XM4ケースカバー…(多分)今度こそ本当の最終回 | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

これで何度目になるか調べるのも怖いけれど、美人なお友達にプレゼントするSONY WF-1000XM4ケース用カバー作成の今度こそ最終回!
 
何度も上げるのは心苦しいところもあるが、痛風で外に出られずネタに困っている心情を察していただければ幸いである。
前回を最終回としたはずなのに、なぜまた書くのか?
まぁ少し改善策を施したからなんだよ。
 
今回の完成系がこれ。
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斜めから見るとこんな。
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多分、これだけを見て「あ、ここが変わっている!」とわかる人は少なかろう。
なので、前回の工作終了時点の写真も掲載する。
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分かるかな?
実は帯部分が二重になった。うん、それだけなんだけれどね。
 
ことの発端は前回4月30日に「完成!でも…」と書いたことだった。
そこの「でも…」が大事。ここテストに出るからね。
そう、「でも…」というのは、一応完成したんだけれど、本体に直接ストラップを取り付けるではなく、「好きなストラップを取り付けて。こちらはDカンつけておくね」というのは初めての試みで、作って一応の完成としたんだけれど、実際ストラップを取り付けていじってみたら、Dカンがストラップに引っ張られてすぐにDカン周りの皮の接着が剥げそう。失敗かも。補強が必要かも…の「でも…」だった。
 
実際には、その日から対策の工作を始めていた。
「剥げそうなら補強すればいいじゃない?」である。
 
で、今更おせーよ!という感も否めないけれど、ここで語彙(名称)を統一しておく。
  • 本体・蓋(縦に一周し磁石が付いている太い皮部分)…蓋・本体・底など柔軟に
  • 横に一周するベルト部分…帯
  • 底から両サイドに伸びてDカンを固定する細いベルト部分…Dカンストラップ
  • Dカン…Dカン
  • おまけに作ったストラップ…ストラップ
これくらいで足りるかな。今後は「…」の右側名称で書くこととする。
 
さて、「でも…」の原因が何かというと、要はストラップを取り付けてストラップを持って(又はストラップを何かに掛けて)ケースカバーを支えようとすると、Dカンが上方向又は外方向に引っ張られるため、Dカンストラップの様な細い皮の接着面ではその引っ張られる力に負けて剥がれてしまうんじゃないかという心配だった。

このDカンストラップ、帯を挟む程度の大きさで接着する程度だと、多分十分な接着力があると思うけれど、もしかしたら引っ張る力に負けてDカンストラップごと剥がれてしまうかもしれないと思ったので、帯だけに拘らず、底の中心部分まで伸ばして接着面を多く(広く)して補強をした。それで十分だと思った。
 
しかし、実際完成してストラップをつけて吊り下げたり軽く振り回したりして見たら、Dカンはストラップにより外側に引っ張られる。
Dカンストラップを底まで伸ばしたのは前述の如く、Dカンが引っ張られる力にDカンストラップ全体の接着力が負けDカンストラップごと剥がれてしまうことを防止する目的だ。
そして、ここで問題に思えたDカンを外側に引っ張る力については「底まで伸ばした」
はあまり意味をなさない。この力に対抗するのはDカンストラップの「帯の外側に接着されている部分」だけなのだ。
 

Dカンストラップを写した写真が少ないので、こんな工作中の写真となってしまうけれど、本体底の中心部分から左右に伸ばして、帯の外側を回ってDカンを挟んで帯の内側下端までのサイズで底・帯外側・帯内側に接着されている(底のDカンストラップ両側の皮は、Dカンストラップに高さを合わせて底の高さを面一にするための補助材)。

 

ここまで接着しておけば、かなり振り回しても剥がれる心配はないと思う。

しかし、Dカンを外に引っ張った時にDカンが引っ張る力はDカンストラップの帯上端部分から剥がれようとする力になる。

多少なら問題はなかろう。しかし、繰り返されたら間違いなく剥がれていくだろうな。

 
という訳で「補強が心許ないなら、ケーキを食べればいいじゃない!」ということになったんだよ。
そう、貧乏で心許ないなら、十分贅沢させてやれば宜かろう。

金は正義なんだよ!

 

って事で、細いDカンストラップを覆う様、帯の幅に合わせた皮を上から貼り合わせた。この皮は帯の幅に合わせ、帯と本体が前後で接着されている部分まで伸びている。

下の写真で前側の境目が見えるだろう。後ろ側も同様に本体と面一になる様にしている。

 

出来上がった工作結果はこんな感じ。

 

Dカンを引っ張る力が働いて、Dカンストラップを引っ張るのは変わらないが、そのDカンストラップ外側を新しい帯が覆っているため、その力はその帯全体で力が受け止められる。「剥がせるものなら剥がしてみやがれ」そんな安心感があると思うぞ。

見た目も細いDカンストラップが縦に走っているより一見一枚皮の帯が横に走っている方が落ち着きがあるんじゃなかろうか。

 

一応、新しい形でストラップを取り付けた写真も2枚ほど掲載してみる。

 

片側につけるとこんな感じね。

 

ストラップが伸び切っていないのでなんとも言い難いけれど、これで思い切りDカンが引っ張られても安心できると思う。思いたい。

 

 

 

  ケースカバーへの収納手順(ほぼ私信)

 

ついでにケースカバーへのケース収納方法及び注意点も記しておく。

基本、ほぼケースの形に作られているけれど、ハードケースではないので多少ゆるゆる形が変わるため、悪意を持って斜めに入れようとすれば多分入ってしまう。

基本、ケースカバーの形に逆らわず入りたい様に入れてやることが肝心。

 

蓋を開け、ストラップをつけていない状態ならDカンが外側に出ていることを確認し、ケースをケースカバーの形に合わせる様に入れる。

 

この時、底面を見て、Dカンストラップで分割される両サイド計4つの隙間がほぼ同じ(Dカンストラップがケースの前後を二分する形に真ん中を通っている)形になっているか確認。なっていなければケースカバーが斜めに入っている。

 

本体裏面のUSB充電口から覗くケースのUSB充電端子がほぼ真ん中に位置しているか(特に左右。上下は多少ずれても問題なし)確認。

 

わざとずらした例。ちなみにここまでずらすにはかなりの力を要したので、ここまでずらすのは無理があると思われ。

 

これくらいずらすと、充電端子もこんな位置に来る。

 

ある程度正しく入ったことが確認できたら、帯から底にかけて延びるDカンストラップがケースの底面の曲線に沿ってほぼ隙間なくピッタリ合わさる様に帯の両サイド(Dカンストラップが生えているあたり)を親指で上に押し上げる。

最後に帯がケースの本体と蓋の境目の線と並行になっていれば100点満点。

多少ずれていても問題なく使えるけれど、せっかくなら綺麗にセットして使いましょう。

 

こうやってセットすると、蓋を開けていて振り回してもケースはなかなか飛び出さない。とはいえ、蓋を開けたまま振り回して床に落としたりすると、ケースの蓋が開いて中身が飛び出す危険性はあるので、用事がある時以外はきちんとケースカバーの蓋は閉めておくことを推奨する。

 

ここまで作って見て、今回のケースカバーはかなりきっちりできたと自負している。

ゆるゆるで蓋をしていなければケースが落ちてしまうという様な甘さもないし、ケースをつけたままでもケース蓋の開け閉めにはほぼ干渉しない。

蓋の充電口上あたりにもっと折り癖をつけて仕舞えば干渉はしなくなるけれど、癖をつければそこから皺ができて、壊れる一因となることからじじいは敢えて癖をつけていない。蓋を後ろに回して人差し指で押さえてしまうか、ケースの蓋を開いたところで指でケース蓋を押さえてしまえば、ほぼ抵抗なく押さえておくことができるのでそこは使い手の慣れ次第かな。

 

贅沢を言えば蓋を閉めた時の帯上にスリットを開け、ケースのLEDがケースカバーをつけた状態でも確認できる様にしたかった。けれど、それをすると蓋の強度が低くなってしまうので、今回はパスすることにした(と言いつつ衝動的に挑戦するかもしれない…)