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応様と私の魅酒乱

不良オヤジの備忘録と回想 サケ・旨いもん・本・映画・トリ

 甘い香り。まろやかでありながら複雑な味わい。

 複雑とは云ったが、単に雑か。

 やはり個性が感じられない。

 

 

  glass: YAMAZAKI

  pen: Graf von Faber-Castell TAMITIO Callgraphy

 

 

 若い頃の応様。

 

 応様入院6日目。

 獣医さんに依れば、一進一退と云うより、二歩三歩前進してるようだ。

 よく啼くし、ケージを齧ったりするらしい。食欲も出てきた。

 でもやっぱり疲れやすい。

 

 応ちゃん頑張れ。

 頑張ってくれ。

 キミは最愛の家族なのだ。

 

 


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 グラスに鼻を近付けた時の香りはとても控えめだ。46%。

 しかし一飲して鼻から抜ける匂いはとても濃い。味はスパイシーかつフルーティだが、シングルモルトとしてはやや凡庸か。このサケでなくてはならない、という訴求力が弱い。

 つまりまた買って飲んでみよう、という気になれない。

 

  glass: YAMAZAKI

  pen: Faber-Castell Grip

  ink: Graf von Faber-Castell Deep Sea Green

 

 

 若かりし頃の応様。

 

 応様未だ入院中。今日で4日目です。

 獣医さんによれば、少しづつ良くなってはいるが、食欲がなく、少し動くとすぐに疲れてしまうようです。

 ほとんど飼い主に似た症状だ。

 

 応様の闘病生活は、長引くかもしれません。

 ペットと飼い主が回復して健康になることを願う。

 

 応様と一緒にサケが飲みたい。

 あの頃は、自分が如何に幸せであるか自覚していなかった。

 失って初めて判る有難さがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当は、先月応様を動物病院に連れて行くべきだったに、飼い主の体調不良や悪天候で行けなかった。

 応様は元気だけど少し様子がおかしい。鼻水が出ている。

 

 昨日、かかりつけの動物病院に連れて行った。

 即入院。深刻な肺炎だと云われた。

 拙者には少しでも早く良くなるよう祈ることしかできない。

 

 昨夜も応様はいない。

 今宵も応様はいない。

 いつもそこにいてピーピーキャーキャー云っていたトリが今いない。

 

 トリカゴは空だ。いつも居るべきトリがそこにいないという負の存在感を思い知る。

 とても寂しい。

 

 応様にもしものことがあったら、拙者ももう生きてはいけまい。

 

 それでもサケを飲む。

 バランタイン、バレルスムース。

 安いバランタイン(17年未満)は、買わないことにしていたがこいつは悪くない。

 

 ヴァニラ、キャラメルを思わせる洗練された味と香りは、線が細くてもこれぞスコッチ、雑なバーボンとは明らかに完成度が異なる。

 

 応ちゃん、元気になって帰って来てくれ。

 キミこそが生き甲斐なのだ。

 

 

 

 


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 雨が続いていて気が滅入り、体調まで崩す。風邪をひいて治ったかと思えば腹を下す。その間救急外来に連れて行かれて点滴されたりSTスキャン撮られたりする。

 

 肝硬変だと云われ、唯一の希望は保険金がもらえるかもしれないということだ。

 拙者の肉体は、耐用年数を過ぎているのかも知れない。廃車寸前のクルマに騙し騙し乗っているようなものである。

 

 さて、アーリータイムス、これだけポピュラーなバーボンを、どうしてあまり飲んでこなかったのか自分でもよく判らない。

 

 ジムビームやフォアローゼスに比べてアルコール臭が強い。荒々しい。未完成な感じ。40%。

 荒々しさから云えばターキー8年が、完成度から云えばジムビームが勝る。

 

 

  pen: Delta Tuareg

  ink: MONTBLANC Royal Blue

 

 

 


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  断酒生活8日目。

 同日通院。予想通り、肝臓の数値は下がっており、このままサケを絶ってもうしばらく様子を見ましょう、などという下らない診断が下る。

 そんなもん聴きたくて1時間以上院内感染に晒されて待たされていたことに納得がいかない。

 

 医師を攻めているのではない。医者は尊い職業である。

 拙者が二日酔いで臥せっている朝も、医者は多くの患者の診察に対応している。頭が下がる。

 だtからといってぞんざいな診察はご法度だ。

 数字だけ見て様子を見ましょう、などと云われても面白くない。

 

 断酒生活一時停止。

 今宵はサケを飲む。

 

 ベルヴォアの黒ラベルである。フランス産ウィスキー、43%。

 老眼と緑内障の眼で辛うじて読めたラベルには、トリプルモルトとあった。

 

 推測するに、ヴァテッドモルトことが知れる。ただし使われているモルトの詳細は明らかにされていない。

 ヴァテッドモルトである故か、赤白青に比べて香りも味も凡庸である。以前飲んだ時にはもっと美味かった印象があるのだが。

 

 

  glass: YAMAZAKI

  pen: MONTBLANC Meisterstuck 148 ULTRA BLACK

  ink: MONTBLANC ULTRA BLACK

 

 

 

 


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 断酒生活7日目。

 昼から飲もうとは思わなくなった。しかし夕餉の時にサケがないと憂鬱な気分になる。病院医者を怨むようになる。

 

 さて、アサヒスーパードライは飲まないことになっている。

 例えば温泉旅館などに行って、冷蔵庫を開けた時、中のビールがスーパードライだったら仲居さんを呼んで、一番搾りとかヱビスとか他の銘柄に替えてもらう様にお願いする。

 

 しかし居酒屋で無料試飲券などをいただいた場合はありがたく試飲させていただく。

 で、久しぶりにスーパードライを飲んだ。先月初めのことだ。

 何十年も前、初めてスーパードライを飲んだ時には、これがキレというモノかと少し感心した。

 

 しかしその後様々なビールを飲むにつけ、とりわけイギリスのパブでエールやラガーを飲んだ時、拙者がビールに求めているモノがキレではなくコクであることを知った。

 

 苦くてこそビールなのに、このスーパードライ、どこか甘いのである。

 やはりこのサケは口に合わない。

 いずれにせよ、もう居酒屋に行くことはないだろうからいいのだが。

 

 

 

 


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 断酒生活6日目。そろそろ限界か。

 明後日が診察の日なので、それまでは我慢するが、それが済んだら医者に内緒で少しだけ飲もう。

 

 サケがないとメシが喰えず、痩せ細るばかりでかえってストレスが溜まる。

 テキトーなところで折り合いをつけることも大切だ。

 

 さて。

 メーカーズマーク、ワイルドターキー、ジムビーム、フォアローゼス。

 以上4種類のバーボンを飲むことを止める。

 狙いは普段飲みの機会と酒量を減らすことであるが、同時にさんざん飲んできたこの4種を更に飲み続けるより、代わりに未だ飲んだことのないサケを飲みたいと思うからだ。

 

 断酒生活に入る前に最寄りのバーに預けたワイルドターキーが無くなったら、本当にそれで終わりである。そのバーに行く機会も減るだろう。

 

 ただ、このバー、バタ臭い肴が美味いのだ。スパムとかパスタとか。

 特にミックスピザは質量ともに拙者の好みに合っていて、この肴と別れることが辛い。

 

 

 


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  断酒生活5日目。

 サケのない生活にもそろそろ慣れたか、と思う時もあれば、やっぱりサケのない人生など生きるに値しない、と思う時もある。

 

 ただ、サケがないと食事がつまらん。

 日本酒もなしに寿司など食いたくないし、ビールもなしに餃子など食いたくない。食べるのやーめた、となることしばしばで拙者は痩せ細り、体力は失われてゆく。

 だから病院は嫌いだ。

 

 さて、ベルヴォワ青。

 おお、これは凄い。香りはやはり薄いが、この青はベルヴォワの中でも最も甘いのではないか。

 

 スコッチでもバーボンでもなく、コニャックでもない。フレンチモルトとでも云うしかない個性である。

 毎日飲みたいとは思わないが、年に一度は恋しくなる。肴はレーズンバターやチョコレート、ケーキなどのスウィーツが合いそうだ。

 つまり完璧な食後酒である。

 

 やっぱりやってしまった。

 何やら怪しいクスリを調合しているみたいだ。

 混ぜてないけど。

 

 オマエが来ると座が乱れるんだよ。

 やりたい放題やりやがって。お互いさまだけど。

 

 

  pen: MONTBLANC Meisterstuck 149

  ink: MONTBLANC Midnight Blue

 

 

 


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 断酒4日目。下痢が治ったので、体調は戻りつつある。

 酷い病であった。まるで食中毒の様な症状だった。サケは飲んでいないので、何かにあたったのだろう。

 

 さてベルヴォワの白ラベル。40%。これまた個性的な味わいだ。

 香りは薄いが、優しく刺してくる様なスパイシーな匂いが独特である。

 味わいはやや平凡か。

 

 赤と並べて飲み比べてみたいが、少し体調不良なので、ウィスキーは日に一杯だけと自重しているので、そこは我慢だ。

 

 ※断酒生活突入前の日記から。

 

 

   pen: Gueraf von Faber-Castell EVONY

   ink::Graf von Faber-Castell Violet Blue

 

 

 


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  前日のブログに、断酒生活3日目と書いたが、日付の記憶違いがあり、正確には本日が3日目である。

 サケの事が頭から離れなくて苦しい、と云った禁断症状はない。むしろ、あまり飲まなかったお茶やフルーツジュースがこんなにも美味いモノだったかと感動さえしている。

 

 サケについて書き溜めた記事はまだあるが、いずれ尽きるだろう。

 その時どうするか。ブログ止めちゃうか、肝硬変闘病記みたいなブログにするか、いずれにしても気がすすまない。

 

 いろいろ考えたが、やりようはある。

 今までさんざん飲んできたから、洋酒についてはひと段落だが、例えば珍しいサケや新しいサケを見つけたら、迷わず買うのである。

 

 そして香りを嗅いで舌に転がす。そして香りと味を確認したら、ペッと吐き出してしまうのである。ワインの蔵などでよくやるテイスティング法である(最近のことはよく知らないけど)。

 

 拙者が愛し求めているものは色艶香りなのだ。実はなくてもいい。

 拙者にとって、酔うことやアルコールの摂取はある意味どうでもいい。言い訳がましいか。

 

 だから居酒屋バーにもう行くことはないだろう。そこにはありきたりのサケしかなく、しかも濃厚接触の機会満載だから。

 

 さて、BELLOYE の赤。

 いつか飲んだフランス産ウィスキーを案内されたので、再び買ってみた。老眼と緑内障の拙者にはボトル裏に貼られたラベルの字が小さすぎて読めない。英語なのかフランス語なのかせ判らないありさまなのである。

 

 赤白青の200ml3本セットだが、赤だけが43%。他の2本は40%。

 シングルモルトなのかヴァテッドモルトなのか判然としない。グレーンは入っていない様だ。

 

 香りはスパイシーで薄いが、味は繊細にして複雑。色も3本の中で最も濃い。

 

 

 

 

  pen: Graf von Faber-Castell TAMITIO Black Edition

  ink: DE ATRAMENTIS Leonald da Vinci

 

 

 

 


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