今日はずいぶん前からあたためていた事を公開します。
この春、やっと何か憑き物が落ちたというか、すっきりしたというかはっきりしたので。
「アダルトチルドレン」という言葉を知っていますか?
アダルトチルドレンとは「安全な場所」として機能しない家族の中で育った人のことです。
(ふつうは、家族って一番安全で安心できる場所なんです)
ところがアダルトチルドレンは
緊張した空気の家庭の中で育ったため、親との関係でトラウマを負った人です。
NOが言えない
感情を素直に表現できない
自己肯定感が低い
愛情にじつは飢えている
などなどの特徴がみられます。
もともとはアルコール依存症の親の元に育ち大人になった人のことで
ACoA (アダルトチルドレン・オブ・アルコホリック)と呼ばれます。
私は、宗教二世は 「AC of 宗教」だと思うのです。
ACoR (アダルトチルドレン・オブ・レリジョン(religion =宗教)
と呼ぼうと思います。
アダルトチルドレンは「ACoD」という言い方もあって
それは AC of dysfunctional family つまり「機能不全家族」で育ったという事です。
<機能不全家族>
家庭として機能していない家族。
子どもにとって、唯一無二の居場所である家庭が機能していない。
そんな環境で育っても、子どもの頃はそこしか知らないのです。
そこしかないのです。
私たちも そこで生きていくしかなかったよね。
だから、そこで生き延びるすべを身につけた。
それが、大人になった今生きづらさの大元になっている。
私がこの言葉を使おうと思ったのは、二世から生きづらさをなくすには
まず自分の状態への自覚が必要だと思うからです。
自分が生きづらいことを自覚する。
生きづらさの理由を理解する。
そのための鍵として「アダルトチルドレン」というキーワードを使おうと思います。
誤解しないで欲しいのですが
親を責めるための自覚ではないのです。
誰かに罪の判定を下したり、恨んだり、怒りの対象にするつもりはないのです。
ただ、ただ、私が
「二世がなぜこんなに辛いのか、生きにくさを抱えて何年も過ごさなくてはいけないのか…」
その理由を自分なりに知りたいと、あれこれ探った末にたどり着いたキーワードです。
私、春海自身も自分が「宗教によるアダルトチルドレン」であると自覚したことで
知りたかった「 なぜ? 」が腑に落ちていきました。
この鍵が、ACoRというキーワードがあったから、自分のことが許せたし、ありのままの自分でいいと思えるようになりました。
余談ですが、キーワードって大事ですよね。
私たちはあの夏の事件の後、「宗教二世」というキーワードを手に入れたことで随分自分を語りやすくなったように。
あれ以来、多くの宗教二世が動き始めました。
言葉で自分を表現できるのは、一種の自由を手に入れた感がありましたよね。
だから、あなたにも知ってもらいたいのです。
私たち宗教二世は 「ACoR」 です。
宗教により「機能不全」に陥った家庭で子ども時代を過ごし、大人になったACoRです。
アダルトチルドレン なのです。
≪宗教二世のための相談会≫
お休みしていましたが再開します。
スケジュール詳細は
ここからご覧ください。
☆某公的機関教育相談員10年間
(電話相談)
☆精神対話士 20年間
(対面相談)
☆私立幼稚園連盟相談員
今まで傾聴カウンセラーとして
およそ800件の相談を受けてきました。
これからのカウンセリングは
傾聴からもう一歩踏み込んで
≪自分の問題の根っこを見つけにいく≫
というスタンスでお聴きします。
自分の ”生きづらさ” が
どこから来ているのかを
様々な手法で見つけていきます。
本気で人生を楽にしたい方が
少しでもラクに生きていけるよう
心を込めて聴かせていただきます