2003年生まれの三男は、
今日 成人の日を迎えました。
男の子ですから簡単なもんです。
3年前の次男の成人式は、
新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令で中止になりました。
長男の時から6年が経ち、成人式も進化してきました。
式の内容は子どもしか入れないのでよくわかりませんが、座席は出身中学ごとの座席になっているので、同窓会のような雰囲気だそうです。
コロナを経験し、大勢の集まりを自粛することを強いられたこの学年はある意味小さな集団での絆が強い。
中学校卒業後、地方に引っ越していった子たちも申し込みによって、地元に帰ってきました。
民法の改正により令和4年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
この学年は、成年年齢引き下げ後の成人式になります。
成年年齢が18歳に引き下げられた後も、私たちの住んでいる地域では、成人式を引き続き「20歳」を対象として開催しています。
なぜ、民法改正後も20歳を対象とするのか。
18歳の多くは高校3年生であり、大学受験や就職準備などで時間的・精神的余裕がなく式典に参加しにくくなることや、家計の負担が増える時期と成人式が重複することが懸念されます。参加者だけでなく家族も落ち着いた環境で祝うことができ、家族、旧友、地域社会とつながりを深める良い機会ともなることから、今後も20歳の方を対象に人生の節目として式典を開催していくのだそうです。
素晴らしいですね。
それにともない、式典の名称が、令和5年以降「成人を祝うつどい」から「二十歳を祝うつどい」にあらためられたそうです。
そして、我が家の二十歳さん。
10月に二十歳になりまして、特にどうこう変化はないらしいけど、高校卒業と同時に買ったスーツがパツンパツンに。
12月に大学の行事でスーツを着た時はそうでもなかったそう。
もっと早く言ってくれれば、新しいスーツも新調できたのだけど、スーツを新調するには苦い思い出がありまして、「スーツ買ってください」とは言えなかった三男がいました。
成人式の後、スーツの見に紳士服店を訪れる予定ですが、お直しではなくて、新調で買わされることになるでしょう。
就活も控えていますし、仕方ないか。
さて、三男の案内状は12月になって届きました。
上二人は、10月くらいに届いたから、ずいぶんギリギリで焦りました。
式典の参加には公式LINEでの事前登録が必要なのは、上二人の時にはなかったこと。
仲良しの友だちは式典に行かないと聞いていたので、人見知りな三男は当日までハラハラドキドキ。
でも、中学時代のボランティアメンバーとのグループLINEを持っていたので、女子が積極的に声を掛けてきてくれて、事なきを得ました。
事前に同窓会のお知らせは無かったのでどうなることやらと思いましたが、「飲んで帰る」と連絡があったので、「楽しんでおいで」とメッセージを送りました。
ほろよい気分で帰ってきたのだけど、1つ残念な話を聞かされました。
大事な仲間の1人が、高校2年生の時に自死していた事実を聞かされた三男。落ち込んでいました。
高校は別だったけど、その自死する少し前、私もその子とはかかわりがあったからです。
ちょうどコロナの感染拡大防止に世の中が緊急事態宣言に翻弄されてた頃、まじめな若者が自らの命を絶ったこと、何とか止めることはできなかったのかと、三男は心を痛めています。
今、大学で心理を学んでいるのは、子どもの自死について1人でも救いたいという気持ちがあったからで、この経験がまた三男を成長させるのだろうか。一緒に成人式迎えたかったね。
○○君、苦しかっただろうね。
思い出すのは彼の笑顔でした。
ご冥福をお祈りします。
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※ 因みに私の成人式は、平成元年。
昭和天皇が崩御された数日後でした。
それでも、式典は中止にはなりませんでした。