楽しさを感じなかったことの弊害~宗教二世の場合 | 生きづらさを抱えたまま50代を過ごす元JW2世のつぶやきブログ

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生きづらいのは、自分に原因があるのか、脱会したとはいえ思春期にうけたJWの教えの後遺症か。。。
同じ思いで生きている人の助けになれば、私の経験も無駄ではないかもしれません。還暦近くになって離婚となりそうな話も。

 

昨日の続きです。

 

楽しさを子ども時代に経験できなかった宗教二世は

どうしたらいいのか。

 

私なりの考えです。

 

その前に 心理学者の加藤諦三先生の本でなるほどなと思ったことをご紹介しますね。

 

 

 

 

「子どもは親に遊んでもらうことが大切だが、

それはあくまでも<感謝をする必要がない関係>である」

 

遊んでもらったことを親に感謝しなければいけないなら、

本当の意味で遊んでもらっていない。

というのです。

 

 

「食べさせてもらった」

「連れて行ってもらった」

を感謝しなければいけないというのは

「心が触れ合う喜び」を体験できていない ということ。

 

そうなると

誰かといるのが苦痛になる。

 

 

ちょっと切ない話ですが

私も子ども時代に なにかと

「お父さんに感謝しなさい」

「天の神様に感謝しなさい」

と言われて育ったので 沁みました。。。

 

 

 

 

~ならばどうするか

 
楽しませてもらっている事へ感謝しなければいけなかった環境は
どこか他人といる事が苦痛な私になってしまいました。
 
親と楽しんだ記憶がないのは
残りの人生で人と親密になれない という型を作ってしまうから。
 
 
さらにそもそも
私たちは「楽しむ」ことがいけないことだと思って成長しました。

 

親や宗教からは「楽しむ」ことは終わりの日が来てから
と言われていました。
今は そんなことをやっている時ではないと。
 
いいのです。
納得なんかしなくていい。
 
 
だけど 
あの時そうできなかった自分が悔しい。
戻ってこない子ども時代を永遠に失ったことが悔しい。
 
そういった思いがいつまでも心の中にある。
いつまでもそのことが気持ちの中から消えない。
 
 
それは苦しいことですよね。
 
周りからは
「今は宗教から出たのだから過去のことはもういいんじゃない?」
と言われたり
 
自分の心の中でも
「いつまでも恨み言を言ってる自分は情けない」
 
などと思ってしまう。
 
 
 
 
そんなとき結局どうするのが一番かというと・・・
 

 

気の済むまで恨み言を言えばいい
 
と思うのです。
(ずいぶん乱暴な言い方ですが…)
 
ただ、宗教二世のあなたにだから言うのです。
 
 
私たちはたくさんたくさん我慢していました。
 
こんなことは言ってはいけない。と自分の気持ちにフタをしてきました。
 
それが、今、出てきちゃっているだけなのです。
 
 
「シュールストレミング 」という北欧の缶詰を知っていますか?
フタをした缶詰の中でニシンの酢漬けがずっと発酵し続ける食べ物です。
 
缶の中で
発酵が進み、缶そのものが膨れることもあるそうです。
開缶時には世界一臭いにおいが広がる、と言われていたりします。
 
 
 
二世のフタをした心の中を思う時
いつもこの話を思い出します。
 
フタをされた中で、いろんな思いが発酵し続ける。
隠したつもりでも腐り続ける…
もうパンパンになるほど中で膨らんで。
 
 
発酵はフタを開けて、中身を取り出さない限り止まらない。
 
フタの中の発酵は、
通常よりも濃い発酵なのではないかとも思うのです。
 
 
 
~何が言いたいかというと、
 
全部、ぶちまけてしまわない限りスッキリしないかもしれない。
ってことです。
 
出し切ってしまったら発酵は終わる。
 
だけど、残しちゃうから、またそれがふつふつと発酵し続ける。
 
あなたの思いを缶の中から解き放って
空に昇華させてあげたらいいんじゃないかと思うのです。
 
 
いつまでも苦い思いを手の中に握りしめているのは
苦しいから。
 
安全な場所で、
安全に開封して
お空へ見送ってあげたらいい。
 
必ず屋外、できれば水の中で開缶するよう書いてあるそうですよ。
 
 
 
そうしてスッキリさせた後に
見えてくる道を
歩いていく方がいいんじゃないかと思うのです。

 

 

 

あなたはあなたの人生を生きていいのです!

 

 

 

だって、あなたの人生だもの。
あなたがのびのびと楽しめる人生を歩んでください。

 

 

 

 

今日はここまで。

 

何度も言います。

 

 

 

「宗教二世が生きづらいのは あなたのせいではない。
 あなたが悪いんじゃない」

 

 

 

とにかくまず、気づくことから始めましょう。

 

 

 
 
二世全てに知ってほしい。
二世全てに楽になってほしい。
 
 
心の底からそう思うから、少しづつ書いていきます。

自分のアンテナに引っかかった事だけでいいので読んでみてください。

 

 
 
私が少しずつ楽になれたように
あなたの心が癒されていきますように。

 

 

 

 

 

宗教二世は 「AC of 宗教」だと思うのです。

ACoR (アダルトチルドレン・オブ・レリジョン(religion =宗教

と呼ぼうと思います。

 

アダルトチルドレンは「ACoD」という言い方もあって

それは AC of dysfunctional family  つまり「機能不全家族」で育ったという事です。

 

<機能不全家族>

家庭として機能していない家族。

子どもにとって、唯一無二の居場所である家庭が機能していない。

そんな環境で育っても、子どもの頃はそこしか知らないのです。

そこしかないのです。

私たちも そこで生きていくしかなかったよね。

 

だから、そこで生き延びるすべを身につけた。

それが、大人になった今生きづらさの大元になっている。

 

だから、あなたにも知ってもらいたいのです。

 

私たち宗教二世は 「ACoR」 です。

宗教により「機能不全」に陥った家庭で子ども時代を過ごし、大人になったACoRです。

アダルトチルドレン なのです。

 

 

 

 

≪宗教二世のための相談会≫

 

6月満席です。
また7月の予定はUPしますね。

 

クローバーカウンセラーとしての私についてクローバー

☆某公的機関教育相談員10年間
 (電話相談)
☆精神対話士 20年間
 (対面相談)
☆私立幼稚園連盟相談員

今まで傾聴カウンセラーとして
およそ800件の相談を受けてきました。

これからのカウンセリングは
傾聴からもう一歩踏み込んで
≪自分の問題の根っこを見つけにいく≫
というスタンスでお聴きします。

自分の ”生きづらさ” が
どこから来ているのかを
様々な手法で見つけていきます。


クローバー本気で人生を楽にしたい方が
  少しでもラクに生きていけるよう
  心を込めて聴かせていただきます
  

 

インスタもみて欲しいな。