4月5日に読み始めた「春と修羅」、読み終わりました。
恥ずかしながら、ほとんど頭に入りませんでした。
旧仮名づかいが読みにくかったからなのか、宮沢賢治の詩が合わなかったのか、私自身が「詩」を苦手としているのか、理由はわかりません。
ただ、「蜜蜂と遠雷」を読んで、基礎知識としてあった、妹トシが亡くなった時の思いを綴った詩は理解しやすかったので、読む側(私)の心構えや思い入れの問題のようにも思えます。
「蜜蜂と遠雷」と「春と修羅」の関係については、『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』を読み終わった時の記事に書いていますので、こちらもお読み下さい。
「蜜蜂と遠雷」を読んだ時は、宮沢賢治が詩に詠んだ妹のトシは幼いうちになくなったようにイメージしていたのですが、「春と修羅」を読んでいて少し違和感があり、調べたところ、24歳で亡くなっていました。宮沢賢治が26歳の時です。
詩のタイトルは「永訣の朝」です。慟哭という表現がふさわしい、妹トシへの深い愛情と悲しみが伝わってきます。
宮沢賢治を支えた家族の物語「銀河鉄道の父」、この中で宮沢トシはどんな風に描かれているでしょうか?
「銀河鉄道の父」
門井慶喜
講談社文庫
数多くの傑作を残した宮沢賢治とその父・政次郎との究極の親子愛を描いた第158回直木賞受賞作。
映画化されて、昨年公開されているので、AmazonPrimeで観てみようと思います。
主演:役所広司
出演:菅田将暉 森七菜 豊田裕大 坂井真紀 田中泯
監督:成島出
今ならレンタル100円です。
『100冊読書』宣言