これは前回の続き。
読んでいない人は、先にそちらを読んでいただきたく。
めんどくせーという人のために要約すると
パイプラックを買って電動昇降机の隣に設置して机を昇降させてみたら、机の脇に取り付けていたマイクアームがぶつかってアームを壊わしちゃった。
仕方がないので、新しいアームを買うよ。その前にあれこれ検討してみるよ。
って感じ。
でここから前回の続き。
ここでもまた「60,000字」の制限を超えてしまったので、じじいが候補に挙げた製品と選んだ理由については、別ページとして、リンクしておく。
そちらを読まないことには、これ以降の話が見えなくなるので、お手数だけれどそちらを一読いただきたく。
こんな面倒なことをしなければならないのは、ひとえにAmebaの60,000文字制限のせいなんだからね(じじいがもっと短く的確に表現できれば…というのは却下)
総評的な物…
2軸式
今使っているアームと形状は同じため、あまりワクワク感がないかな。
そしてこのタイプにお金をかけるのもちょっと勿体無い気がする。
あえて選ぶなら値段と性能のバランスを考えてVIJIM LS25が良さそうだ。
2軸拡張式
CACENCANの40cm延長パイプは細くて長すぎな気がする。
マイク付近を持ってアームを動かすと、その力が延長パイプの上端に加わる。その力を受ける軸が延長パイプ下端なので、40cm長の延長パイプは結構な力を受けることになるんじゃね?
加えて、40cm上に延長して底上げしたアームは結構上に聳え立つ気がする。
壁に向かって机が設置されていればまだしも、じじいの家では部屋の中心に向かって机が設置されているので、ちょっと邪魔になりそう。
広いスタジオなら良いんだけれどねぇ。
Elgatoの方はΦ2.6cmの長さ15cmパイプが延長用なので「折れそう」という不安は少ないけれど、CACENCANのものは、基本的に延長パイプでモニタの高さを超え、2軸アームはその性能の全てをモニタの上で発揮するのに比べ、Elgatoは「高さを稼いで、モニタの頭を超え「易く」する」程度かな。
机の奥行きに余裕があって、モニタを机の奥から離れた位置に設置しているなら、この15cmの高さから下アームを前傾させモニタの前に出たところから上アームが自由に動く形は取れると思うけれど、奥行きに余裕がない場合は下アームがほとんど役立たずに終わる可能性があるだろう。
メジャーの端を机に置いて、15cmのところを指で固定し、そこから40cm (下アームの長さ)をつまみながらぐるぐる動かしてみた。
しっかりモニタの上は超えてくれたので、軸部分での回転も調整範囲に入ってくれるし、下アームでも多少の調整が行えるってことは確認できた。
調べてみるまでは「安いし、案外しっかりしているし、CACENCANいいんじゃね?」と思ったけれど、使い勝手を考えると高くてもElgatoが良いのかもしれない。
3軸式
そこまでの微調整も、都度何箇所もネジを回さなければならない面倒臭さも敬遠したい。じじいが家で使うだけならこれは無いかな。
這いつくばり式
これを書くまでは「VIJIM LS26は短すぎる。実用性がない」と思っていたのだけれど…
確かにマイクアーム単体で考えると、VIJIM LS26はアーム長がそれぞれ25cmくらいで、最大に伸ばしても47cmくらいにしかならない。
メジャーで据えつけたいと思う場所を中心に47cmを測ってみると、自分の口元に及ばない。「常に斜めを向いて話す必要があるのか?」と思った。
でもさ、マイクアームの先にはマイクがつくんだよ。
で、マイクをつけるにはショックマウントを経由する。
じじいの場合はAKG C214に付属していたショックマウントを使うので、設置の方法によって、14〜17cmくらいその先に必要なんだよ。マイク自体はその先端から5cmくらい奥まった場所に収納されるけれど、9〜12cmさらに手前にマイクが来ることを考えたら、奥行き70cmの机を使っているじじいとしては十分な長さだと分かったよ。マイク自体口元に置く訳ではなく、数十cm離れた場所に置くからね。
確かに椅子をリクライニングさせて最大限机から離れた場所からというと厳しいかもしれないけれど、多分そんな格好でマイクを使ったりしないよな。
翻ってElgato Wave Mic Arm LPはアーム長は2軸アームを基準とすると標準的なサイズ
だと言えるのだけれど、その台座の軸部分から下アームがスイープする半径30cmには物を置けない。この下アームは上下動ができないので、回転半径内にある高さ7cm以上の物は全て下アームに薙ぎ倒される可能性があるということだね。
じじい環境ではと限定した話だけれど、もしこのアームをモニタ奥に設置しようとしたら、アームだけなら問題な口設置できる。が、C214のショックマウントが収まるかかなり微妙。多分収まるんじゃないかな。
Amazonの技術仕様に表示されない寸法を探していたら「しうかつ(終活)ブログ」の「【そこ何cm?】Elgato Wave Mic Arm LPレビュー【エルガトマイクアーム寸法】」というページに辿り着いた。ここで疑問はほぼ解決した。
上アームの上端までの高さが16cm (モニタアームがあるので、この高さを退避するのは問題ない)。
下アームからデスク面までの高さ7cm (Windows用キーボードも問題なく下を潜れるので問題なし)。
このアームを選択した場合、設置はかなり微妙なグレーゾーンを潜り抜ける必要があるかもしれない。けれど、設置できてしまえば、どこで使うにしても余裕を持ってマイクを取り回せる環境ができる。
ただ、何度も書くけれど、マイクアームが最低地上高7cm、軸から半径40cmの場所をスイープする。その場所に背の高い物が置けないのは本当に問題ないか?よくよく考えるべきだ。
じゃあ、どれを選ぶんだよ?
1番欲しいと思ったのは、這いつくばり型のElgato Wave Mic Arm LPかな。
でも、これ本当に使い方を選ぶアームだよね。本当にこれを選んで良いのか?とついつい躊躇してしまう自分もいるのが本音。
2番目に欲しいと思うのは、2軸拡張式のElgatoかな。
モニタ裏設置が使えないとなったら、延長パイプを外して通常2軸として使える。基本的によくできたアームだと思うんだ。
ということで、Elgato Wave Mic Arm LPを買ってみようかという気持ちになっている。けど「マイクアーム『ごとき』に14,680円???」という気持ちも根強い。
値段を考えて、2軸拡張式のCACENCANにしておくのが良いのかな…いや、ここはElgato Wave Mic Arm LPを買ってみようと思う。うん、これが結論。
一応明日になるまでじっくり考えて、それからポチる予定。