図書館で借りてきた中村哲さんの『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』、読み終わりました。

 

わたしは「セロ弾きのゴーシュ」中村哲が本当に伝えたかったこと

人が生きて、死ぬことの意味を、日本人は忘れているんじゃないかという気がするんですね

中村哲

NHK出版

2021年発行

 

「セロ弾きのゴーシュ」、読んだことがないと思っていたのですが、自分の行動が及ぼした影響をゴーシュが知る場面になんとなく憶えがあります。忘れているだけで読んだことがあるのか、アニメなど活字ではない何かで見た記憶が残っているのか、似たような話に接する機会があったのか、誰もがタイトルくらいは知っている宮沢賢治の代表作のひとつなので、どの可能性もありそうです。
 
代表作といえば、ペシャワール会会長/PMS総院長の村上優さんが寄稿された巻末の文章に宮沢賢治の詩「春と修羅」についての記述があります。
 
 
「春と修羅」は青空文庫でも読むことができます。
1月から2月にかけて読んだ恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」に、宮沢賢治の「春と修羅」を題材にした架空の楽曲が登場します。
「蜜蜂と遠雷」を読みながら、次は青空文庫で「春と修羅」を読もうと思っていたのですが、読み終わった時点で江戸川乱歩の「妖怪博士」が進行していたので保留にしてしまいました。その後、つい「宇宙の始まり」を読み始めてしまい、「春と修羅」の入る隙がなくなってしまいました。
青空文庫はスマホで読んでいます。「春と修羅」は詩集なので、スマホで空いた時間に読むにはちょうどいいです。そこに「宇宙の始まり」を入れてしまったのが無謀でした。青空文庫、次こそは「春と修羅」を読みたいと思います。
 
 
 
 

『100冊読書』宣言