台所(もどき)事情… | lummoxの長い1日

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駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

今日2個目の更新…

 

5月3日に「リフォームの相談に行ってきた」を書いた。

 

超狭小住宅なので、自分の使う階の洗面台は極少の物を選んだのだけれど、LDKの思惑違い(義両親がいても、かまわず料理ができるものと想定していたけれど、義両親がのんびりしている中で料理はできないし、自分のリズムを崩さず、かつ義両親家族の料理を作る時間と被らないよう料理を作るのが不可能に近い事)から、その極少洗面台とIH調理器を使って自分の部屋で料理を作らざるを得なくなったのだけれど、ちょっとした鍋やパンを洗うのにも一苦労だし、皿を洗うにも水しぶきが床を濡らすし、本当苦悩の11年だった。ずっとリフォームを考えていたのだけれど、そろそろ我慢の限界って事でようやくリフォームの検討を本格化させたのだ。

 

で、今まで文章の説明だけで写真を載せていなかったのだけれど、今回は写真を載せてみる。

 

まず、本来はここで料理をするつもりで、義両親より私の好みを押し通した本来のキッチンがこれ(生活感に満ちている部分はご勘弁)。

 

オールステンレスのシステムキッチンで、本来なら引き出しやドアは全てタッチすれば自動で開く機能がついている。暗くて良く分からない写真で申し訳ないけれど、画面左端にはホシザキの食洗がビルトインされているし、シンク右横には米や調味料を入れる専用の冷蔵庫がついている。コンロはハイカロリーバーナーをつけている。

 

後ろの食卓も含め調理スペースは十分にあるし、料理を快適にできる環境の筈なんだ。けれど、義母の身長が低くて、調理をしようとするとドアに体が当たってドアが開いて邪魔って事で自動扉の電源は切られて使った事がない。食洗も「勿体ない」と言う良く分からない理由でほとんど使われていないようだ。

 

翻って私が普段料理をする環境がこれ。

 

IHヒーターは昨年6月に購入した山善のYEH-1456。

 

 

 

IHヒーター周りの油跳ねガードは高木金属のキッチンガード。

幅は可変式だし、汚れは簡単に落とせるし重宝している。

 

壁に無印良品の棚を2つくっつけて調味料入れにしている。

 

包丁はBellejoomuと言うマグネットスタンドを使って固定している。

 

ちょっと磁力が弱いのが難点だけれど、まぁ便利は便利だ。

 

その他、密閉ガラス容器はダイソー、包丁はヘンケル、ペティナイフはVICTORINOX(スイスの友人からプレゼントされたもので日本で売っているかは知らない)。

 

そして、問題の水回りだけれど、その前にIHヒーター左側には350ℓの日立の冷蔵庫があって、その向かい側にパイプラックがある。

まずはそのパイプラックの写真、隙間から奥の洗面台も見えている。

 

パイプラックの支柱高さは1800mm。

ヘルシオの下の段が洗面と面一になるように高さを調整している。

一番下と2段目がストック置き場、3段目が洗った食器の水切りカゴと電動歯ブラシなどを置く棚。4段目がヘルシオと2つ目の水切りカゴ。5段目が鍋、土鍋、タッパー、ラップ類。最上段がボウル、鍋蓋、ホットクックの部品(かき混ぜ棒とか)やレンジ調理道具を入れた籠置き場となっている。

 

そして、洗面台。

 

どうだ。狭かろう。

洗面台の幅は50㎝程度。深さも10数cmなのですぐに水が飛び散るのは想像に難くないだろう。

 

上京して初めて住んだアパート(品川区豊町)は、近くの大学の学生が大半を占める古い風呂無し、トイレ共同のアパートだった。

元々は水道も共同だったようで、私の部屋の真ん前に共同水場があった。ただ、そんなアパートはその当時でも人気が無くなってきたとの事で、各部屋に水道を取り付ける工事をしたとの事。

私の部屋(4畳半)は、入り口を入ってすぐ横に1口のガスコンロが置いてあった。そして水道は、たまたま角部屋だったので、4畳半の外側に1畳分部屋を増築して作ったのだった。

4畳半だから部屋の長さは畳1.5枚分なのに、広げたのは畳1枚分。つまり横幅は畳1枚に満たないのだ。そんな幅しか増設していないのに、強度の問題からか以前の部屋の壁がほとんど残っていて、水場は両側を壁に挟まれていたので狭いことこの上なかった。当時(身長は175㎝位で)体重45㎏だった私をして普通にしていて両肩が両壁に当たる幅…そんな感じだった。

その狭い水場にまな板を渡して野菜などを切っていて、手を滑らせて包丁を落としても逃げる場所がないのだ。落としたと思ったら、後は「当たりませんように」と神様に祈るしかない恐怖感。今でもはっきり覚えている。

さすがにそれほどまで狭くはないけれど、そんな部屋を彷彿させる窮屈さだ。

 

ここに今度は幅60㎝のシンクを入れ、IHコンロの上、無印良品の棚(上段)を取り外して、そこに幅900mm×高さ700mm×奥行310mmの棚を取り付ける予定で見積もりを頼んだ。

 

理想は、その棚にボウルやストックを、シンク下に鍋などをうまく収納して、現状1800mmあるパイプラックを850mmとしてシンクと高さを揃えたいのだ。そうすることによってかなり圧迫感が減るだろう。

後は、現状の洗面台の幅より10cmほどシンクが大きくなる為、必然的にパイプラックが10cm通路側にはみ出る。結果通路が狭くなるし、出入り口のドアが完全には空かなくなる。これを解決するために、現状400mmの奥行きの棚板を使っているのだけれど、これを300mmに変更したい。

後は、ヘルシオの置き場所だけれど、水切りカゴ2つを使いやすい場所に置く事を考えるなら、ヘルシオはしゃがんで使う位置(先の写真なら下から2段目)まで下げて収納しなければならない。システムキッチンの中にはオーブンがビルトインされたものもあるので、特別におかしい位置と言う訳ではないが、私の場合、ちょうど今がそういう状態だけれど、痛風や原因不明の何かでかかとや膝が曲げられないという状況が結構多くて、そんな時にそんな位置にあるオーブン(レンジでもある)を使う気になるかと言うと、完全に否/No/Nein/Het/Non/不/Nãoなのだ。

圧迫感があっても、財布にも優しく、自分の体調がどうであれ使いやすい現状を是とするか、財布にも自分の体調にも万全を期せと共用するけれど圧迫感のない理想形を是とするか…悩むところだ。

 

そして、その見積もりが今日上がってきた。

ほぼ30万円だそうだ。

高いって言えば高い。けれど妥当だとも思う。

写真をよく見ればわかるけれど、本来の使い方ではない使い方をした洗面台は、水がこぼれまくって土台である木製の台がかなり傷んでいる。いつ腐り落ちてもも文句は言えない状態だ。

なので、工事を実施する事は決めた。

でも、今のところだけではなく、せめてもう一社見積もりを取ってもらおうかねと言う事で意見は一致した。

明日、そちらの店に出向いて見積もりをお願いする予定にした。