SONY WF-1000XM4、じじいの捕虜となってから何度も脱走を試みることをやめなかった。

2022年5月9日

2022年5月10日

 

地下道を掘ったり、ゴミ処理トラックに紛れたりしたが、都度発見されていたのに

2023年8月7日についに…

 

そう、川に係留された手漕ぎボートに乗って無事…って大脱走じゃねえんだよ。

 

近くのバス停でケースを落とした。拾った時に中身が飛び出していることに気が付かずバスに乗ってしまった。

残念だった。

 

夜に何度も落としたであろう地点に戻って、そこまでの道も、誰かに蹴られたかもしれないと車道や反対側の歩道も合わせてかなり広範囲に探したし、近くの施設にも、集合住宅の管理人さんにも「こんなもの落ちてなかったですか?」と聞いて回った。けれど、見つからなかった。

その時の焦燥感は忘れられない。

 

今日は妻を伴って出掛けてきた。

いつもはKabag box miniに必要な荷物を詰め込んでいくのだけれど、今日はなんとなく…全く意味はなくクラッチバッグに財布とiPhoneとWF-1000XM5だけを詰め込んで出掛けたんだ。

 

これだけ持っていれば困ることはない。

ただ、いつものKabagでは、ショルダーストラップにつけたポーチに、iPhoneを入れるポケット、古銭入れを入れるポケット、スマホを入れるポケット、イヤホンケースを入れるポケットとそれぞれしっかり大きさに合わせてカスタマイズしており、更にイヤホンケース、スマホ、小銭入れのポケットは落下防止でマジックテープや革ベルトで対策を施している。

 

翻って、今回持ち出したクラッチバッグは、じじいの手にとてもよく馴染むサイズなんだ。1個目を使い潰して、同じものをまた買って延べ30年くらい使っている。

 

手に馴染んで持ちやすいけれど、中に特別カスタマイズを施すなんてことはなく、普通のバッグ。財布とiPhoneだけなら全く問題はないのだけれど、WF-1000XM5のケースを入れると少しおさまりが悪いのがちょっと気がかり。

 

途中でスーパーに立ち寄り、買い物をした時、買い物カゴやらエコバッグやらクラッチバッグやらを持って歩いたり、買ったものをエコバッグに詰め込んだりしていた時についついそれら作業に注意が入ってしまった。

 

車に荷物を載せて、次の目的地に着いた。

イヤホンをしまおうとクラッチバッグを開けたらケースがない。

 

はにはに?

 

クラッチバッグを載せた後部座席を探してみても、一緒に載せた先ほど買ったものが入っているエコバッグをどかしたり中を確認したりしたけれど見つからない。

 

あのXM4を紛失した時の焦燥感が蘇ってきたよ。

 

スーパーに電話して落としものはないか確認したけれど該当なし。

もし見つけたら連絡してくれるそうだ。

 

傷心の中家に帰って、車の中に溜まったゴミ袋を家に持ち帰った。

ここしばらく車の中に溜めっ放しで、気がついたら3袋になっていた。

いや、言い訳するけれど握り拳4つ分くらいの大きさの袋で、満杯になっていたのは1袋だけ。もう1袋はゴミが2つくらい入っていた状態で、その袋があることに気が付かず、今日新たにもう1枚ゴミ袋を出しての3袋だ。だからそんなに汚い状態で放置していたわけじゃないんだからね。

とはいえ、ゴミ袋が3袋も散乱していては良い気がしない。

片付けちゃおうと漠然と思ったんだよ。

 

部屋に戻ってゴミ袋を開け、ペットボトルを取り出してラベルを剥がして、ボトルを洗浄したり、燃えないごみなどが混入したりしていないか確認していた。

 

そしたらさ、先日出したばかりなのに気が付かなかった、2つゴミ(紙ごみと透明フィルム)が入っていたゴミ袋に、何やら少し大きめの塊がある。

 

取り出してみたらなんと…なんとなんと

 

WF-1000XM5のケースだった。

 

なんで?

本当になんで?

 

だってさ、買い物を終えて車のところに辿り着いて、一番最初に後部座席のドアを開けエコバッグとクラッチバッグを置いた。

そして手ぶらになったところで運転席ドアを開けて乗り込んだんだ。

ゴミ袋は全て助手席の足元に置いてある。

 

なのに、なぜWF-1000XM5のケースがゴミ袋の中に?

ワープした?

マジック?

 

わけがわからない。

 

でもさ、先日書いた「クリアケースをつけるとFaceIDが認識阻害される」みたいに「論理的にありえないでしょ」と言いたいけど「これが実際に起こっているんだから受け入れるしかないでしょ」と言わざるをえない話もあることを学んだばかり。

 

無意識にワープさせたのは如何なる理屈か全く想像もつかないけれど、後部座席に置いたクラッチバッグの中から、助手席足元に置いたゴミ袋の中へWF-1000XM5のケースが勝手に移動していたのは紛れも無い事実。

妻はそんなことに興味がないし、じじいもわざわざゴミ袋に入れる意味がない。一体誰がなんの目的で?不思議だね。

 

それにしても、いままでゴミ袋を家に持ち帰るなんて思いもしなかった。

その内コンビニに立ち寄ることがあれば、そこでゴミを出せばよかろうと思っていた。

もし、コンビニに捨てていたら、中身の確認なんかしないから本当にゴミにしていたね。

なぜ、今日は家に持ち帰ろうって思ったんだろう。その気持ちの変化も不思議だよな。

 

兎にも角にも、ケースが見つかってよかったよ。

一応長期保証、紛失保証も入っている。

でも、イヤホンを片方無くした時に保証が効くサービスだったはず。

ケースも一緒に無くしたのは保証対象内なんだろうか。そう心配していた。

使わなくて良くなってホッとしたよ。

 

そして、クラッチバッグの中でもケースが落ちない工夫をしてみようかと言う気になった。どう言う形にすれば良いか今考えている。