日柱の下の字(日支)は「配偶者宮」と呼ばれ、パートナーとの縁を映す場所です。そこにどの星が座るかで、恋愛や結婚の読み方が変わります。
今日はその中から、支えの星「印綬(いんじゅ)」が座る日柱の話です。
■ 六十日柱のうち、4つだけ
六十日柱を全部並べて、配偶者宮が印綬になるものを数えると、甲子・乙亥・戊午・己巳の4つしかありません。
しかも4つとも、日支が子・亥・午・巳です。これは偶然ではありません。
■ 子・午・巳・亥は「見た目と中身が逆」
子・午・巳・亥の四つの支は、外から見た陰陽と、中に入っている主な天干の陰陽が逆になっています。たとえば巳は外から見ると陰ですが、中の主となる蔵干は丙で、こちらは陽です。
四柱推命では、星は見た目ではなく中身で判定します。
・甲子 ― 子の中身は癸 → 甲から見て印綬
・乙亥 ― 亥の中身は壬 → 乙から見て印綬
・戊午 ― 午の中身は丁 → 戊から見て印綬
・己巳 ― 巳の中身は丙 → 己から見て印綬
見た目の陰陽で読むと、4つとも「偏印」と取り違えてしまいます。命式の中で、いちばん読み違えられやすい四つの支です。
■ 配偶者宮の印綬は「守られる縁」
配偶者の座に印綬が座ると、守られ、学びの縁が濃い配置になります。目上との縁も良く出ます。
男性の場合は、母や年上との縁が深い形です。受け取ることに慣れると、動き出すのが遅れます。
女性の場合は、考えが深く、学び続けられます。頭で分かって満足してしまい、実行が後回しになるのが弱点です。
■ 同じ印綬でも、日干で出方が違う
・甲子 ― 頭の回転が速く、夜に冴える。ただ足元が冷えていて、実力と評価の時期がずれやすい。
・乙亥 ― 亥の水が乙の木を育てる恵まれた形。無理をしないまま長く続けられる。
・戊午 ― 午の火が戊の土を生む。土台が厚く、押されても崩れない。
・己巳 ― 巳の火が土を温め、地に足のついた実務力が出る。
気をつける点も、それぞれです。甲子は条件が整うのを待っているうちに機を逃しやすく、乙亥は居心地のよさに慣れて伸びる前に止まりやすい。己巳は頼まれ事を断れず、自分の仕事が後回しになりがちです。戊午は逆に、正しさだけで人を動かそうとしないこと。
■ 日柱は四本のうちの一本
配偶者宮に印綬があっても、年・月・時の柱しだいで出方は大きく変わります。日柱は出発点であって、結論ではありません。
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