我が子のように、他害で歯が折られてしまった方の参考になればと思って、我が家の場合をまとめておきます。
金額もおおよそですが記しておきます。
2021年2月 息子が小5のとき
永久歯を一本破折し、差し歯になりました
3月に差し歯治療を終えたので相手の保険会社に連絡。
すると、「経過観察も終えてからまた連絡ください」と言われ、3ヶ月後(6月)に再度連絡をしました。
保険会社からの連絡までかなり待ちました。
示談金などの書類が届いたのは2021年10月になってすぐの頃。
金額はすでにセラミックの差し歯の治療費として払込済みの10万とは別に、
慰謝料10万と将来の治療費10万。合計約20万。
驚きました。こんなに安いんだって
将来の治療費なんて、どう考えても10万じゃ足りない。
私が保険会社に何を言っても相手にされなかったので、大手の弁護士事務所に見積もり依頼をしました。
その際、着手金30万、成功報酬20%、このケースでのおおよその賠償金は60万程度との説明がありました。
と言う事は、弁護士さんにお願いして賠償金が増えたところで手元に残る金額はほぼ同じ・・・?
え???
と言う事で、行き詰まったんですが、
夫が
「友人に弁護士さん紹介してもらってきた。
着手金なし、成功報酬も良心的らしいからお願いしてきたわ」
と、まさかの急展開
2021年10月末。
弁護士さんが動いてくださるようになって、私はストレスから解放されました
まず、弁護士さんと話し合いをしました。
夫は「将来のインプラント費用も!」と言っていたけど、現状は歯があるので、この先、抜歯になってしまった場合の治療費までは流石に認められる可能性が低いから、生涯、差し歯で過ごす前提での治療費を請求しましょうという事になりました。
その後、双方の弁護士同士でやり取りして、2022年2月に
「約50万で早期解決しよう。」
と相手から提案されました。
慰謝料は妥当な金額と弁護士さんは仰いましたが、将来の治療費は10万。
4月に再度、
「10万上乗せして60万にするので、これで終わらせましょう。これ以上は無理です。」
と相手から提案がありましたが、やっぱり将来の治療費は10万のままなのが不服でした。
そして、調停をすることに。
そのための資料として、歯科に頭下げて診断書を書いてもらったのが2022年5月末頃。
初回の調停は2022年9月上旬。
最後(4回目)が2023年1月下旬。
息子の歯が折れてから丸っと2年。
最終的な金額がどうなったかと言うと、
慰謝料と将来の治療費約70万(内訳は慰謝料40万、将来の治療費30万)で調停成立させました。
将来の治療費はやっぱり少ないと感じていますが、これが限界なんだろうとも思いました。
10万からやっと30万まで認められたのは大きな進歩だったと思います。
大事に貯金しておいて、あとは私達両親がプラスで歯のための貯金をして、将来、息子が治療費で困らないようにしてあげたいです。
ちなみに、弁護士費用は回収額の10%でしたが、
↑この件があって、実際はもう少し少ないです。申し訳ないです。沢山助けて頂いた上、弁護士さんのお言葉に甘えさせていただきました。
なので、手元には63万。そこから、弁護士さんを紹介してくれた夫の友人に3万包みました。
この方から紹介してもらってなかったら、20万で泣き寝入りの可能性もあったと思うとゾッとします。
以上、長々と書きましたが、我が家の場合の話でした。
誰かの参考になると嬉しいです。