JR都区内パス…KALDI巡礼の旅 | lummoxの長い1日

lummoxの長い1日

駄文、散文、写真、絵日記…何を書くかわかりませんが、その日の気分で…

ぬって焼いたらカレーパンが池袋などのKALDIに行っても見つからない。ならば捜索の範囲を広げてやろうじゃん…そうほんの少し思った事と、妻が会社から推奨されている1万歩/日歩け運動の推進と言う思惑が重なって、昨夜、東京都内のKALDI店舗を地図にまとめ、「地下鉄で行ける店舗」「JRで行ける店舗」に分けた結果、JRで行ける店舗の方が私たちの生活圏とかけ離れた場所に行けるという事で、もし八重洲、有楽町、新橋の店舗で見つからない場合はJR都区内パスを購入してKALDIを探索しつつ、散歩も楽しもうという話になった。
 
朝ご飯を食べた後、KALDI 日比谷ミッドタウン店へ。
いや、ミッドタウンとか、こんなところに来ることがあろうとは…私のような田舎者には本当場違いな場所でドキドキした。
そして次は八重洲地下街店、新橋店…結局どこでも見つけられず、歩数だけがどんどん増えていく。
 
そして、JR都区内パス(760円)を購入して、次は大井町。
私が上京して初めて住んだのは品川区。戸越公園の近くだった。住民票の移転などはこの大井町に来なければならなかった。その時以来だから本当に久しぶりの街…でも馴染みは殆どないww
 
次は大森。
ここは15年くらい前まで勤めていた会社があった場所なのでそれなりに懐かしい。でも、見慣れないビルが建っていたり、かなり雰囲気が変わったね。
 
KALDIのイトーヨーカ堂大森店にも行ったついでに大森ベルポートに立ち寄ってきた。
羽田空港が近い敷地のため、建物高さの制限によって1棟型の超高層ビルを建設することができなかった。このため、4棟のビルによる街区型の都市環境の形成を図った。(Wikipediaより)
とあるけれど、その4棟のビルの間のイベントスペースはもったいない気がする。ここ全部に床を張れば家賃収入ウハウハなのに…と思ってしまうのと同時に、バブルって本当贅沢だったんだなーと言うありきたりな感慨に更けてしまう場所。10月4日「SELPHYが届いた日…デジカメ2台が復活した更に…」に掲載したEXILIMの写真(2002/07/17 いすゞ本社 EXILIM EX-S1)もここで撮った写真なんだよなぁ。

ベルポート大森を出てすぐ、右手を見ると…すごく高いところに外階段がある。これ使う事があったらかなり怖い思いをするんじゃないかなぁ。
 
うちを建てる時、屋上を作るかどうか悩んだ。結局作るのはやめたのだけれど、最後まで私は作る気満々だったのだ。だって、ただでさえ超狭小住宅で庭もないのだから、屋上位作らないと庭遊びもできないし、洗濯物を干す場所もない。案の定、屋上を作らなかった結果、今はミミズの額ほどの裏庭は殆ど義両親に占領されてしまっている。
屋上を作るとなると、個人的にはエレベータだけ通じていればいいじゃん(だって会談つけるスペースが勿体ないし)と思うのだけれど、建築法上、階段をつけないわけにはいかないらしい。なので、ベランダから壁に梯子をつけて、いざと言う時はそれを使うという案を出したことがある。でも、それはそれで怖いよな。だって、エレベータを使わず、そんな階段を使わなければならない時って、多分大きな災害が発生した時だ。そんな時、命綱もない梯子を下りてくるって相当じゃない?…そんな話をしていたことを思い出した。
 
大森から蒲田へ。
蒲田は仕事で、結構通っていた町。
でも、基本お客様のいた町と言うだけかな。
確かユザワヤがここ発祥なんじゃなかったか。
詳しくは知らないけれど、少し前(年寄りの「少し」だから何十年か前かも)は、布切れが欲しいとかそういう話になると「ユザワヤに行きたいから、蒲田行ってくる」と言う流れが普通だった気がする。
 
そういえば、私は22~3歳くらいまで蕎麦が食べられなかった。
幼少の頃、いたずら好きな叔父が「おいしいぞ」と日本酒とわさびたっぷりの蕎麦を食わせてくれたおかげだ。
蕎麦は強烈にまずいものと信じて疑わなかったのだけれど、その当時勤めていた会社の社長とこの町の客先に出向いた時、社長が「無性にそばが食いたい」と駄々をこねたので、仕方なく折れた。結果「何でこんなうまいものを毛嫌いしていたのか!」となったありがたい街でもある。
(なのに写真1枚も撮ってこなかったww)
 
都区内パスはここまでしか来られない(この先は川崎、神奈川県になっちゃうので)。なので、ここで引き返し、今度は山手線で五反田へ。
 
先にも書いたけれど、上京1年目は戸越付近に住んでいた。戸越公園から東急線に乗るか、中延から地下鉄浅草線に乗るかと言うのが都会に出る手段だった。浅草線に乗っても五反田や品川に出ることができるだけ。そこから国鉄に乗って渋谷なりに行くには苦学生には高額な電車賃がかかる。翻って戸越公園から東急線に乗れば、旗の台乗り換えで五反田へ、大岡山乗り換えで目黒へ、自由が丘乗り換えで渋谷に、いずれも100円未満で行けた(と記憶している)。本当ありがたかった。当時はATMが連携なんてしていなかったので、地方の銀行に仕送りがある苦学生は、最後の最後まで、その地方銀行がある最寄り駅までの交通費だけは残しておかなければ死活問題になったものだった。私の場合は、目黒駅に行かなければ地方銀行のお金をおろせなかった。地下鉄+国鉄では200円を超える大金が必要だったのだ。ちなみに、当時の私は1週間の全生活費が100円だった時もあった。要は2週間分の生活費がただ電車に乗るだけで消える…いかに電車代が死活問題だったかお分かりいただけるだろう。
 
五反田と言えば、上京して知り合った友達とコミケ(当時は川崎で開催されていた)に一緒に行く約束をして、五反田で待ち合わせた。
しかし、4時間待っても会えなかった。当時は携帯電話も何もなかった時代だったからね。私はJRで、友達は東急の五反田駅で待ち続けていたというオチ。どれも懐かしい話だ。
 
次は恵比寿。ビール工場がなくなって久しいが、私の中ではそちらのイメージがまだ強い。なくなった後の恵比寿には1度しか降りた事がなかった。それくらい縁のない街。
 
ここでも見つからなかったし、もう疲れてきたので、今日の散歩はここまでにしようと言う事になった。
ではどう帰るか。
  1. 渋谷から銀座線にのって地下鉄を乗り継いで
  2. 新宿から飯田橋へ出て地下鉄に乗り換え
  3. 新宿からバスで
  4. 高田馬場でタレカツを食べバスで
  5. 池袋から歩く
  6. 池袋から地下鉄

ここまで考えてから「あ、上野に出るのがいいんじゃね?」と思い立った。上野にもKALDIあるし、そこからならバスで帰れる。何よりも恵比寿から上野まで30分ほど山手線でのんびり休める。

と言う事で上野駅に行く。

そして一番最初にしたのは、近郊ではなく地方と結ぶ列車が発着するホームを見に行った。

そう、新幹線が開通する前は、この辺りから夜行急行とか特急で新潟に帰っていたのだ。

私は電車が本当に苦手だったので、上京した年のGWは親が切符を送ってくれたので、ここから特急に乗って帰郷しようとしたのだけれど、大宮で「もう乗りたくない」と頭痛がして降りてしまったのも懐かしい思い出だ。

 
そして上野のKALDIにも在庫はなかった。
多分、「ぬって焼いたらカレーパン」っていうのは、どこかの誰かが想像で作ったものなのだろう。現実の世界には存在しない何かだ。
 
上野駅からバス停までは結構歩くので、1駅電車に乗って御徒町へ。今日も月がきれい。
 
上の写真と逆方向道路の先に光っているのは多分精養軒。この左手が不忍池で裏が上野公園。その先が上野駅だ。
ここまでの写真はすべてiPhone8。
X100Tは持って行ったのだけれど、今回は買ったものをどんどん詰め込んだのでカメラを取り出しにくくなってしまった。大きな深いバッグで行くものじゃないと改めて学習した。
 
さて、今日KALDIで買ったもの。(ここからX100Tで撮影)
KALDI大井町店で殻つきマカダミアナッツと海苔鍋つゆ。
 
 
五反田店でいぶりがっこのタルタルソース×2つ
いぶりがっこは大好きだし、これが洋食とよく合うのも実感している。そこでタルタルソースになっているというのを見たら、ついつい2つひっつかんでいた。
 
 

さて、帰宅して早速マカダミアナッツを食べようとしたら、袋の裏に

専用の殻割り器を使って殻を割ってください

と書いてある。ふざけんなー!

ネットで調べたら、成城石井で販売されるマカダミアナッツは袋の表に「専用の殻割り器が必要です」と書かれている。これが店の格の違いか…と言いたくなるよな。

 

ネットで割り方を調べた。

専用の殻割り器っていうのを見て、昔買ったくるみ割り器を思い出した。四角い筐体にくるみを詰めて、上からねじ式の蓋をねじ込んで割るというものだったが、クルミを握力で握りつぶせる人ならそれで割れるかもしれないが、それすらできな人に梃の原理で1の力を数倍にするような機構が何もない×1倍の人力でいくらネジを締めこんだって割れる筈がないって事を学習させてくれただけの代物だった。

ネットで見るマカダミアナッツの殻割り器も安いものは同じ原理だ。

 

専用の殻割り器を使わない方法として、「万力で割る」というのと、「トンカチでぶったたく」と言うのを見つけた。

 

まずはトンカチよりは飛び散らないだろうという予想から万力…ここでも前述の「自分の握力で…」を体感。

万力を占めるハンドルに鉄パイプでも通して、力点を遠くにすれば、話は別かもしれないが、この程度の長さでは殻の硬さの勝ち。

大体、土台にしている机は工作用の傷ついたり汚れたりする前提のものではなく、貧乏なり頑張って買った机だ。思い切り力をこめたら万力を固定する台座が机を削っちゃうよ。

仕方ないからこの万力の上にナッツを置いてトンカチで叩いた。
少し飛び散ったけど、無事ナッツを食べることができた。
でも、飛び散った殻を掃除し逃すと狂暴な狂気に変身する。叩く場所を考えるか、飛び散らない方法を考える事にする。
 
最後にこれが今日活躍してくれた都区内パス
15,000歩ほど歩けたし、あちこちの駅で降りることができたので十分元が取れたと思う。またこんな散歩をしたいものだ。
 
まだ余裕があるので、明日は地下鉄フリー切符を買って今日のリベンジをしようかなんて妻が乗り気でいる。
そこまでKALDIに固執しなくてもいいぞー…
 

lummoxのお気に入り