今年の気化冷却装置の理想形は、負圧水槽状態で冷却すること。

 

現状では、単に大きいペットボトルの中に500mlのペットボトルを固定してキッチンペーパーをかぶせているだけ。

 

それをもう少し工夫して、負圧水槽の様に内部(上部)に固定する方のペットボトルの内側を満水状態にして、気化時に発生する冷熱を確実に水槽の底面方向に流れる様にしたい。

 

ということで、現在適当な容器を選定中。

 
 
気化用の水と内部の循環用水を完全に分離して中の循環用水に墨汁で色付けし、水槽内の熱をより効率良く吸収・放散させるようにヒートパイプ状態の運用も考えてみたが、水槽底面にそれがある時はともかく、装置の先端に来た時に太陽光の熱を吸収してしまうことを考えると現実的ではない。
 
しかし、遮光できる容器でそれをやれば、可能かな。
 
銅は、水棲生物への毒性があるので却下。
 
アルミなら、加工さえ出来れば、上部はアルミ、下部はガラス?
 
そうした事も考えつつ、違う材質をつなげた時の止水性能とか、別途必要となる気化用の水の容器の固定方法とか適当な手段が思いつかないので、今年はペットボトルで作る予定。
 
 

今年は、石巻貝保護のために外気温度が32℃を超えたら水槽に保冷剤を投入する予定にしていたが、34℃を超えた今でも実施していない。

 

現在、昨年とは違って金魚水槽の苔が食べ尽くされていないので金魚と同居中ということもあり、設置場所が厳しかったガラス水槽よりも温度条件は緩和されている模様。

 

水温を測ってみると、外気温度が34℃を超えていても昼間の水面で28℃程度。

 

今年は、大小のペットボトルと洗えるキッチンペーパーを組み合わせた塔の様な形の気化冷却装置を水槽内に設置しているのも多少は役立っているのかもしれない。

 

外気温度ー6℃。

毛細管現象で水を吸い上げているキッチンペーパーの表面温度では26℃の部分もあるので、もう少し工夫の余地があるかもしれない。

 

しかし今後は昨年同様であれば外気温度は36℃を超えてくるはずなので、その際には保冷剤の投入もやむなしか。

 

とりあえず、現状はかなり調子が良さそうではある。

 

 

なお、気化冷却に使用する水は大きい方のペットボトルの中に入れた水道水で、飼育水は蒸発させてはいない。

当然ながら勝手に蒸発しているとは思うが、飼育水を積極的に蒸発させると同時に様々なものが飛びそうなので。

 

 

オーニングも遮光ネットも2枚重ね自体は既に実施中。(オーニングで記事にしたのは2020年7月が最初かな)

 

そして、確かな効果を実感している。

 

ただ気になっているのは、太陽光に対して色が薄い(明るい)方が表にある方が良いのか、逆に色が濃い(暗い)方が表にある方が良いのかということ。

 

太陽光とその熱は、それが当たった物体の表面でかなりの量が反射・散乱される。

 

ということで、

まず、色が薄い方を表(外側)にしていた方がいいのかと思ったが、色が薄いものは光と熱の透過もそれなりにある。

表側で散乱されていても、裏側の色が濃い方で透過した分が吸収され、その上表側との間にこもることになる。

そして、色が濃い方の温度も上がる。

色が濃い方が赤外線の放射も大きくなるので、部屋側への放射熱量もそれなりに大きくなりそう。

 

次に、色が濃い方を表にした場合、太陽光のかなりの熱量を受け止めることになるので、それ自体の温度がかなり上がり、裏側との間に熱がこもる。

そして、赤外線放射を行って色が薄い方を透過して部屋の方へ、、、?

いや、赤外線それ自体は割と簡単に遮蔽されるし、色が濃い方の温度上昇分の多くは部屋とは反対側の外の空気へと逃げていく。

 

こうして書いてみると、色が濃い方を表側(外側)にした方が効率的に光と熱を遮断出来そうではある。

 

そういえば、10年以上前、夏でもスーツを着る営業マン用の日傘として外側が黒で内側はシルバーになっている物があった。

内側のシルバーがアルミ蒸着だった場合、路面からの照り返しを受けて中がオーブン状態にならないのだろうかと思っていたのだが、結構涼しそうに見えた。

 

現状、色が薄い方を外側にしてそれなりに効果を感じているが、色が濃い方からの赤外線放射も感じているので、入れ換えてみることにする。

 

夜間は部屋の方の熱を吸収して大気へ放出してくれそうではあるが。

 

実際の所、やってみるのが一番早い。

 

夜間のベランダでの体感では、濃い色を外側にしたら蒸し暑さが軽減された。
 
 
追記
 翌日の朝は室温高め、夕方も同様だったので、外側に薄い色をセットすることにする。
 
 最初にどれだけ熱量を逸らすのかが重要なのかもしれない。
 
 
 

先日、外装の交換と内部の配置を入れ替えたセリアの腕時計でちょっとした問題が発覚、そして対応を実施。

 

その問題とは、時刻の精度が低い、ということ。

 

1日で約10秒も遅れていた。

 

月差±15秒というのが普通だと思っていたのだが、調べてみると100均だけによくあることの様で、しかしダイソーのブループラネットでは気になるほどでは無かったような。

 

ダイソーの方を確認して見ると、前回時刻合わせをしてから若干遅れてはいたけれど、許容範囲といえばその程度のものだった。

 

精度を高めるためには水晶振動子を高精度なものに入れ替えれば良いらしいけれど、わざわざ入手する必要がある上にとても繊細で微細な作業をしなければならないということで現実的ではない。

 

そこで、予備として保管していたベルトを流用した方のムーヴメントの動作状況を確認してみた。

 

すると、しばらく放置していた期間で多少進んではいたが、時刻を合わせなおしてから12時間ほど待って様子を見てみると1日に1秒未満程度の進み具合の模様。

 

その程度であれば、現状の1日10秒遅れよりはるかにましなので、すぐさまそれと入れ換えた。

 

なお、ここまでやっても、まともな時計に近づいた、というだけのこと。

 

基本的に防水性能は無いし、改造したので防塵・耐振・耐熱性能も(もともと無かったかもしれないが)ほぼ無くなっている。

 

取り柄は、見やすいという事くらいかな。

 

先日までチプシチのアナログ時計を使用していたが、その品質の高さを改めて認識することになった。

 
とはいえ、水には気をつけつつも使えることは使えるので、しばらくは使う予定。
 
 

セリアで売っていた100均の腕時計を改造してみた。

 

本来(?)は、チプシチのベルト移植元としての存在だったのだけれど、最近、デジタル腕時計の方が良いかなと思うようになったので。

 

とはいえ、今の所、価格とデザインと見やすさのバランスが取れているものが無かったので、手っ取り早く身近にあったもので応急的対応を実施。

 

その結果がこちら。

 

 

ベースとなったセリアのデジタル腕時計は、表示される数字の大きさは及第点なのだが、いかんせん視認性が悪い。

 

少しでも高そうに見える事を狙っているのか薄っぺらくはない本体ではあるが、そのせいで肝心の液晶画面が奥に引っ込んでいる状態になってしまっている。

 

そのため、時刻を確認するためにはまっすぐに覗き込む必要があり、少しでも斜めから見ると数字が隠れてしまって、あまり実用的ではない。

 

その代わりに表示切り替え用のボタンは、ダイソーのブループラネットよりも大きくて操作しやすい。

 

液晶画面がよく見える様にすればある程度の使い勝手は出てくる。

 
 
ということで、特に意味のないデザインだけの風防を取っ払ってプラ板と入れ替え、ムーブメントが更に後ろになる原因になっていた内部の黒カバーを背面側へ。

(風防は、背面のネジを外し、ムーブメントと黒カバーを取り出した後、内側から慎重に押してやれば押さえの外枠ごと外れる。強引に斜めに押すと外枠の固定ピン(4本)が折れる危険性がある)

 

黒カバーを背面に移した結果内部の前後位置がずれたが、設計に余裕があるので、改造後もボタン操作による表示(時刻、月日、秒)の切り替えは可能。(もちろん時刻合わせも)

 

デザイン的にも、これもありかな。(性能の要の水晶振動子も見えている)

 

ただ、標準状態でさえ「非防水」な腕時計が、更に水に弱くなってしまった。(多分)

 

せめて日常生活防水程度でもあればいいのだけれど。

 

機能は同じで構わないので、300円位で防水にしてくれないかなと思いつつ。(非防水の腕時計に110円以上払うつもりはない)

 

その際、風防は完全な透明にしてくれるとより良し。