今日も
私のブログを見に来てくださり、
ありがとうございます。
3/21から職場に精神疾患を持った人が働いています。
最初のうちは慣れなくて、気を遣いすぎてぎくしゃくしていましたが、もう年度末と年度初めということで、そんなの気にしていられなくなり、私自身「きっついなあ~」って思うことあるのだけど、「粛々と目の前にあることを私はやる」と決めました。
先週末、評価会議と言いますか、会議がありまして、上司と話をしました。結局、新人さんとずっと付き合っていくことは私のみで、参加された上層部は関わりが無いので、仕事の内容も知らないし、どんな人だろうがどうでもいいって感じでした。それが私には悲しかったのですが、言いたいことは言いました。
「お客様じゃなくて、即戦力で働いてほしいので、指示待ちでは困ること」「何をしたらよいか自分で考える」「何かやってもらうことを私が毎日考えて仕事するのは違う」「指導係は別にいてほしい」「ねじりはちまきをして作業するのはやめてほしい(品格)」
↑ように気持ちが吹っ切れたら、自分の仕事がやりやすくなりました。
でもね、気になることが出てきました。
できる仕事とできない仕事。それを新人さんは自分で選んでしまっているのです。
それって仕事人としてはずるいことだと思います。
例え、疾患を持っているとしても、だからやらなくていいにはならない。だって、この職場には必要な作業なんですもの。いつもやらなかったら、誰かがやる? そんなの甘いっ! 私は引き下がりませんでした。
「なぜ、できない(難しい)と思うのか」
それは、先日その仕事で失敗して嫌な思いをしたからなんです。
失敗しなければいいんです。
その時はできなかったかもしれないけど、私がついていたら、失敗はしないよう配慮します。だから、同じことをやってもらいました。嫌われてもいいや。
前回は、男性職員からいろんなことを一度に指示出しされていました。
今日、私は・・・新人さんが前回できなかったことを聞きながら、できなかったところ(失敗してしまったところ)を丁寧に時間をかけて、一緒に作業してみました。
間違いそうなところは、「ちょっと待って!」と落ち着かせるよう言葉をかけて、マスキングしながら、これでいいかなと確認させ、よしと思ったら、「さあ、やってみよう!」と段階を経て声掛けをしていきました。
そしたら、前回できなかったことができたんです!
新人さんは、
『成功』を体験しました。
それからは自信がついたのか、前回やれなかったことに手を出せるようになったのですが、新人さんのやりやすいやりかたでゆっくり焦らず時間をかけてでもやれたことは、励みになったようです。
その後、調子に乗って、また仕事が雑になっていたこともありましたが、まずは成功体験を経て、がんばってくれました。
1日で仕上げなくてはならない作業ではないので、「ゆっくりでいいよ」と何回声をかけたことか。
個性的なんです。なるべくパニックを起こさない環境を作りながら、そのお膳立てにはすごく労力を遣いますが、とりあえずは6月までは仲間なので、穏便にことを済ませたいです。
今日の作業は、1年のうちに数回しかない作業です。
疾患があるからと言って逃れられる作業ではないです。
わがままは許されません。
「ちょっと荒療治だったかなあ」と思ったけど、とりあえずは、ここで作業をやらされることにパニックは起こさなかったので、前に進んでみました。
失敗してもいい。成功するまでの過程が大事なのだから。
「我ながらよくやった」とナイスフォローでした♪
この作業を終えた後に思ったことは、保育の仕事をしている時の感覚でした。
私は障害児を受け持った経験があり、また次男の不登校の時に特別支援教育に興味を持って以来、このように特性を持った人に対する言葉掛けや態度に十分気を遣ってきました。
エネルギー吸い取られるのだけど、うまくいけば私も嬉しい♪
こうやって、新人さんとの距離も少しづつ縮まっていくのかなと思ったのでした。
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