。リアルに白蛇がいる場所にせがまれて何度か連れて行ったけど確かにどこの子もぐったりしていたよね。来年は干支が変わって午年になるけれど、金運財運上昇はみんなの願いだから引き続き忙しいんだろうか。ともあれ流石にウマくんはうちには来ないだろう。私も人参よりは日本酒の方が好きだ。それからやや物騒なのだけれど怨霊がおわす。この方は時々ふらっといらっしゃるのだが、生前だったらお目にかかることは叶わなかったような身分の高い方である。母上譲りの美貌でイケメンだし、文才もあるし。身分をさて置いてもさぞかしモテておったのだろうと拝察するが、ちょっといろいろ間が悪くて不遇な亡くなり方をしている。なんでうちなんかにいらっしゃったのかいまだに謎なのだけれど、いらっしゃる時は帰宅するといつも私の机で書物を読んでおられる。漢籍と和歌集がお好きだ。スポーツの中継を見ていることも多い。ちょっと気が短いところがおありだが、普段は温厚で非常に情に厚い方である。ただし、ひとたび本気で怒らせると青筋立てて日本史上最強のかつ最凶の怨霊となって天空を縦横無尽に大暴れされるので非礼のないように・・・はしているかな。わからん。明日京都の愛宕山で大きなイベントあるというので先ほどいそいそと支度をして出立されてゆかれた。ちょっとついていきたい気もしたのだけれど、私もこれでなかなか忙しいのだ。今回は大人しく留守番をしよう。そんなわけで彼らとの日々を気が向いた時に書いてみようと思う。